自動詞と他動詞の区別の仕方! – 英語の文法トラブルシューティング No.001

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自動詞と他動詞の区別の仕方!

この記事で学ぶこと

  1. 自動詞は動詞の後に目的語を必要としない動詞
  2. 他動詞は動詞の後に目的語を必要とする動詞

英語の動詞には「自動詞」と「他動詞」という2つのタイプがあります。これらの違いを理解することは、英語の文章を正しく作成し、より自然な表現をするために非常に重要です。この記事では、自動詞と他動詞の基本的な違いと、どのように使い分けるかを丁寧に解説します。目的語を必要とするかどうかで見分ける方法に加え、例文を豊富に紹介します。

自動詞とは?

自動詞(intransitive verb)とは、動作がそのまま完結し、目的語を必要としない動詞のことです。自動詞は主語の動作がそれだけで完結するため、動詞の後に「何を」「誰を」といった対象を示す言葉が続きません。

例えば、以下のような例があります。

自動詞の例

  • He runs. (彼は走る。)
  • The baby cried. (赤ちゃんが泣いた。)
  • They arrived at the station. (彼らは駅に到着した。)
  • She sleeps every night. (彼女は毎晩寝ます。)
  • The sun rises in the east. (太陽は東から昇ります。)

他動詞とは?

他動詞(transitive verb)は、動作の対象となる目的語を必ず必要とする動詞です。他動詞を使う際には、動詞の後に「何を」「誰を」という対象を示す言葉が続かないと、文が不完全になります。

以下は他動詞の具体的な例です。

他動詞の例

  • He reads a book. (彼は本を読む。)
  • She opened the door. (彼女はドアを開けた。)
  • I like apples. (私はリンゴが好きです。)
  • They made a cake. (彼らはケーキを作った。)
  • We bought a new car. (私たちは新しい車を買った。)

自動詞と他動詞の見分け方

自動詞と他動詞を見分けるためには、動詞の後に目的語が必要かどうかを確認することがポイントです。目的語が必要であれば他動詞、不要であれば自動詞です。例えば、動詞「open」は自動詞としても他動詞としても使えるため、文脈によってどちらの用法かを見分ける必要があります。

自動詞と他動詞の見分け方のポイント

動詞が自動詞か他動詞かを見分けるためのポイントとして、以下の点を確認しましょう。

  • 動詞の後に何かを必要とするか? 目的語が必要な場合は他動詞、必要でなければ自動詞です。
  • 動詞の使い方によって意味が変わるか? 一部の動詞は自動詞・他動詞両方で使えるため、文脈によって意味が異なります。
動詞 自動詞の例 他動詞の例
run He runs every morning. (彼は毎朝走る。) × 他動詞としては使えない
open The door opened by itself. (ドアがひとりでに開いた。) She opened the door. (彼女はドアを開けた。)
eat × 自動詞としては使えない He eats an apple. (彼はリンゴを食べる。)
arrive They arrived at the station. (彼らは駅に到着した。) × 他動詞としては使えない

このように、動詞によっては自動詞としても他動詞としても使えるものがあり、文脈によってどちらかを選ぶ必要があります。また、動詞の後に目的語が続く場合は他動詞であり、続かない場合は自動詞という基本的なルールを覚えると便利です。

両方の用法を持つ動詞

英語には、自動詞と他動詞の両方で使える動詞があります。以下は、その例です。

  • 自動詞: The door opened by itself. (ドアがひとりでに開いた。)
  • 他動詞: She opened the door. (彼女はドアを開けた。)
  • 自動詞: He runs every morning. (彼は毎朝走る。)
  • 他動詞: × 他動詞としては使えない

自動詞として使う場合は、動作が主語で完結していることが特徴で、他動詞として使う場合は、目的語に影響を与える動作であることがわかります。このような動詞を使う際には、文脈に応じて正しい使い方を選ぶことが大切です。

まとめ

自動詞と他動詞の違いは、動作が完結するために目的語を必要とするかどうかで決まります。自動詞は主語の動作が完結する動詞であり、他動詞は動作の対象として目的語を必要とする動詞です。これらの違いを理解することで、より正確な英語表現が可能になります。また、動詞によっては自動詞と他動詞の両方で使えるものもあり、文脈に応じて使い分けることが必要です。

TOEIC対策例文

ここでは、自動詞と他動詞の使い方を意識したTOEICに役立つ例文を紹介します。各例文の解説訳文をつけていますので、理解を深めてください。

  • The company is growing rapidly.

    解説: この例文では「grow」という自動詞を使って、会社が急速に成長している様子を表しています。目的語を必要とせず、動作が会社自身で完結しています。

    訳文: その会社は急速に成長しています。

  • They increased the production by 10% last year.

    解説: 「increase」は他動詞として使われ、動作の対象である「production(生産量)」が必要です。何が増えたのかを示す目的語が必要な文です。

    訳文: 彼らは昨年、生産量を10%増やしました。

  • She apologized for the delay.

    解説: 「apologize」は自動詞で、動作が完結しています。目的語は不要ですが、「for ~」を使って遅延の理由を述べています。

    訳文: 彼女は遅延を謝罪しました。

  • He broke the window while playing baseball.

    解説: 「broke」は他動詞で、動作の対象として「the window(窓)」が必要です。彼が何を壊したのかを示すために目的語が使われています。

    訳文: 彼は野球をしている間に窓を壊しました。

  • The new product launched last week.

    解説: 「launch」は他動詞として使われることが多いですが、この文では自動詞として使われ、製品自体が「発売された」という意味になります。

    訳文: 新製品は先週発売されました。

自動詞と他動詞を徹底解説!違いと見分け方をわかりやすく説明
自動詞と他動詞を徹底解説!違いと見分け方をわかりやすく説明自動詞とは?自動詞は、動作の対象となる「目的語」を取らず、主語だけで意味が完結する動詞です。例えば「He runs.(彼は走る)」のように、動詞の後に目的語がなくても文が成立します。「自分だけで解決する動詞」と覚えるとよいでしょう。「補語」が来ることはあります。...