接続詞と前置詞の違い – 英語の文法トラブルシューティング No.048

スポンサーリンク
スポンサーリンク

接続詞と前置詞の違い

この記事で学ぶこと

  1. 接続詞は、2つ以上の節や文を繋げる働き
  2. 前置詞は、名詞や代名詞の前に置かれる

英語における接続詞と前置詞は、それぞれ異なる役割を果たしますが、似た表現を持つ言葉が多いため、混乱しやすいです。例えば「before」や「after」などは、文中で接続詞や前置詞として使われることがあります。本記事では、接続詞と前置詞の違いを整理し、文の中での役割を具体例を交えて解説します。

接続詞とは?

接続詞は、2つ以上の節や文を繋げるために使われる言葉です。接続詞は主に、時間、理由、条件などを示す際に使われます。接続詞の後には通常、主語と動詞を含む節(主節や従属節)が続きます。

接続詞を使った例文

  • We left before the rain started.(雨が降り始める前に私たちは出発しました。)
  • He waited until she arrived.(彼は彼女が到着するまで待っていました。)
  • After I finished my homework, I went to bed.(宿題を終えた後、私は寝ました。)

これらの例では、接続詞「before」「until」「after」が、それぞれ2つの節を繋げる役割を果たしています。

前置詞とは?

前置詞は、名詞や代名詞の前に置かれ、その名詞や代名詞との関係を示す言葉です。前置詞は、場所、時間、方向、目的などを表現するために使われ、後に名詞や代名詞が続きます。

前置詞を使った例文

  • We left before the rain.(雨の前に私たちは出発しました。)
  • He waited until noon.(彼は正午まで待っていました。)
  • After the meeting, we went home.(会議の後、私たちは帰宅しました。)

これらの例では、前置詞「before」「until」「after」が、それぞれ名詞や代名詞と一緒に使われ、時間や状況を表しています。

接続詞と前置詞の違いを整理

接続詞と前置詞の違いを、以下の表にまとめました。

品詞 例文 説明
接続詞

We left before the rain started.

(雨が降り始める前に私たちは出発しました。)

接続詞「before」は2つの節「We left」と「the rain started」を繋げています。
前置詞

We left before the rain.

(雨の前に私たちは出発しました。)

前置詞「before」は名詞「the rain」と一緒に使われ、時間を示しています。

例文集

ここでは、接続詞と前置詞の使い分けを確認できる例文を5つ紹介します。各例文には解説と訳文をつけていますので、実際の使い方を確認してください。これらの例文はTOEIC対策にもなるものです。

  • I went to bed after I finished my homework.

    解説: 「after」は接続詞として使われ、2つの節「I went to bed」と「I finished my homework」を繋げています。

    訳文: 宿題を終えた後、私は寝ました。

  • She waited until the train arrived.

    解説: 「until」は接続詞として使われ、「She waited」と「the train arrived」を繋げています。

    訳文: 彼女は電車が到着するまで待っていました。

  • We went home after the party.

    解説: 「after」は前置詞として使われ、「the party」という名詞を伴って時間を表しています。

    訳文: 私たちはパーティーの後、帰宅しました。

  • He left before the rain started.

    解説: 「before」は接続詞として使われ、2つの節「He left」と「the rain started」を繋げています。

    訳文: 彼は雨が降り始める前に出発しました。

  • I woke up before sunrise.

    解説: 「before」は前置詞として使われ、「sunrise」という名詞を伴って時間を表しています。

    訳文: 私は日の出前に目が覚めました。