to不定詞を目的語に取る動詞 – 英語の文法トラブルシューティング No.040

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to不定詞を目的語に取る動詞

この記事で学ぶこと

  1. 目的語としてのto不定詞と動名詞では、意味が変わる場合がある

英語では、特定の動詞の後にto不定詞を続けて目的語にすることがよくあります。これらの動詞は、何かを計画したり、決意したり、望んだりするような行動や意図を示す際に使われます。この記事では、to不定詞を目的語に取る動詞のリストと、その使い方を詳しく解説します。

to不定詞を目的語に取る動詞のリスト

以下は、to不定詞を目的語として取る代表的な動詞のリストです。これらの動詞の後には、to不定詞(to + 動詞の原形)が続きます。

動詞 例文
want

I want to go to the party.

(私はそのパーティーに行きたいです。)

decide

She decided to study abroad.

(彼女は留学することを決めました。)

promise

He promised to call her later.

(彼は後で彼女に電話をする約束をしました。)

hope

They hope to win the game.

(彼らはその試合に勝つことを望んでいます。)

plan

We plan to visit our grandparents next weekend.

(私たちは次の週末に祖父母を訪れる計画です。)

これらの動詞は、何かをする意志や意図を表すためにto不定詞を伴います。不定詞のtoは動詞の原形を使い、動詞の行為や目標を目的語として示します。

to不定詞を目的語に取る動詞の使い方

to不定詞を目的語として使う場合、動詞の行動や目的が「~すること」を意味するように使われます。以下の例文を参考に、動詞の後にto不定詞がどのように続くかを確認しましょう。

to不定詞の使い方を示す例文

  • I hope to see you soon.(私はすぐにあなたに会えることを望んでいます。)
  • He decided to change his job.(彼は仕事を変えることを決めました。)
  • They promised to help us with the project.(彼らはそのプロジェクトを手伝うことを約束しました。)
  • She wants to learn how to cook.(彼女は料理を学びたいです。)
  • We plan to travel to Europe next year.(私たちは来年ヨーロッパに旅行する計画を立てています。)

これらの例文からわかるように、to不定詞は何かをする意図や希望を表すために使われることが多いです。動名詞と混同しないように、to不定詞が動詞の行動を続ける形で使われる点に注意が必要です。

to不定詞と動名詞の違い

一部の動詞は、to不定詞でも動名詞でも目的語として使うことができますが、意味が変わる場合があります。例文を挙げて違いを比較します。

forget

  • forget doing: 何かをしたことを「忘れる」
    例: He forgot sending the email.
    (彼はメールを送ったことを忘れた = メールを送ったが、その記憶がない)
  • forget to do: 何かを「し忘れる」
    例: He forgot to send the email.
    (彼はメールを送るのを忘れた = メールを送らなかった)

remember

  • remember doing: 何かをしたことを「覚えている」
    例: She remembers visiting this museum.
    (彼女はこの博物館を訪れたことを覚えている)
  • remember to do: 何かを「忘れずにする」
    例: Remember to lock the door.
    (忘れずにドアをロックしてね)

stop

  • stop doing: 何かを「やめる」
    例: They stopped playing soccer.
    (彼らはサッカーをするのをやめた)
  • stop to do: 何かを「するために止まる」
    例: They stopped to rest.
    (彼らは休むために止まった)

try

  • try doing: 試しに何かを「やってみる」
    例: Try baking this cake.
    (このケーキを焼いてみて)
  • try to do: 何かを「しようとする」
    例: I tried to lift the box.
    (箱を持ち上げようとしたが、できなかった)

regret

  • regret doing: 何かを「したことを後悔する」
    例: They regret buying the expensive watch.
    (彼らはその高価な時計を買ったことを後悔している)
  • regret to do: 残念ながら何かを「これから言う」
    例: We regret to announce that the event is canceled.
    (残念ながらイベントがキャンセルされたことをお知らせします)

mean

  • mean doing: 何かを「意味する」
    例: This job means working long hours.
    (この仕事は長時間働くことを意味する)
  • mean to do: 何かを「意図する」
    例: I meant to help you earlier.
    (もっと早く助けるつもりだった)

go on

  • go on doing: 何かを「続ける」
    例: She went on singing for hours.
    (彼女は何時間も歌い続けた)
  • go on to do: 次に何かを「する」
    例: She went on to explain the details.
    (彼女は詳細を説明し始めた)

need

  • need doing: 何かが「される必要がある」
    例: The house needs painting.
    (その家はペンキを塗る必要がある = 塗られなければならない)
  • need to do: 何かを「する必要がある」
    例: I need to paint the house.
    (私はその家を塗る必要がある)

このように、同じ動詞でもto不定詞と動名詞では異なる意味を持つことがあります。to不定詞は未来の行動や意図を示すのに対し、動名詞は過去の経験や完了した行動を示すことが多いです。

例文集

以下は、to不定詞を目的語に取る動詞を使った例文を5つ紹介します。これらの例文はTOEIC対策にもなります。それぞれの例文には解説と訳文をつけています。

  • She hopes to travel to Japan next year.

    解説: 「hope」はto不定詞を目的語に取り、将来の意図を表しています。

    訳文: 彼女は来年日本へ旅行することを望んでいます。

  • He promised to finish the report by Friday.

    解説: 「promise」はto不定詞を使って、何かを約束することを表します。

    訳文: 彼は金曜日までにレポートを終わらせると約束しました。

  • We decided to meet at the station at 6 PM.

    解説: 「decide」はto不定詞を使って、決定を表す動詞です。

    訳文: 私たちは午後6時に駅で会うことを決めました。

  • They want to improve their English skills.

    解説: 「want」はto不定詞を目的語に取り、何かをしたいという意志を示します。

    訳文: 彼らは英語のスキルを向上させたいと思っています。

  • He planned to visit his parents this weekend.

    解説: 「plan」はto不定詞を使って、計画を表します。

    訳文: 彼は今週末に両親を訪れる予定です。