古文

古典文学 和歌

勅撰和歌集 言の葉データベース

八代 古今 後撰 拾遺 後拾遺 金葉 詞花 千載 新古今

哀傷 離別 羈旅 ほか
古今 135 33 145 29 360 22 34 41 16 285
後撰 146 70 226 64 568 58 64 229
拾遺

78

82

59

77

77

48

379

64

38

51

78 53 267
後拾 164 70 142 48 228 36 69 39 35 387
金葉 97 50 111 51 143 27 25 146
詞花 50 31 59 20 85 11 15 144
千載 135 90 161 89 318 35 61 22 47 330
新古 174 110 266 156 446 50 100 39 94 543

1061

513

1264

505

2591

328

342

298

192

2331

%

11.2

5.4

13.4

5.3

27.4

3.4

3.6

3.1

2

24.7

※拾遺集の下数値は雑春、雑秋、雑恋、雑賀の数です。
※後撰の賀哀傷、離別旅は賀、離別として計算しています。
※神楽歌、釈教、紙祇、大歌所などは雑に含めています。

百人一首 言の葉データベース

百人一首 

六歌仙

六歌仙

僧正遍昭 在原業平 文屋康秀 喜撰法師 小野小町 大友黒主

古典文法

動詞の活用

和歌の修辞 表現技法

枕詞

和歌の言葉

あふさか(逢坂) さくら ほととぎす

参考文献等

旺文社:全訳古語辞典 第五版・図解全訳古語辞典

岩波文庫:各和歌集

講談社学術文庫:各和歌集

角川ソフィア文庫:各和歌集・ビギナーズシリーズ

Z会:古文上達

記事一覧

スポンサーリンク
古文

枕詞 「たらちねの/垂乳根の」の和歌集 万葉集と古今、拾遺、新古今から29首!

「たらちねの」の歌簡単な説明 「たらちねの」は母、親にかかる枕詞。 「垂乳根の」と書く。垂乳根は母、両親のこと。父も言う。 「垂乳女(たらちめ)」を母、「垂乳男(たらちを)」を父とするようになった。解説「たらちねの」は、特に「母」に関する表現でよく使われる枕詞です。この枕詞は「母」の前につけて使うことで、母親への愛情や...
古文

枕詞 「あまとぶや」の和歌集 万葉集、拾遺から8首!

「あまとぶや」の歌簡単な説明 「あまとぶや」は雁(かり)、鳥、軽(かる)、領巾(ひれ)の枕詞。「天飛ぶや」と書く。 空を飛ぶことから雁の枕詞となっている。 軽は軽いということではなく、奈良橿原にある地名で雁に音が似ているため枕詞がかかるとされている。 拾遺に一首ありますが、柿本人麻呂であることから万葉集の時代の枕詞と考...
古文

枕詞 「いそのかみ」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、後拾遺、詞花、新古今から33首!

「いそのかみ」の歌簡単な説明 「いそのかみ」は布留、古る、降るにかかる枕詞。「石上」と書く。 石上は奈良(大和)にある地名で、布留も奈良にある地名。 奈良に由来するが万葉集に限らない。解説「いそのかみ」(石上)は、「古る」「振る」「布留」などにかかる枕詞です。「石上」は奈良県にある石上神宮やその周辺の地名を指し、古代か...
スポンサーリンク
古文

枕詞 「うまさけ(味酒)」の和歌集 万葉集から6首!

「うまさけ」の歌簡単な説明 「うまさけ」は「三輪、三室、鈴鹿、神奈備」などの枕詞。「味酒」と書く。「うまさけの」「うまさけを」となることも。 神にささげる「神酒(みわ)」から、三輪、三輪の別名「三室」にかかる。 三輪山は奈良桜井にある山で、古事記、日本書紀における三輪山伝説の舞台。 「神奈備」は「いしはしる」が枕詞とな...
古文

枕詞 「おきつもの」の和歌集 万葉集から5首!

「おきつもの」の歌簡単な説明 「おきつもの」は「名張(なばり)、靡く(なびく)」などの枕詞。「沖つ藻の」と書く。 「沖つ藻」は沖に生えている藻で、波に隠れる様から隠れるを意味する「なばる」、「なびく」にかかる。 万葉集で用いられている。解説「おきつもの」(沖つ藻の)は、「靡く」「島」「潮」などにかかる枕詞です。「沖つ藻...
古文

枕詞 「おほともの(大伴の)」の和歌集 万葉集から16首!

「おほともの」の歌簡単な説明 「おほともの」は「見つ」などの枕詞。「大伴の」と書く。 大阪の御津という地から、「見つ」にかかる。「おほともの」の歌集ごとの数と割合万葉古今後撰拾遺後拾金葉詞花千載新古15000000010.300000000.1※上は歌の数、下は割合(パーセント)です※カウントは枕詞、そのままの意味の両...
古文

枕詞 「たまだすき/玉襷」の和歌集 万葉集と古今和歌集から16首!

「たまだすき」の歌簡単な説明 「たまだすき/たまたすき」は「うね、かけ」などにかかる枕詞。 玉襷と書く。襷とは、袖を束ねるために肩にかける紐のこと。 たすきを、項(うなじ)にかけることから、「うなじ」→「うね」、「かける」→「かけ」にかかる。解説「玉襷」は、玉のように美しい襷(たすき)を指し、衣服を束ねるために用いられ...
古文

枕詞 「たまづさの/玉梓の」の和歌集 万葉集と新古今和歌集から18首!

