前置詞+関係代名詞と関係副詞を徹底解説!違いとは?

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前置詞+関係代名詞と関係副詞の使い方

前置詞+関係代名詞とは?

英語では、前置詞と関係代名詞を組み合わせて使うことで、より詳細な情報を付け加えることができます。この構造では、関係代名詞が前置詞の目的語となり、場所や理由、手段などを詳しく説明します。

前置詞の位置が関係代名詞の後ろに合っても意味は同じですが、前置詞+関係代名詞は書き言葉的(かしこまった表現)で、後ろに置くと話し言葉的になります。

  • 例: The house in which I live is very old.(私が住んでいる家はとても古いです)
    →The house which I live in is very old.
  • 例: The reason for which she left is unclear.(彼女が去った理由は不明です)
    →The reason which she left for is unclear.

関係副詞とは?

関係副詞は、文全体を修飾し、場所や時間、理由を説明するために使われる副詞です。よく使われる関係副詞には、「where」「when」「why」などがあります。関係副詞は前置詞+関係代名詞の代わりとして使われることが多いです。

  • 例: This is the place where we met.(ここが私たちが会った場所です)
  • 例: Do you know the reason why he left?(彼が去った理由を知っていますか?)
関係副詞 対応する前置詞 + 関係代名詞 例文

where

場所

in which

at which

The house where I live is very old.
(The house in which I live is very old.)

私が住んでいる家はとても古いです。

when

時間

on which

in which

at which

The day when we met was unforgettable.
(The day on which we met was unforgettable.)

私たちが出会った日は忘れられない日でした

why

理由

for which

The reason why she left is unclear.
(The reason for which she left is unclear.)

彼女が去った理由は不明です。

how

方法

なし

I don’t know how he solved the problem.

私は彼がその問題をどのように解決したのか分かりません

前置詞+関係代名詞と関係副詞の違い

前置詞+関係代名詞と関係副詞はどちらも文に追加情報を与えますが、使い方に違いがあります。前置詞+関係代名詞は、前置詞の目的語として名詞を修飾します。一方、関係副詞は前置詞と名詞を省略し、直接副詞として機能します。

こちらも前置詞+関係代名詞は書き言葉的、関係副詞が話し言葉的な表現となります。

  • 例: The school in which I studied was famous.(私が勉強した学校は有名でした)
  • 例: The school where I studied was famous.(私が勉強した学校は有名でした)

関係副詞whyと関係代名詞which

「why」は、理由を示す関係副詞です。「the reason why…」のように、理由を表現する際に使われます。対して、「which」は、名詞や代名詞を修飾する関係代名詞であり、主に物に関して追加情報を付け加えるときに使います。

  • 例(why): I don’t know the reason why he is absent.(彼が欠席している理由は分かりません)
  • 例(which): I don’t know the reason for which he is absent.(彼が欠席している理由は分かりません)

関係副詞whereの使い方

「where」は、場所を示す関係副詞です。「場所」に関する追加情報を示すために使われ、前置詞「in which」や「at which」の代わりに使われます。

  • 例: This is the school where I studied.(ここは私が勉強した学校です)
  • 例: I know a place where we can meet.(私たちが会える場所を知っています)

関係副詞の省略について

関係副詞は、省略されることはほとんどありませんが、前置詞+関係代名詞の構造では、関係代名詞が省略されることがあります。特にカジュアルな会話では、目的語となる関係代名詞が省略される場合があります。

  • 例: This is the house (which) I told you about.(これが私が話していた家です)

前置詞+関係代名詞と関係副詞の10の例文

  • The house in which I live is very old.

    • 訳: 私が住んでいる家はとても古いです。
    • 解説: 「in which」は前置詞と関係代名詞の組み合わせで、場所を示しています。
  • The reason why she left is unclear.

    • 訳: 彼女が去った理由は不明です。
    • 解説: 「why」は理由を示す関係副詞です。
  • The place where we met is no longer there.

    • 訳: 私たちが会った場所はもう存在しません。
    • 解説: 「where」は場所を示す関係副詞です。
  • The book about which we were talking is sold out.

    • 訳: 私たちが話していた本は売り切れです。
    • 解説: 「about which」は前置詞と関係代名詞の組み合わせです。
  • Do you know the reason why he left?

    • 訳: 彼が去った理由を知っていますか?
    • 解説: 「why」は理由を示す関係副詞です。
  • The house where I live is very old.

    • 訳: 私が住んでいる家はとても古いです。
    • 解説: 「where」は場所を示す関係副詞です。
  • The school where I studied is famous.

