DPOの見方をわかりやすく解説 オシレーター系インジケーター

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指標は株式市場における価格変動やトレンドを分析するための情報を提供するものですが、必ずしも指標通りに市場が動くわけではありません。株式市場の価格は、経済状況、企業業績、ニュースや出来事、その他多数の要因によって複雑に影響されます。

取引における最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。本記事の内容を参考にして行われた取引による損益について、一切の責任を負いかねます。株式取引はリスクを伴う投資行動であり、元本割れや損失が発生する可能性があることを十分ご理解いただいた上で慎重にご判断ください。

DPOについて

DPOの概要

Detrended Price Oscillatorインジケーター

DPO

概要 DPOは、価格のトレンド成分を取り除き、価格の循環的な変動や短期的な過熱感を測定するためのオシレーター系指標です。主に短期サイクルの分析やトレンドのピークとボトムを特定するのに使用されます。

かんたん解説 DPOは、移動平均線を基準に現在の価格との差を計算します。プラスの値は価格が移動平均線より上にあることを示し、マイナスの値は移動平均線より下にあることを示します。
  • トレンドを排除
    トレンド成分を取り除くことで、価格の循環的な動きを強調します。

  • 短期サイクルを分析
    価格が移動平均線に対してどの程度乖離しているかを確認します。

  • ピークとボトムの特定
    価格の上限と下限を把握し、売買タイミングを判断します。

評価 6/10 認知度は低めで、補助的に使われることが多い。

DPOの長所

  • 短期サイクルに特化
    短期的な価格変動を強調し、トレンド成分を除去できます。

  • トレードタイミングの補助
    ピークとボトムを視覚的に確認でき、売買のタイミングを測定できます。

  • 単純な計算
    移動平均と価格の差を取るだけで簡単に計算可能です。

DPOの弱点

  • トレンドの方向性を示さない
    DPOは価格の乖離を測定するため、全体的なトレンドを確認するには他の指標が必要です。

  • 長期的な分析には不向き
    短期的な動きを分析する指標のため、長期トレンドの把握には適していません。

  • 期間設定の影響
    設定する移動平均の期間によってシグナルが大きく変わります。

DPOの見方

DPOの数値について

  • プラスの値
    価格が移動平均線より上にあり、上昇傾向が続いていることを示します。
  • マイナスの値
    価格が移動平均線より下にあり、下降傾向が続いていることを示します。
  • ゼロ付近
    価格が移動平均線に近い状態で、方向性が弱いことを示します。

DPOのサンプルチャート

以下は実際の2024年8月から12月までのTOYOTAの株価とDPOのグラフです。

 

DPOでの売買シグナル

  • ピークからの下降
    DPOが上昇してピークを迎えた後、下降に転じた場合、売りシグナルとなります。
  • ボトムからの上昇
    DPOが下降してボトムを迎えた後、上昇に転じた場合、買いシグナルとなります。

DPOと他の指標との併用

DPOは、他の指標と組み合わせることで、分析の精度を高めることができます。

  • MACDとの併用
    MACDでトレンドの方向性を確認し、DPOで短期的な変動を補足します。

  • RSIとの併用
    RSIで過熱感を確認し、DPOで価格のピークやボトムを補足します。

DPOの計算式(参考)

DPOは以下の手順で計算されます。

  • 計算式

    DPO = 価格 n 期間の移動平均

    移動平均は現在ではなく、過去の一定期間(一般的には半期間:n÷2 + 1日)分だけシフトさせたものを使用します。

まとめ

DPOは、価格の短期的な変動やピーク・ボトムを特定するのに役立つ指標です。トレンド成分を排除してサイクルを強調するため、短期トレードに適しています。他の指標と組み合わせることで、さらに精度の高い分析が可能になります。

インジケーターについて

インジケーターの弱点

  • 過去データに依存
    インジケーターは過去の価格や取引量を基に計算されるため、未来の価格変動を完全に予測するものではありません。予期せぬ中央銀行の発表や突発的な事態、政治動向の急変などには対応できません。
  • 遅延が発生する
    特に移動平均のようなトレンド系指標では、価格変動に対して反応が遅れるため、急激な変動に対応しにくい場合があります。
  • ノイズへの敏感さ
    短期指標では価格の一時的な動き(ノイズ)に敏感になりすぎ、誤ったシグナルが出やすいことがあります。
  • 単独使用の限界
    一つの指標だけでは情報が偏り、相場の全体像を正確に把握できないことが多いです。

インジケーターの弱点への対応策

  • 複数指標の組み合わせを意識する
    一つの指標に頼らず、異なる種類の指標(トレンド系とオシレーター系など)を組み合わせて使うと精度が向上します。
  • 市場環境に合わせる
    インジケーターの効果は、トレンド相場かレンジ相場かによって大きく異なるため、適切な指標を選ぶことが重要です。
  • 過剰な複雑化を避ける
    多くの指標を同時に使うと混乱を招き、明確な判断が難しくなることがあります。シンプルな組み合わせを心がけましょう。
  • ファンダメンタルズも考慮する
    インジケーターは価格の動きに焦点を当てているため、経済指標やニュースなどのファンダメンタルズを無視すると重要なリスクを見逃す可能性があります。
  • 相場の変化に注意
    過去に効果的だった指標や設定が、相場の状況が変わると機能しなくなることもあります。定期的な見直しが必要です。

株式市場における各種指標

ファンダメンタルズ指標
| EBITDAマージン | EPS | PBR | PER | ROA | ROE | ROE拡張 | VWAP | インタレストカバレッジレシオ | キャッシュ比率 | フリーキャッシュフロー | 出来高 | 営業キャッシュフロー | 営業利益率 | 固定比率 | 売上高成長率 | 売買代金 | 当座比率 | 流動比率 | 純利益率 | 自己資本比率 | 負債比率 | 貸株金利 | 配当利回り | 配当性向 | 配当成長率 | 信用倍率 |
信用取引関連指標
| 信用期限到来残高 | 信用残高 | 信用貸株金利 | 回転日数 | 日証金速報 | 空売り残高 | 空売り比率 | 融資残高 | 貸株残高 | 貸株金利 | 逆日歩 |
トレンド系テクニカル指標
| EMA | HLバンド | Variable Volatility Stops | パラボリック | ピボットポイント | フィボナッチ(戻り・ザラ場) | フィボナッチ(戻り・終値) | フィボナッチ(新値・ザラ場) | ボリンジャーバンド | 一目均衡表 | 単純移動平均線 | 回帰トレンド |
オシレーター系テクニカル指標
| Aroon-Indicator | Aroon-Oscillator | ATR | CCI | DMI | DPO | MACD | RCI | RSI | UOS | ウィリアムズ%R | サイコロジカルライン | ストキャスティクス | ポラティリティレシオ | ボリュームレシオ1 | ボリュームレシオ2 | モメンタム | レシオケータ | 標本標準偏差 | 標準偏差 |