前置詞 in、on、at の使い分け
この記事で学ぶこと
- 前置詞は対象の時間的長さ、大きさ、位置によって使い分ける
英語学習において、前置詞の使い方は非常に重要で、特に「in」「on」「at」の使い分けはよく間違いやすいポイントです。この記事では、これら3つの前置詞の使い分けについて、時間と場所の両方での用法を具体例とともに詳しく解説します。理解を深めるために、豊富な例文を提供しますので、ぜひご参考ください。
時間に使う in、on、at の使い分け
まず、時間に関する前置詞の使い分けから見てみましょう。それぞれの前置詞がどのような時間表現に使われるかを、以下のルールで整理できます。
前置詞 | 使い方 | 例文 |
---|---|---|
in |
「長い期間」を表す。 月、年、世紀、または「未来のある時点」を示す際に使う。 |
She was born in 1990. (彼女は1990年に生まれた。) I will finish the report in three days. (私は3日後にレポートを終える。) |
on | 「特定の日付」や「曜日」に使う。 |
The meeting is on Monday. (会議は月曜日にある。) Her birthday is on July 4th. (彼女の誕生日は7月4日です。) |
at | 「特定の時刻」や「短い時間」を表す際に使う。 |
The train arrives at 10:30. (列車は10:30に到着します。) Let’s meet at noon. (正午に会いましょう。) |
このように、時間を表す際には「in」は比較的長い期間に使い、「on」は特定の日や曜日に、「at」は時刻や短い時間に使うのが一般的です。
場所に使う in、on、at の使い分け
次に、場所を表す際の使い分けを見てみましょう。場所を示す場合でも、それぞれの前置詞は異なる意味を持っています。
前置詞 | 使い方 | 例文 |
---|---|---|
in |
「大きな空間や内部」を表す。 都市、国、部屋などに使われる。 |
I live in Tokyo. (私は東京に住んでいます。) The book is in the bag. (その本はバッグの中にあります。) |
on |
「表面」に使われる。 机の上、壁にかけられたもの、あるいは特定の場所の道路や階に使われる。 |
The pen is on the table. (ペンは机の上にあります。) My apartment is on the second floor. (私のアパートは2階にあります。) |
at |
「特定の場所」を示す。 建物や小さな場所に使われることが多い。 |
We will meet at the station. (駅で会いましょう。) She is at the door. (彼女はドアのところにいます。) |
場所を表す際の前置詞の使い方も、時間と同様に「in」は大きな空間や内部を示し、「on」は表面や特定のエリアを示し、「at」はピンポイントな場所を示すと覚えておくと良いでしょう。
TOEIC対策例文
ここでは、TOEICによく出る前置詞「in」「on」「at」の使い方を意識した例文を5つ紹介します。各例文には解説と訳文をつけていますので、理解を深めてください。
- The conference will be held in June.
解説: 「in」は「月」を示す前置詞で、6月という期間にカンファレンスが開催されることを表しています。
訳文: 会議は6月に開催されます。
- The meeting is scheduled for 10 AM on Monday.
解説: 「on」は「曜日」を示し、会議が特定の曜日(月曜日)に行われることを表しています。
訳文: 会議は月曜日の午前10時に予定されています。
- She is waiting at the bus stop.
解説: 「at」は「特定の場所」を示し、彼女がバス停という特定の地点で待っていることを表します。
訳文: 彼女はバス停で待っています。
- He works on the 5th floor of the building.
解説: 「on」は「特定の場所の表面」を示し、5階という特定の階層で働いていることを示しています。
訳文: 彼はそのビルの5階で働いています。
- The project was completed in two weeks.
解説: 「in」は「期間」を表し、プロジェクトが2週間の期間内に完了したことを示しています。
訳文: プロジェクトは2週間で完了しました。
