程度を表す so と such の使い分け
この記事で学ぶこと
- 「so」は主に形容詞や副詞の前に置、後に名詞は続かない
- 「such」は形容詞を伴う名詞に使われることが多い
英語で程度を強調する際に「so」と「such」を使いますが、これらには使い方に違いがあります。この記事では、これらの使い分け方を整理し、具体例とともにその使い方を解説します。
so の使い方
「so」は主に形容詞や副詞の前に置いて、程度を強調します。「とても」「非常に」という意味を持ち、後に名詞は続きません。
- She is so happy.(彼女はとても幸せです。)
- It was so cold yesterday.(昨日はとても寒かったです。)
- He ran so quickly.(彼はとても速く走りました。)
このように、「so」は形容詞や副詞を修飾し、その強さを強調するために使われます。
such の使い方
「such」は名詞を強調するために使われます。形容詞を伴う名詞に使われることが多いです。
- It was such a beautiful day.(それはとても美しい日でした。)
- They are such nice people.(彼らはとても良い人たちです。)
- She gave me such a wonderful gift.(彼女はとても素晴らしいプレゼントをくれました。)
- She has such confidence.(彼女は本当に自信がある。)
「such」は名詞を修飾し、その名詞の特性を強調します。
so と such の使い分けルール
簡単に言うと、次のように使い分けます:
構文 | 例文 |
---|---|
so + 形容詞/副詞 | She is so kind.(彼女はとても親切です。) |
such + 名詞(通常、形容詞が置かれる) | It was such a good movie.(それはとても良い映画でした。) |
「so」は形容詞や副詞を修飾し、「such」は名詞を修飾します。これが基本的な使い分けのルールです。
例外と注意点
「so」と「such」を混同しやすい場合もありますが、名詞の前に「so」を使うことはできません。また、形容詞だけを強調する場合は「such」は使わず「so」を使います。
- 誤り: He is such tall.(彼はそんなに背が高いです。)
- 正しい: He is so tall.(彼はとても背が高いです。)
例文集
以下は、TOEIC対策にもなる「so」と「such」を使った例文集です。それぞれの例文に解説と訳文をつけています。
- She is so talented.
解説: 「so」は形容詞「talented」を修飾し、「とても才能がある」という意味を強調しています。
訳文: 彼女はとても才能があります。
- It was such a difficult problem.
解説: 「such」は形容詞「difficult」と名詞「problem」を修飾し、問題の難しさを強調しています。
訳文: それはとても難しい問題でした。
- The cake was so delicious.
解説: 「so」は形容詞「delicious」を修飾し、ケーキの美味しさを強調しています。
訳文: そのケーキはとても美味しかったです。
- They are such good friends.
解説: 「such」は形容詞「good」と名詞「friends」を修飾し、彼らの友達関係の良さを強調しています。
訳文: 彼らはとても良い友達です。
- She spoke so quickly.
解説: 「so」は副詞「quickly」を修飾し、彼女の話すスピードの速さを強調しています。
訳文: 彼女はとても速く話しました。