可算名詞と不可算名詞の見分け方 – 英語の文法トラブルシューティング No.006

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可算名詞と不可算名詞の見分け方

この記事で学ぶこと

  1. 数えられる可算名詞にはmany
  2. 数えられない不可算名詞にはmuch
  3. a lot ofは可算名詞・不可算名詞のどちらにも使える

英語では名詞を「可算名詞」と「不可算名詞」に分けて扱います。この違いを理解すると、manymucha lot ofなどの使い分けがしやすくなります。本記事では、名詞が可算か不可算かを見分けるコツを、具体的な例文とともに解説します。

可算名詞と不可算名詞についてイラストで解説

可算名詞と不可算名詞についてイラストで解説

可算名詞とは?

可算名詞(countable noun)は、「1つ、2つ、3つ」と個別に数えられる名詞です。可算名詞には単数形と複数形があり、単数形ではaanを付けることが多く、複数形では語尾にsesなどを付けます。

可算名詞の例

  • I have an apple.(私はリンゴを1つ持っています。)
  • There are two books on the table.(テーブルの上に2冊の本があります。)
  • She bought a new car.(彼女は新しい車を買いました。)

可算名詞は個別に数えられるため、「たくさんの」と言いたいときにはmanyを使います。

例:many apples(たくさんのリンゴ)、many books(たくさんの本)

不可算名詞とは?

不可算名詞(uncountable noun)は、英語では基本的に個別に数えない名詞です。水や砂糖のような物質、情報や助言のような抽象的なもの、家具や荷物のようにまとまりとして扱うものなどが含まれます。不可算名詞には、基本的にaanを付けず、複数形にもなりません。

不可算名詞を使った例文

  • I need some water.(水が必要です。)
  • There is a lot of information on the website.(そのウェブサイトには多くの情報があります。)
  • She gave me some advice.(彼女は私にアドバイスをくれました。)

不可算名詞は数ではなく量として扱うため、「たくさんの」と言いたいときにはmuchを使えます。ただし、日常会話の肯定文ではmuch waterよりもa lot of waterのほうが自然に使われることが多いです。

例:much water(多くの水)、a lot of water(たくさんの水)

不可算名詞の具体例

物質・素材

water(水)、air(空気)、rice(米)、sugar(砂糖)、oil(油)、gold(金)、silver(銀)、bread(パン)、butter(バター)、cheese(チーズ)、meat(肉)、flour(小麦粉)、milk(牛乳)、coffee(コーヒー)、tea(紅茶)、salt(塩)、soap(石けん)、wine(ワイン)、wood(木材)

抽象的な概念

information(情報)、advice(アドバイス)、knowledge(知識)、happiness(幸福)、freedom(自由)、health(健康)、beauty(美しさ)、justice(正義)、courage(勇気)、peace(平和)、time(時間)、wisdom(知恵)、luck(運)、strength(強さ)、power(力)

活動・行動

work(仕事)、homework(宿題)、research(研究)、travel(旅行)、education(教育)、training(訓練)、shopping(買い物)、cooking(料理)、swimming(水泳)、jogging(ジョギング)、writing(執筆)、reading(読書)、dancing(ダンス)、painting(絵画)、singing(歌)

感情・状態

love(愛)、anger(怒り)、fear(恐怖)、patience(忍耐)、sadness(悲しみ)、enthusiasm(熱意)、pride(誇り)、hope(希望)、confidence(自信)、jealousy(嫉妬)、stress(ストレス)、anxiety(不安)、humor(ユーモア)

まとまりとして扱うもの

furniture(家具)、luggage(荷物)、equipment(設備・装備)、clothing(衣類)、traffic(交通)、weather(天気)、baggage(手荷物)、machinery(機械類)、jewelry(宝石類)、software(ソフトウェア)、hardware(ハードウェア)、news(ニュース)、progress(進展)、scenery(風景)

可算名詞と不可算名詞の見分け方

可算名詞と不可算名詞の見分け方には、いくつかのコツがあります。基本は「その名詞をそのまま1つ、2つと数えられるか」を考えることです。

タイプ 見分けるポイント 例文
可算名詞 1つ、2つと個別に数えられる。単数形・複数形がある。

There are three apples on the table.

(テーブルの上に3つのリンゴがあります。)

不可算名詞

その名詞のままでは数えにくい。数えるときは単位や容器を使う。

例:a glass of water、two pieces of bread、three pieces of advice

We need more information.

(もっと多くの情報が必要です。)

可算名詞は具体的に数えられるため、many applesのようにmanyを使います。一方、不可算名詞は数ではなく量として扱うため、much watera lot of waterのように表現します。

「many」と「much」の使い分け

manymuchの使い分けは、名詞が可算名詞か不可算名詞かで決まります。manyは可算名詞の複数形に使い、muchは不可算名詞に使います。

  • many books(たくさんの本)→ bookは可算名詞です。
  • much water(多くの水)→ waterは不可算名詞です。
  • a lot of books(たくさんの本)→ a lot ofは可算名詞にも使えます。
  • a lot of water(たくさんの水)→ a lot ofは不可算名詞にも使えます。

