状態動詞と動作動詞の違い
この記事で学ぶこと
- 状態動詞は、通常、進行形(~ing形)にはならない
like、know、believe、belong、seem - 動作動詞は、進行形(~ing形)にすることができる
run、eat、play、write、work
英語には「状態動詞」と「動作動詞」という2つの異なるタイプの動詞があります。この記事では、これらの違いを説明し、それぞれがどのように使われるかを具体例を通して解説します。
状態動詞とは?
状態動詞は、その名の通り、物や人の「状態」や「性質」を表す動詞です。通常、進行形(~ing形)にはなりません。状態動詞は感情、思考、所有、感覚などを表現する際に使われます。
状態動詞 | 例文 |
---|---|
like |
I like pizza. (私はピザが好きです。) |
know |
She knows the answer. (彼女は答えを知っています。) |
believe |
They believe in honesty. (彼らは正直さを信じています。) |
belong |
The car belongs to him. (その車は彼のものです。) |
seem |
It seems difficult. (それは難しそうです。) |
動作動詞とは?
動作動詞は、人や物が実際に行う「動作」や「行為」を表す動詞です。進行形(~ing形)にすることができ、動きや活動を強調する場合に使われます。
動作動詞 | 例文 |
---|---|
run |
He is running. (彼は走っています。) |
eat |
We are eating dinner. (私たちは夕食を食べています。) |
play |
They play soccer. (彼らはサッカーをします。) |
write |
She is writing a letter. (彼女は手紙を書いています。) |
work |
He works at a bank. (彼は銀行で働いています。) |
状態動詞と動作動詞の違い
状態動詞と動作動詞の違いは、その動詞が表すものが「状態」なのか「動作」なのかにあります。状態動詞は進行形にできない一方、動作動詞は進行形にして、現在進行中の動作を表現することが可能です。
例外について
一部の動詞は文脈によって状態動詞にも動作動詞にもなります。例えば、次のような動詞があります:
- have: I have a car.(状態) / I am having lunch.(動作)
- think: I think you are right.(状態) / I am thinking about it.(動作)
- see: I see the mountain.(状態) / I am seeing a doctor.(動作)
例文集
TOEIC対策にもなる「状態動詞」と「動作動詞」を使った例文を5つ紹介します。それぞれの例文に解説と訳文をつけています。
- I like reading books.
解説: 「like」は状態動詞で、進行形にはならない動詞です。
訳文: 私は本を読むことが好きです。
- He is running in the park.
解説: 「run」は動作動詞で、進行形にして現在進行中の動作を表しています。
訳文: 彼は公園で走っています。
- They know each other well.
解説: 「know」は状態動詞で、知識や理解を表す動詞です。
訳文: 彼らはお互いをよく知っています。
- She is eating lunch right now.
解説: 「eat」は動作動詞で、進行形を使って現在の行動を表現しています。
訳文: 彼女は今昼食を食べています。
- We have a meeting at 3 p.m.
解説: 「have」は所有を表す状態動詞として使われています。
訳文: 私たちは午後3時に会議があります。