「たまづさの」の歌簡単な説明 「たまづさの」は使ひ、妹にかかる枕詞。 「玉梓の」と書く。玉梓とは手紙のこと。また、手紙を運ぶ使者のこと。 使者は梓の杖を持ったことから、「玉梓の」で使ひ、妹にかかる。妹は姉妹の妹に限らず、妻や恋人も含まれる。解説「たまづさの」(玉梓の)は、「使い」「手紙」「言(こと)」などにかかる枕詞で...
古文

枕詞 「たまもかる/玉藻刈る」の和歌集 万葉集と後撰、拾遺、後拾遺、千載、新古今から20首!

「たまもかる」の歌簡単な説明 「たまもかる」は沖、敏馬(みぬめ)、辛荷(からに)などにかかる枕詞。 「玉藻刈る」と書く。玉藻は美しい藻のこと。敏馬(みぬめ)は神戸市灘区岩屋あたりの地名。 玉藻のようにという意味で「玉藻なす」でうかぶ、寄るなどにかかる枕詞もある。解説「たまもかる」(玉藻刈る)は、「沖」「草」「島」などに...
古文

枕詞 「つがのきの/栂の木の」の和歌集 万葉集から4首!

「つがのきの」の歌簡単な説明 「つがのきの」はつぎつぎにかかる枕詞。 「栂の木の」と書く。栂とはマツ科の樹木。 つがのきの→つぎつぎ、と類似の連想によって、かかる枕詞。 万葉集のみで、八代集では植物としての栂も詠われない。「つがのきの」の歌集ごとの数と割合万葉古今後撰拾遺後拾金葉詞花千載新古4000000000.100...
古文

枕詞 「つゆしもの/露霜の」の和歌集 万葉集、詞花和歌集、新古今和歌集から15首!

「つゆしもの」の歌簡単な説明 「つゆしもの(つゆじもの)」は消(け)、置く、秋にかかる枕詞。 中世以降はつゆじもとも。 「露霜の」と書く。霜よりも露の意が強く、単に露としての意味も持つ。 そのため、消えやすさから、消、葉に置かれる様から置くなどのかかる。解説「つゆしもの」(露霜の)は、「置く」「消ゆ」「白し」などにかか...
古文

枕詞 「とりがなく/鶏が鳴く」の和歌集 万葉集から9首!

「とりがなく」の歌 簡単な説明 「とりがなく(とりかなく)」は東(あずま)にかかる枕詞。 「鶏が鳴く」と書く。 朝を告げる鶏の鳴き声。そして、東から日が昇る。このことから、東にかかる枕詞となったと考えられる。解説「とりがなく」(鶏が鳴く)は、「朝」「東」「村」などにかかる枕詞です。「鶏が鳴く」は、夜明けを告げるものとし...
古文

枕詞 「にほどりの/鳰鳥の」の和歌集 万葉集、古今和歌集、後撰、拾遺和歌集から13首!

「にほどりの」の歌簡単な説明 「にほどりの(にほとりの)」は葛飾、なづさふ、並ぶ、息長(おきなが)などにかかる枕詞。 「鳰鳥の」と書く。鳰鳥はカイツブリという名の鳥。滋賀県の県鳥。鳰でもよい。「鳰の海」とは琵琶湖のこと。 水上に巣をつくる鳥で、水中を潜って魚を捕る姿から、潜く(かづく)と同音の葛飾(かづしか)、水に浮い...
古文

枕詞 「みづとりの/水鳥の」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、金葉、千載、新古今から16首!

「みづとりの」の歌簡単な説明 「みづとりの(みつとりの)」は浮き、立つ、鴨、賀茂(かも)、青葉にかかる枕詞。 「水鳥の」と書く。賀茂は鴨から。鴨の羽の色から青葉に。 賀茂は「ちはやぶる」が枕詞となることもある。 「立つ」は飛び立つことから。解説「みづとりの」(水鳥の)は、「浮く」「羽」「泣く」などにかかる枕詞です。「水...
古文

枕詞 「むらきもの/群肝の、村肝の」の和歌集 万葉集から4首!

「むらきもの」の歌簡単な説明 「むらきもの」は心にかかる枕詞。「群肝の」、「村肝の」と書く。「むらぎもの」とも。 群肝、つまり、多くの臓器(五臓六腑)に心が宿っていると考えられていたことから。解説「むらきもの」(群肝の、村肝の)は、「心」や「夜」などにかかる枕詞です。「群肝」や「村肝」は、多くのものが集まっている様子を...
古文

枕詞 「ももづたふ/百伝ふ」の和歌集 万葉集から3首!

「ももづたふ」の歌簡単な説明 「ももづたふ」は八十(やそ)、五十(い)、渡る、磐余(いはれ)などにかかる枕詞。 数を数え、100に至るという意味から、八十などにかかる。 磐余は五十から。 「もののふの(武士の)」も八十、五十にかかる。解説「ももづたふ」(百伝ふ)は、「磐余(いわれ)」「石(いわ)」などにかかる枕詞です。...