助動詞の使い方を徹底解説!肯定文・否定文・疑問文をマスターしよう mustとhave toの違いなども

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助動詞の使い方を徹底解説!肯定文・否定文・疑問文をマスターしよう mustとhave toの違いなども

助動詞とは何か?

助動詞とは、動詞の前に置かれ、動作や状態の意味を補助する役割を持つ言葉です。例えば、「can(できる)」「will(するつもり)」などがあります。助動詞を使うことで、意志や可能性、義務などを表現できます。動詞を助けることから助動詞とよばれると覚えるとよいでしょう。

助動詞の種類と使い方

英語にはいくつかの基本的な助動詞があり、それぞれ異なる意味を持ちます。以下は主な助動詞の一覧です。

助動詞 意味 例文
can 能力、可能性 She can swim. 彼女は泳げます。
will 意志、未来 I will go tomorrow. 私は明日行きます。
may 許可、可能性 It may rain tomorrow. 明日、雨が降るかもしれません。
might 可能性 I might call you later. 後であなたに電話するかもしれません。
must 義務、必要 You must finish your homework. あなたは宿題を終えなければなりません。
should 義務、助言 We should leave now. 私たちはもう出発すべきです。

助動詞の使い分け

助動詞を使い分けるには、その意味と用法を理解することが大切です。例えば、「can」は能力や可能性を表し、「must」は義務を表します。文の内容に応じて適切な助動詞を選びましょう。

助動詞の覚え方

助動詞を覚えるコツとして、例文を繰り返し読みながら、その助動詞がどのような意味で使われているかを理解することが大切です。また、助動詞ごとに異なる使い方を練習し、少しずつ慣れていくことが重要です。

助動詞の後ろに続く言葉

助動詞の後ろには、基本的に動詞の原形が続きます。例えば、「can」や「will」の後には動詞の原形がきます。

  • She can swim.(彼女は泳げる)
  • They will come.(彼らは来るでしょう)

助動詞の過去形

助動詞の一部は過去形にも変化します。例えば、「can」の過去形は「could」、「will」の過去形は「would」となります。

  • She could swim when she was young.(彼女は若い頃泳げた)
  • He would go to the park every Sunday.(彼は毎週日曜日に公園に行っていた)

mayとmightの違いは?

可能性の強さ

  • may: より高い可能性を表します。あることが起こる確率が比較的高い場合に使われます。

    • 例: It may rain tomorrow.
      (明日は雨が降るかもしれません)
      → 雨が降る可能性が比較的高い。
  • might: より低い可能性を表します。何かが起こるかどうかが不確かで、確率が低いときに使われます。

    • 例: It might rain tomorrow.
      (明日は雨が降るかもしれません)
      → 雨が降る可能性はあるが、低いと感じている。

フォーマルさ

  • mayややフォーマルな表現で、ビジネスや正式な場面で使われることが多いです。

    • 例: You may leave now.
      (もう退席してもいいですよ)
      → 許可を与えるフォーマルな表現。
  • mightカジュアルな表現として日常会話でよく使われます。

    • 例: I might go to the party.
      (パーティーに行くかもしれない)
      → フォーマルさを気にしない、日常的な表現。

過去の推量

  • might過去の推量を表す場合にも使われます。この場合、過去に何かが起こる可能性があったことを示します。

    • 例: He might have forgotten the meeting.
      (彼は会議を忘れたかもしれない)
      → 過去の出来事に対する推測。
  • mayも過去の推量に使えますが、mightがより一般的です。

    • 例: He may have forgotten the meeting.
      (彼は会議を忘れたかもしれない)

許可の意味

  • mayは、許可を表す場合にも使います。

    • 例: May I use your phone?
      (電話を使ってもいいですか?)
  • mightは通常、許可を表すときには使われません。

mustとshouldの違いは?