    • 訳: 私が勉強した学校は有名です。
    • 解説: 「where」は場所を示す関係副詞です。
  • This is the reason why we decided to leave early.

    • 訳: これが私たちが早く出発することに決めた理由です。
    • 解説: 「why」は理由を示す関係副詞です。
  • I don’t know the reason for which he is absent.

    • 訳: 彼が欠席している理由を知りません。
    • 解説: 「for which」は前置詞と関係代名詞の組み合わせです。
  • This is the place where we can relax.

    • 訳: ここは私たちがリラックスできる場所です。
    • 解説: 「where」は場所を示す関係副詞です。

まとめ

前置詞+関係代名詞と関係副詞の違いを理解することで、英語の文をより豊かに表現できます。フォーマルな場面では前置詞+関係代名詞を、カジュアルな場面では関係副詞を使うことが一般的です。また、「why」「where」などの関係副詞を正しく使うことで、より自然な英語表現が可能になります。

前置詞+関係代名詞と関係副詞についての練習問題

1. This is the book ____ I told you about yesterday.
  a. what
  b. where
  c. which
  d. in which

解答解説をみる
(c)
解説: “which” は “the book” を指す関係代名詞で、「昨日君に話した本」という意味になります。前置詞 “about” を使っているため、”which” が適切です。
a. “what” は「何」という意味で不適切です。
b. “where” は場所を表す関係副詞で、この文には適しません。
c. “which” は正解で、「~についての本」という意味を成します。
d. “in which” は「~の中で」という意味で、この文には合いません。

訳: これは昨日君に話した本です。
単語: book (名詞) 本、 yesterday (副詞) 昨日

2. The house ____ he lives is very old.
  a. which
  b. in which
  c. that
  d. where

解答解説をみる
(b)
解説: “in which” は「~の中に」という意味を持ち、「彼が住んでいる家」という関係を表します。”where” も使えそうですが、ここでは “in which” が最適です。
a. “which” だけでは前置詞が欠けており、不適切です。
b. “in which” は前置詞+関係代名詞で「彼が住んでいる家」を示します。
c. “that” は一般的に場所を示す場合には適しません。
d. “where” は関係副詞ですが、”in which” がより自然です。

訳: 彼が住んでいる家はとても古いです。
単語: house (名詞) 家、 live (動詞) 住む

3. The reason ____ he was late was the traffic.
  a. why
  b. which
  c. in which
  d. when

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(a)
解説: “why” は「理由」を表す関係副詞で、「彼が遅刻した理由」という意味に適しています。
a. “why” は理由を示す関係副詞で適切です。
b. “which” は「物」を指し、この文には不適切です。
c. “in which” は場所の表現に使われますが、理由には適していません。
d. “when” は時間を表し、この文には不適切です。

訳: 彼が遅れた理由は交通渋滞でした。
単語: reason (名詞) 理由、 late (形容詞) 遅れる、 traffic (名詞) 交通

4. I will never forget the day ____ we first met.
  a. where
  b. in which
  c. what
  d. when

解答解説をみる
(d)
解説: “when” は「日」を示す関係副詞で、「私たちが初めて会った日」を示します。
a. “where” は場所を表すため不適切です。
b. “in which” は「~の中で」という意味で、この文には不適切です。
c. “what” は関係代名詞として使えません。
d. “when” が正解で、時を示す関係副詞です。

訳: 私たちが初めて会った日を決して忘れません。
単語: day (名詞) 日、 met (動詞) 会った

5. Do you know the hotel ____ they stayed during their vacation?
  a. where
  b. which
  c. that
  d. in that

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(a)
解説: “where” は場所を表す関係副詞で、「彼らが滞在したホテル」を示します。
a. “where” は適切な選択です。
b. “which” だけでは場所を表せません。
c. “that” は関係代名詞ですが、場所を表す “where” の方が適切です。
d. “in that” は文法的に不正確です。

訳: 彼らが休暇中に滞在したホテルを知っていますか?
単語: hotel (名詞) ホテル、 vacation (名詞) 休暇

6. The situation ____ we found ourselves was challenging.
  a. what
  b. in which
  c. where
  d. which

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(b)
解説: “in which” は「~の中で」という意味で、状況を示しています。
a. “what” は文法的に不正確です。
b. “in which” は「状況の中で」という表現に適切です。
c. “where” は「場所」を示す関係副詞で、この文には適しません。
d. “which” だけでは前置詞が足りず、不適切です。

訳: 私たちが直面した状況は困難でした。
単語: situation (名詞) 状況、 challenging (形容詞) 困難な