助動詞 should と ought to の使い分け – 英語の文法トラブルシューティング No.071

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助動詞 should と ought to の使い分け

この記事で学ぶこと

  1. 「should」軽い提案や助言に使われ、選択の余地がある表現
  2. 「ought to」道徳的な義務を強調し、強い助言や当然の行動を表現

「should」と「ought to」は、どちらも「~すべき」という意味を持つ助動詞ですが、微妙なニュアンスの違いや使い方の違いがあります。本記事では、それぞれの違いを詳しく解説し、実際の使用例を紹介します。

should の使い方

「should」は、助言や提案をする際に使われる一般的な助動詞です。義務や責任、または期待を表す場合に用いられます。日常会話でも頻繁に使用され、軽い提案や勧告を表現します。

  • You should eat more vegetables.(もっと野菜を食べるべきです。)
  • He should study harder.(彼はもっと一生懸命勉強すべきです。)

このように、「should」は、何かを「すべき」だと示す際に使われ、義務感や責任を持たせる表現です。しかし、その強制力は比較的軽く、相手に選択の余地を残すことが多いです。

ought to の使い方

「ought to」も「should」と同様に助言や提案を表す助動詞ですが、少し強めの意味合いがあります。「ought to」は、「道徳的に正しい」や「当然のこと」として何かを行うべきだというニュアンスを含みます。

  • You ought to apologize for what you did.(あなたは自分のしたことを謝るべきです。)
  • They ought to be more careful with their finances.(彼らはもっとお金の管理に気を付けるべきです。)

「ought to」は、何かが「当然」であると強調したい場合や、強めの助言を行いたい場合に使われます。「should」に比べて、少し強制力が高い表現です。

should と ought to の違い

「should」と「ought to」の違いは、その強制力の差にあります。「should」は軽い提案や助言に使われることが多く、選択肢を残す表現です。一方、「ought to」は、より強い義務感や道徳的責任を強調する場合に使われます。

助動詞 意味 使い方
should 軽い提案や助言

「You should exercise more.

(もっと運動するべきです)」

ought to 道徳的な義務や当然のこと

「You ought to help your friends.

(友人を助けるべきです)」

「should」は「すべきこと」を提案する際に使いますが、必ずしも実行しなくてもよい場合があります。「ought to」は、それに比べて実行する義務がより強調される表現です。

例文集

「should」と「ought to」の使い方を学ぶためのTOEIC対策にもなる例文を5つ紹介します。各例文には解説訳文が付いています。

  • You should go to the doctor.

    解説: これは、軽い提案をする場合に使われる「should」の例です。

    訳文: 医者に行くべきです。

  • They ought to respect their parents more.

    解説: 道徳的な責任を強調している「ought to」の例です。

    訳文: 彼らはもっと両親を尊重すべきです。

  • You should try this new restaurant.

    解説: 軽い提案として、友人に新しいレストランを勧めています。

    訳文: この新しいレストランを試してみるべきです。

  • He ought to apologize immediately.

    解説: 「ought to」を使って、謝罪する義務を強調しています。

    訳文: 彼はすぐに謝るべきです。

  • We should start the meeting now.

    解説: 会議を始めるべきだという軽い提案を表しています。

    訳文: 私たちは今すぐ会議を始めるべきです。