状態動詞と動作動詞の違い – 英語の文法トラブルシューティング No.042

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状態動詞と動作動詞の違い

この記事で学ぶこと

  1. 状態動詞は、通常、進行形(~ing形)にはならない
    like、know、believe、belong、seem
  2. 動作動詞は、進行形(~ing形)にすることができる
    run、eat、play、write、work

英語には「状態動詞」と「動作動詞」という2つの異なるタイプの動詞があります。この記事では、これらの違いを説明し、それぞれがどのように使われるかを具体例を通して解説します。

状態動詞とは?

状態動詞は、その名の通り、物や人の「状態」や「性質」を表す動詞です。通常、進行形(~ing形)にはなりません。状態動詞は感情、思考、所有、感覚などを表現する際に使われます。

状態動詞 例文
like

I like pizza.

(私はピザが好きです。)

know

She knows the answer.

(彼女は答えを知っています。)

believe

They believe in honesty.

(彼らは正直さを信じています。)

belong

The car belongs to him.

(その車は彼のものです。)

seem

It seems difficult.

(それは難しそうです。)

動作動詞とは?

動作動詞は、人や物が実際に行う「動作」や「行為」を表す動詞です。進行形(~ing形)にすることができ、動きや活動を強調する場合に使われます。

動作動詞 例文
run

He is running.

(彼は走っています。)

eat

We are eating dinner.

(私たちは夕食を食べています。)

play

They play soccer.

(彼らはサッカーをします。)

write

She is writing a letter.

(彼女は手紙を書いています。)

work

He works at a bank.

(彼は銀行で働いています。)

状態動詞と動作動詞の違い

状態動詞と動作動詞の違いは、その動詞が表すものが「状態」なのか「動作」なのかにあります。状態動詞は進行形にできない一方、動作動詞は進行形にして、現在進行中の動作を表現することが可能です。

例外について

一部の動詞は文脈によって状態動詞にも動作動詞にもなります。例えば、次のような動詞があります:

  • have: I have a car.(状態) / I am having lunch.(動作)
  • think: I think you are right.(状態) / I am thinking about it.(動作)
  • see: I see the mountain.(状態) / I am seeing a doctor.(動作)

例文集

TOEIC対策にもなる「状態動詞」と「動作動詞」を使った例文を5つ紹介します。それぞれの例文に解説と訳文をつけています。

  • I like reading books.

    解説: 「like」は状態動詞で、進行形にはならない動詞です。

    訳文: 私は本を読むことが好きです。

  • He is running in the park.

    解説: 「run」は動作動詞で、進行形にして現在進行中の動作を表しています。

    訳文: 彼は公園で走っています。

  • They know each other well.

    解説: 「know」は状態動詞で、知識や理解を表す動詞です。

    訳文: 彼らはお互いをよく知っています。

  • She is eating lunch right now.

    解説: 「eat」は動作動詞で、進行形を使って現在の行動を表現しています。

    訳文: 彼女は今昼食を食べています。

  • We have a meeting at 3 p.m.

    解説: 「have」は所有を表す状態動詞として使われています。

    訳文: 私たちは午後3時に会議があります。