間接疑問文の作り方:what と how の違い
この記事で学ぶこと
- 間接疑問文では、主語と動詞の順序が通常の文と同じ
- 「what」は物事を、「how」は方法を尋ねる
間接疑問文は、他の文の一部として疑問文を含む表現で、質問のニュアンスを持ちながらも直接的ではありません。疑問詞「what」や「how」を使うことで、より柔らかく情報を尋ねたり、意見を求めたりすることができます。この記事では、間接疑問文の基本ルールと、疑問詞「what」「how」を使った文の構造を詳しく解説します。
間接疑問文の基本ルール
間接疑問文を作る際のポイントは、疑問文の形をそのまま使わないことです。間接疑問文では、主語と動詞の順序が通常の文と同じ順序になり、疑問文特有の倒置が行われません。また、疑問文で使われる助動詞「do」は、間接疑問文では使われません。
間接疑問文の構造
以下のような文構造になります:
主節 + 疑問詞 + 主語 + 動詞
例えば、「What is he doing?」という疑問文を間接疑問文にすると「I wonder what he is doing.」になります。このとき、動詞「is」は主語「he」の後に置かれ、疑問文特有の倒置は行われません。
疑問詞「what」を使った間接疑問文
- 直接疑問文: What is he doing?
- 間接疑問文: I wonder what he is doing.
「what」を使った間接疑問文は、通常の疑問文と異なり、主語と動詞の順序が変わらないことがポイントです。
疑問詞「how」を使った間接疑問文
「how」を使った間接疑問文も、基本的なルールは同じです。「how」は「どのように」という意味を持ち、動作や状態の詳細を尋ねる際に使われます。
疑問詞「how」を使った例
- 直接疑問文: How did she solve the problem?
- 間接疑問文: I wonder how she solved the problem.
この場合も、疑問文では「did」が使われていますが、間接疑問文では「did」は不要となり、動詞の順序も通常の文と同じになります。
「what」と「how」の使い分け
「what」は物や事柄を尋ねるために使われ、「how」は方法や状況を尋ねる際に使われます。どちらの疑問詞も、間接疑問文では倒置が行われないことに注意が必要です。
間接疑問文の整理
以下の表は、「what」と「how」を使った直接疑問文と間接疑問文の違いをまとめたものです:
疑問詞 | 直接疑問文 | 間接疑問文 |
---|---|---|
what |
What is your name? (あなたの名前は何ですか?) |
Can you tell me what your name is? (あなたの名前が何か教えてくれますか?) |
how |
How does this work? (これはどのように機能しますか?) |
I wonder how this works. (これがどのように機能するのか不思議に思います。) |
例文集
ここでは、間接疑問文の使い方を確認できる例文を5つ紹介します。各例文には解説と訳文をつけていますので、実際の使い方を確認してください。
- I wonder what he is thinking.
解説: 「what」を使った間接疑問文で、彼が何を考えているかについて尋ねています。
訳文: 彼が何を考えているのか不思議に思います。
- Can you tell me how she fixed the car?
解説: 「how」を使った間接疑問文で、彼女がどのように車を修理したのか尋ねています。
訳文: 彼女がどのように車を修理したのか教えてくれますか?
- I don’t know what time the meeting starts.
解説: 「what」を使った間接疑問文で、会議が何時に始まるかについて尋ねています。
訳文: 会議が何時に始まるのかわかりません。
- Do you know how they built the bridge?
解説: 「how」を使った間接疑問文で、彼らがどのように橋を建てたのかについて尋ねています。
訳文: 彼らがどのように橋を建てたのか知っていますか?
- I am curious about what she said.
解説: 「what」を使った間接疑問文で、彼女が何を言ったのかについて気になっています。
訳文: 彼女が何を言ったのか気になります。