程度を表す so と such の使い分け – 英語の文法トラブルシューティング No.041

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程度を表す so と such の使い分け

この記事で学ぶこと

  1. 「so」は主に形容詞や副詞の前に置、後に名詞は続かない
  2. 「such」は形容詞を伴う名詞に使われることが多い

英語で程度を強調する際に「so」と「such」を使いますが、これらには使い方に違いがあります。この記事では、これらの使い分け方を整理し、具体例とともにその使い方を解説します。

so の使い方

「so」は主に形容詞や副詞の前に置いて、程度を強調します。「とても」「非常に」という意味を持ち、後に名詞は続きません。

  • She is so happy.(彼女はとても幸せです。)
  • It was so cold yesterday.(昨日はとても寒かったです。)
  • He ran so quickly.(彼はとても速く走りました。)

このように、「so」は形容詞や副詞を修飾し、その強さを強調するために使われます。

such の使い方

「such」は名詞を強調するために使われます。形容詞を伴う名詞に使われることが多いです。

  • It was such a beautiful day.(それはとても美しい日でした。)
  • They are such nice people.(彼らはとても良い人たちです。)
  • She gave me such a wonderful gift.(彼女はとても素晴らしいプレゼントをくれました。)
  • She has such confidence.(彼女は本当に自信がある。)

「such」は名詞を修飾し、その名詞の特性を強調します。

so と such の使い分けルール

簡単に言うと、次のように使い分けます:

構文 例文
so + 形容詞/副詞 She is so kind.(彼女はとても親切です。)
such + 名詞(通常、形容詞が置かれる) It was such a good movie.(それはとても良い映画でした。)

「so」は形容詞や副詞を修飾し、「such」は名詞を修飾します。これが基本的な使い分けのルールです。

例外と注意点

「so」と「such」を混同しやすい場合もありますが、名詞の前に「so」を使うことはできません。また、形容詞だけを強調する場合は「such」は使わず「so」を使います。

  • 誤り: He is such tall.(彼はそんなに背が高いです。)
  • 正しい: He is so tall.(彼はとても背が高いです。)

例文集

以下は、TOEIC対策にもなる「so」と「such」を使った例文集です。それぞれの例文に解説と訳文をつけています。

  • She is so talented.

    解説: 「so」は形容詞「talented」を修飾し、「とても才能がある」という意味を強調しています。

    訳文: 彼女はとても才能があります。

  • It was such a difficult problem.

    解説: 「such」は形容詞「difficult」と名詞「problem」を修飾し、問題の難しさを強調しています。

    訳文: それはとても難しい問題でした。

  • The cake was so delicious.

    解説: 「so」は形容詞「delicious」を修飾し、ケーキの美味しさを強調しています。

    訳文: そのケーキはとても美味しかったです。

  • They are such good friends.

    解説: 「such」は形容詞「good」と名詞「friends」を修飾し、彼らの友達関係の良さを強調しています。

    訳文: 彼らはとても良い友達です。

  • She spoke so quickly.

    解説: 「so」は副詞「quickly」を修飾し、彼女の話すスピードの速さを強調しています。

    訳文: 彼女はとても速く話しました。