なお、muchは否定文や疑問文でよく使われます。肯定文では、会話ではa lot ofのほうが自然な場合が多くあります。

  • I don't have much time.(あまり時間がありません。)
  • Do you have much homework?(宿題はたくさんありますか。)
  • We have a lot of information.(私たちはたくさんの情報を持っています。)

数えるときは単位を使う

不可算名詞を数えたいときは、名詞そのものを複数形にするのではなく、単位や容器を表す語を使います。

  • a glass of water(コップ1杯の水)
  • two cups of coffee(コーヒー2杯)
  • three pieces of bread(パン3切れ)
  • a piece of advice(1つのアドバイス)
  • two pieces of furniture(家具2点)

たとえば、adviceは不可算名詞なので、an advicetwo advicesとは通常言いません。数える場合はa piece of advicetwo pieces of adviceのように表します。

同じ単語でも意味によって可算・不可算が変わることがある

英語では、同じ単語でも意味によって可算名詞として使われたり、不可算名詞として使われたりすることがあります。

  • coffee:飲み物としては不可算名詞ですが、注文ではtwo coffees(コーヒー2杯)のように可算名詞として使われることがあります。
  • chicken:食べ物の鶏肉は不可算名詞ですが、動物のニワトリは可算名詞です。
  • paper:紙という素材は不可算名詞ですが、新聞・論文・書類という意味では可算名詞になることがあります。

そのため、単語だけで機械的に判断するのではなく、「何を表しているのか」を考えることが大切です。

例文集

ここでは、可算名詞と不可算名詞を使った例文を紹介します。各例文には解説訳文を付けていますので、実際の使い方を確認してみましょう。

  • He has many friends.

    解説: friendsは可算名詞の複数形なので、manyを使っています。

    訳文: 彼にはたくさんの友達がいます。

  • There is a lot of water in the bottle.

    解説: waterは不可算名詞です。肯定文ではmuch waterよりもa lot of waterのほうが自然に使われることが多いです。

    訳文: ボトルにはたくさんの水が入っています。

  • We need more chairs for the meeting.

    解説: chairsは可算名詞の複数形で、会議のためにさらに椅子が必要なことを表しています。

    訳文: 会議にはさらに椅子が必要です。

  • She gave me some advice.

    解説: adviceは不可算名詞なので、an adviceadvicesとは通常言いません。

    訳文: 彼女は私にアドバイスをくれました。

  • They have a lot of money.

    解説: moneyは不可算名詞ですが、a lot ofは可算名詞・不可算名詞のどちらにも使えます。

    訳文: 彼らはたくさんのお金を持っています。

問題

問題①
次の中で、不可算名詞はどれですか?

A) apple
B) water
C) book
D) cat

解説を読む

正解
B) water

解説
この問題は、可算名詞と不可算名詞の違いについての理解を確認するものです。waterは液体を表す不可算名詞で、通常はone watertwo watersとは数えません。

A) apple – 可算名詞で、one appletwo applesと数えられます。
B) water – 不可算名詞で、個別には数えません。
C) book – 可算名詞で、one bookthree booksと数えられます。
D) cat – 可算名詞で、one cattwo catsと数えられます。

語彙
apple りんご
water 水
book 本
cat 猫


問題②
次の中で、可算名詞はどれですか?

A) advice
B) sugar
C) chair
D) water

解説を読む

正解
C) chair

解説
この問題は、可算名詞と不可算名詞の違いについての理解を確認するものです。chairは椅子1脚、2脚と個別に数えられるため、可算名詞です。

A) advice – 不可算名詞で、an advicetwo advicesとは通常言いません。
B) sugar – 不可算名詞で、砂糖そのものは通常数えません。
C) chair – 可算名詞で、one chairtwo chairsと数えられます。
D) water – 不可算名詞で、水そのものは通常数えません。

語彙
advice アドバイス
sugar 砂糖
chair 椅子
water 水


問題③
次の中で、不可算名詞はどれですか?

A) bread
B) dog
C) car
D) book

解説を読む

正解
A) bread

解説
この問題は、可算名詞と不可算名詞の違いについての理解を確認するものです。breadはパンという食べ物をまとめて表す不可算名詞です。数えるときは、a piece of bread(パン1切れ)、two slices of bread(パン2枚)のように単位を使います。

A) bread – 不可算名詞で、通常はone breadtwo breadsとは言いません。
B) dog – 可算名詞で、one dogtwo dogsと数えられます。
C) car – 可算名詞で、one cartwo carsと数えられます。
D) book – 可算名詞で、one booktwo booksと数えられます。

語彙
bread パン
dog 犬
car 車
book 本


問題④
次の中で、可算名詞はどれですか?

A) information
B) furniture
C) idea
D) rice

解説を読む

正解
C) idea

解説
この問題は、可算名詞と不可算名詞の違いについての理解を確認するものです。ideaは「考え」「アイデア」を1つ、2つと数えられるため、可算名詞です。

A) information – 不可算名詞で、an informationtwo informationsとは通常言いません。
B) furniture – 不可算名詞で、a furnituretwo furnituresとは通常言いません。数えるときはa piece of furnitureのように表します。
C) idea – 可算名詞で、one ideatwo ideasと数えられます。
D) rice – 不可算名詞で、米そのものは通常数えません。

語彙
information 情報
furniture 家具
idea アイデア
rice 米