that節とwhat節の違い
この記事で学ぶこと
- that節は「~ということ」という内容を表す
- what節は「何が・何を・~すること」を表す
- thatは節の中で役割を持たないが、whatは節の中で主語や目的語の役割を持つ
英語では、名詞節を作るためにthat節とwhat節が使われます。どちらも文の中で名詞のように働きますが、役割は異なります。that節は「~ということ」という内容を表し、what節は「何が」「何を」「~すること」という意味を表します。この記事では、that節とwhat節の違いを解説します。
that節とwhat節の違いについてイラストで解説

that節とは?
that節は、「~ということ」という内容を表す名詞節です。考え・発言・事実・判断などの内容を説明するときによく使います。
that節の例文
- I know that she is coming.(彼女が来ることを知っています。)
- He believes that they are right.(彼は彼らが正しいと信じています。)
- It is important that you finish this task.(あなたがこの仕事を終えることが重要です。)
that自体は、節の中で主語や目的語の役割を持ちません。後ろには、基本的に主語 + 動詞のそろった文が続きます。
what節とは?
what節は、「何が」「何を」「~すること」という意味を表す名詞節です。whatは節の中で、主語や目的語の役割を持ちます。
what節の例文
- I don't know what he wants.(彼が何を欲しがっているのかわかりません。)
- What she said surprised me.(彼女が言ったことが私を驚かせました。)
- Can you tell me what happened?(何が起こったのか教えてくれますか?)
what he wantsでは、whatがwantsの目的語になっています。What she saidでは、whatがsaidの目的語になっています。
that節とwhat節の大きな違い
that節とwhat節の違いは、節の中で欠けている要素があるかどうかです。
- that節:後ろの文は基本的に完成している
- what節:後ろの文では、主語や目的語などが欠けている
たとえば、次の文を比べてみましょう。
- I know that she is coming.(彼女が来ることを知っています。)
- I know what she wants.(彼女が何を欲しがっているのか知っています。)
she is comingは、それだけで文として完成しています。一方、she wantsは「何を欲しがっているのか」が欠けているため、その部分をwhatが補っています。
that節とwhat節の違いを整理
| 種類 | 意味 | 特徴 | 例文 |
|---|---|---|---|
| that節 | ~ということ | 後ろに完成した文が続く |
She said that she was tired. (彼女は疲れていると言いました。) |
| what節 | 何が・何を・~すること | whatが節の中で主語や目的語の役割を持つ |
What she said was surprising. (彼女が言ったことは驚くべきことでした。) |
thatは省略できることがある
that節のthatは、特に会話では省略されることがあります。
- I think that it will rain tomorrow.(明日雨が降ると思います。)
- I think it will rain tomorrow.(明日雨が降ると思います。)
どちらも自然な英文です。ただし、文が長い場合や意味をはっきりさせたい場合は、thatを残すとわかりやすくなります。
whatは省略できない
what節のwhatは、節の中で主語や目的語の役割を持っているため、省略できません。
- 正: I don't know what he wants.
- 誤: I don't know he wants.
whatを省略すると、「彼が何を欲しがっているのか」という意味が表せなくなります。
よくある間違い
that節を使うべきところで、what節を使ってしまうことがあります。
- 誤: I know what she is coming.
- 正: I know that she is coming.(彼女が来ることを知っています。)
she is comingは完成した文なので、ここではthatを使います。
逆に、what節を使うべきところでthat節を使ってしまうこともあります。
- 誤: I don't know that he wants.
- 正: I don't know what he wants.(彼が何を欲しがっているのかわかりません。)
he wantsの後には目的語が必要です。その欠けた部分を表すために、whatを使います。
例文集
ここでは、that節とwhat節を使った例文を紹介します。各例文には解説と訳文を付けています。
- I think that it will rain tomorrow.
解説: that節は、明日雨が降るという内容を表しています。
訳文: 明日雨が降ると思います。
- I don't know what she is talking about.
解説: what節は、彼女が何について話しているのかを表しています。
訳文: 彼女が何について話しているのかわかりません。
- She explained that the meeting was canceled.
解説: that節を使って、会議がキャンセルされたという内容を説明しています。
訳文: 彼女は会議がキャンセルされたと説明しました。
- What you said hurt his feelings.
解説: what you saidは「あなたが言ったこと」という意味で、文の主語になっています。
訳文: あなたが言ったことが彼の気持ちを傷つけました。
- It's important that we finish this project on time.
解説: that節を使って、何が重要なのかを説明しています。
訳文: このプロジェクトを時間通りに終えることが重要です。
- What matters most is your health.
解説: What matters mostは「最も大切なこと」という意味で、文の主語になっています。
訳文: 最も大切なのはあなたの健康です。