強制力の違い

  • must: 強い義務強制力を伴います。何かをしなければならない状況や、話し手が非常に強く「絶対にやるべきだ」と感じている時に使います。これは、法律や規則、または非常に強い必要性を表す際に使われます。

    • 例: You must wear a seatbelt.
      (シートベルトをしなければなりません)
      → 法律や規則で定められている義務を強調しています。
  • should: 助言や提案として使われ、強制力は弱く、あくまで「〜した方が良い」という意味です。つまり、話し手が勧めているものの、選択肢がある状況で使われます。相手に何かを「すべきだ」と勧めるときや、望ましい行動を示唆する場合です。

    • 例: You should eat more vegetables.
      (もっと野菜を食べた方がいいですよ)
      → 健康のためにそうした方が良いという助言ですが、強制ではない。

義務感の強さ

  • must: 話し手が強く感じる義務感や、ルールや規則から来る強い必要性を表します。守らなければならないという感覚が伴います。

    • 例: You must finish your homework before going out.
      (出かける前に宿題を終わらせなければなりません)
      → 宿題を終わらせることは絶対的な義務です。
  • should: 義務感が弱いです。話し手が「〜した方が良い」と考えているだけで、必ずしも実行する必要はありません。

    • 例: You should call your mom.
      (お母さんに電話をした方が良いよ)
      → 必須ではないが、そうするのが望ましいと勧めています。

フォーマル度の違い

  • mustは、公式なルールや規則、命令を表す場合に使われることが多く、ややフォーマルな響きを持ちます。

    • 例: Employees must follow company rules.
      (社員は会社の規則に従わなければなりません)
      → 法的または業務上の義務を表しています。
  • shouldは、日常的な助言や提案、個人的な推奨など、よりカジュアルな場面で使われます。

    • 例: You should try this restaurant.
      (このレストランを試してみるといいですよ)
      → 個人的な推奨で、強制力はない。

否定形の違い

  • must not(mustn’t): 「〜してはいけない」という強い禁止を表します。これは、規則や厳しいルールによって何かをしてはいけないという意味です。

    • 例: You must not smoke here.
      (ここでタバコを吸ってはいけません)
  • should not(shouldn’t): 「〜しない方が良い」という助言や提案に使われ、強制力はなく、単に勧めないという意味になります。

    • 例: You shouldn’t eat too much sugar.
      (砂糖を摂りすぎない方が良いです)

助動詞の10の例文

  • I can swim.

    • 訳: 私は泳ぐことができます。
    • 解説: “can” は助動詞で「~できる」という意味です。”swim” は動詞の原形で、「泳ぐ」を表しています。助動詞は動詞の前に置かれ、能力や許可を表します。
  • She will go to the party tomorrow.

    • 訳: 彼女は明日パーティーに行くでしょう。
    • 解説: “will” は未来を表す助動詞で、「~するつもり」という意味です。”go” は動詞の原形です。
  • He must finish his homework.

    • 訳: 彼は宿題を終えなければなりません。
    • 解説: “must” は義務を表す助動詞で、「~しなければならない」という意味です。”finish” は動詞の原形で、「終える」を意味します。
  • They can play the piano.

    • 訳: 彼らはピアノを弾くことができます。
    • 解説: “can” は助動詞で、能力を表します。”play” は動詞の原形で、「弾く」を意味します。
  • We should eat more vegetables.

    • 訳: 私たちはもっと野菜を食べるべきです。
    • 解説: “should” は助動詞で、義務や助言を表し、「~すべき」という意味を持ちます。”eat” は動詞の原形です。
  • You may take a break now.

    • 訳: あなたは今、休憩を取っても良いです。
    • 解説: “may” は許可を表す助動詞で、「~しても良い」という意味です。”take” は動詞の原形です。
  • I could run fast when I was young.

    • 訳: 私は若い頃、速く走ることができました。
    • 解説: “could” は “can” の過去形で、過去の能力を表します。”run” は動詞の原形です。
  • They will travel to Japan next year.

    • 訳: 彼らは来年日本に旅行するでしょう。
    • 解説: “will” は未来を表す助動詞です。”travel” は動詞の原形で、「旅行する」を意味します。
  • You must not smoke here.

    • 訳: ここではタバコを吸ってはいけません。
    • 解説: “must not” は禁止を表す助動詞で、「~してはいけない」という意味です。”smoke” は動詞の原形です。
  • She might come to the party.

