使役動詞の受動態:have と get を使った受動態の作り方
この記事で学ぶこと
- 「have」と「get」を使って、誰かに何かをしてもらうことを表現
- 「have」はフォーマル、「get」はカジュアルな表現
英語では、使役動詞「have」と「get」を使って誰かに何かをしてもらうことを表す文を作ることができます。これを使役動詞の受動態と呼びます。この文法は、依頼や指示を示す際によく使われますが、使い方にはいくつかのポイントがあります。この記事では、「have」と「get」を使った使役動詞の受動態の作り方を解説し、具体的な例文を通してその使い方を説明します。
使役動詞「have」を使った受動態の作り方
「have」を使った受動態の文では、ある人が他の誰かに何かをさせる、または何かをしてもらうことを表します。構造は次のようになります:
have + 目的語 + 過去分詞
この構文は、何かを頼んでその結果として何かが行われたことを表すのに使われます。
例
- She had her car washed.(彼女は車を洗ってもらいました。)
- We had the house painted.(私たちは家をペンキで塗ってもらいました。)
「have」を使ったこの構文では、何かをしてもらう場合に適しています。
使役動詞「get」を使った受動態の作り方
「get」を使った受動態の文も「have」と同様に、誰かに何かをしてもらうことを表しますが、よりカジュアルなニュアンスを持ちます。構造は以下の通りです:
get + 目的語 + 過去分詞
この構文は、依頼や指示を表すだけでなく、時には何かが偶然に起きたことも表すことができます。
例
- He got his phone repaired.(彼は電話を修理してもらいました。)
- They got their roof fixed.(彼らは屋根を修理してもらいました。)
「get」を使った構文は「have」と比べて、より話し言葉で使われることが多く、少しカジュアルな印象を与えます。
「have」と「get」の使い分け
「have」と「get」の両方を使って使役の受動態を表現することができますが、違いはフォーマルさやニュアンスにあります。
- have:フォーマルな場面でも使われ、やや直接的な印象。
- get:カジュアルな表現で、日常会話でよく使われます。
文脈に応じてどちらを使うかを選ぶことで、より自然な表現が可能です。
使役動詞の受動態の整理
以下の表で「have」と「get」を使った受動態の例を比較しています:
動詞 | 例文 | 訳 |
---|---|---|
have |
She had her hair cut. (彼女は髪を切ってもらいました。) |
have を使ったフォーマルな依頼の表現 |
get |
He got his car fixed. (彼は車を修理してもらいました。) |
get を使ったカジュアルな依頼の表現 |
例文集
使役動詞を使った受動態の例文を5つ紹介します。各例文には解説と訳文をつけていますので、使い方を確認してください。
- She had her house cleaned.
解説: 「have」を使って「家を掃除してもらう」という依頼を表現しています。
訳文: 彼女は家を掃除してもらいました。
- He got his car repaired.
解説: 「get」を使ってカジュアルに「車を修理してもらう」ことを表現しています。
訳文: 彼は車を修理してもらいました。
- We had our windows replaced.
解説: 「have」を使ってフォーマルに「窓を交換してもらう」ことを表現しています。
訳文: 私たちは窓を交換してもらいました。
- They got their fence painted.
解説: 「get」を使って「フェンスをペンキで塗ってもらう」ことをカジュアルに表現しています。
訳文: 彼らはフェンスをペンキで塗ってもらいました。
- She had her shoes polished.
解説: 「have」を使って「靴を磨いてもらう」ことを表現しています。
訳文: 彼女は靴を磨いてもらいました。