接続詞と前置詞の使い分け:after、before
この記事で学ぶこと
- 接続詞「after」「before」は、時間の順序を明示し、後に動詞の節が続く
- 前置詞「after」「before」は、名詞の前に使い、時間の基準点を示す
「after」と「before」は時間を表す際に非常に重要な単語で、接続詞と前置詞として使われることがあります。接続詞としては文をつなぎ、前置詞としては名詞や名詞句を修飾します。この記事では、これら2つの単語が接続詞として、また前置詞としてどのように使われるかを具体例を交えて解説します。
「after」と「before」の接続詞としての使い方
接続詞として「after」や「before」を使う場合、それぞれ2つの節(主語と動詞が含まれる文)をつなげます。これにより、時間の前後関係を示します。
接続詞としての「after」「before」を使った例文
- I went home after I finished work.(私は仕事を終えた後、家に帰りました。)
- She took a shower before she went to bed.(彼女は寝る前にシャワーを浴びました。)
接続詞として使用すると、「after」と「before」は時間的な順序を表す際に使われ、動作や出来事の発生順を明確に示します。例えば、「I went home after I finished work.」は、仕事が終わった後に家に帰ったという意味になります。
「after」と「before」の前置詞としての使い方
前置詞として「after」や「before」は名詞や名詞句の前に置かれ、その名詞が時間的にいつ行われたかを示します。接続詞が節をつなぐのに対し、前置詞は名詞を修飾します。
前置詞としての「after」「before」を使った例文
- Let’s meet after lunch.(ランチの後に会いましょう。)
- I always brush my teeth before breakfast.(私はいつも朝食の前に歯を磨きます。)
前置詞として使用すると、「after」や「before」は名詞や名詞句の前に置かれ、それが時間的にどの段階にあるかを示します。例えば、「after lunch」は「ランチの後」を意味し、ランチが終わった後に会うことを示しています。
「after」と「before」の接続詞と前置詞の違いを整理
「after」と「before」の接続詞と前置詞としての違いを以下の表で整理しました。
用法 | 例文 | 説明 |
---|---|---|
接続詞 | She went home after she finished her work.彼女は仕事を終えた後、家に帰った。) | 2つの節をつなぎ、出来事の順序を示します。 |
前置詞 | Let’s meet after lunch.ランチの後に会いましょう。) | 名詞や名詞句の前に置かれ、時間的な順序を示します。 |
例文集
ここでは、接続詞と前置詞としての「after」と「before」の使い方を確認できる例文を5つ紹介します。それぞれの例文には解説と訳文をつけていますので、実際の使い方を確認してください。これらの例文はTOEIC対策にもなるものです。
- I went for a walk after dinner.
解説: 「after」は前置詞として使われ、「dinner(夕食)」の後に歩きに行ったことを示しています。
訳文: 私は夕食の後に散歩に行きました。
- After I finished my homework, I watched TV.
解説: 「after」は接続詞として使われ、宿題を終えた後にテレビを見たことを示しています。
訳文: 宿題を終えた後にテレビを見ました。
- She always washes her hands before meals.
解説: 「before」は前置詞として使われ、「meals(食事)」の前に手を洗うという習慣を表しています。
訳文: 彼女はいつも食事の前に手を洗います。
- Before you leave, make sure to lock the door.
解説: 「before」は接続詞として使われ、出かける前にドアをロックすることを示しています。
訳文: 出かける前に、必ずドアをロックしてください。
- He called me after the meeting.
解説: 「after」は前置詞として使われ、「the meeting(会議)」の後に電話をかけたことを示しています。
訳文: 彼は会議の後に私に電話をかけてきました。