    • 訳: 彼女はパーティーに来るかもしれません。
    • 解説: “might” は助動詞で、可能性を表します。”come” は動詞の原形で、「来る」を意味します。

まとめ

助動詞は、動作や状態に特定の意味を付け加える重要な要素です。使い方や覚え方、助動詞の後ろに続く言葉や過去形の使い方を理解することで、英語の表現力を高めることができます。さまざまな例文を通して、助動詞の使い方をしっかりと学んでいきましょう。

助動詞についての練習問題

1. You ____ submit the report by Friday. It’s a strict deadline.
  a. must
  b. might
  c. can
  d. would

解答解説をみる
(a)
解説: “must” は強制や義務を表し、「報告書を金曜日までに提出しなければならない」という意味になります。
a. “must” は義務を示す助動詞で適切です。
b. “might” は可能性を示すため、不適切です。
c. “can” は許可や可能性を示し、文の意味に合いません。
d. “would” は仮定や意志を示し、不適切です。

訳: 金曜日までに報告書を提出しなければなりません。
単語: submit (動詞) 提出する、 report (名詞) 報告書

2. She ____ drive a car, as she just got her license.
  a. can
  b. should
  c. will
  d. must

解答解説をみる
(a)
解説: “can” は能力を表し、「彼女は運転免許を取得したばかりなので、車を運転できる」という意味になります。
a. “can” は能力を示す助動詞で適切です。
b. “should” は助言を示し、不適切です。
c. “will” は未来を示し、ここでは文の意味に合いません。
d. “must” は強制を示し、不適切です。

訳: 彼女は運転免許を取得したので、車を運転できます。
単語: drive (動詞) 運転する、 license (名詞) 免許

3. They ____ arrive at 8 p.m. for the meeting.
  a. will
  b. can
  c. would
  d. should

解答解説をみる
(d)
解説: “should” は助言または推奨を表し、「会議のために午後8時に到着すべきだ」という意味になります。
a. “will” は確定した未来を示し、ここでは適切ではありません。
b. “can” は可能性や許可を示すため、不適切です。
c. “would” は仮定の意味を持ち、文脈に合いません。
d. “should” は推奨を示し、適切です。

訳: 彼らは会議のために午後8時に到着すべきです。
単語: arrive (動詞) 到着する、 meeting (名詞) 会議

4. You ____ turn off the lights when you leave the room to save electricity.
  a. can
  b. should
  c. will
  d. has

解答解説をみる
(b)
解説: “should” は助言を示し、「電気を節約するために、部屋を出るときは電気を消すべきだ」という意味になります。
a. “can” は可能性を示し、文の意味に合いません。
b. “should” は助言を表し、適切です。
c. “will” は未来を示し、ここでは不適切です。
d. “has” は助動詞ではなく、不適切です。

訳: 部屋を出るときには電気を消すべきです。
単語: turn off (動詞) 消す、 electricity (名詞) 電気

5. You ____ bring an umbrella, as it may rain later.
  a. must
  b. might
  c. should
  d. would

解答解説をみる
(c)
解説: “should” は助言を示し、「後で雨が降るかもしれないので傘を持っていくべきだ」という意味になります。
a. “must” は強制を示し、不適切です。
b. “might” は推測を示しますが、ここでは助言が適切です。
c. “should” は助言を表す助動詞で適切です。
d. “would” は仮定を示し、不適切です。

訳: 雨が降るかもしれないので傘を持っていくべきです。
単語: umbrella (名詞) 傘、 rain (動詞) 雨が降る

6. He ____ be at work today; he rarely takes a day off.
  a. must
  b. might
  c. would
  d. should

解答解説をみる
(a)
解説: “must” は確信を表し、「彼は今日仕事にいるに違いない」という強い推測を表します。
a. “must” は確信を示す助動詞で適切です。
b. “might” は弱い可能性を示し、不適切です。
c. “would” は仮定の意味を持ち、文脈に合いません。
d. “should” は助言を表し、不適切です。

訳: 彼は今日仕事にいるに違いありません。
単語: rarely (副詞) めったに~ない、 day off (名詞) 休み