形容詞をマスター!位置、語尾、副詞との見分け方を解説

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形容詞をマスター!位置、語尾、副詞との見分け方を解説

It’s an interesting book.

それは面白い本です。

形容詞とは何か?

形容詞は、名詞を修飾し、その名詞の性質や状態を詳しく説明するための言葉です。

例えば、「big(大きい)」「beautiful(美しい)」のように、形容詞を使うことで、名詞が具体的にどのようなものであるかを伝えることができます。

形容詞と名詞の関係

形容詞は、常に名詞の前後に位置して、その名詞を修飾します。たとえば、「a big house(大きな家)」という場合、「big」は「house(家)」を修飾しています。これにより、「家」の大きさが具体的に説明されています。

形容詞の位置

形容詞は通常、名詞の前に置かれますが、be動詞や感覚を表す動詞(look, sound, feelなど)の後ろに置かれることもあります。

  • 名詞の前に置く例: a beautiful flower(美しい花)
  • be動詞の後ろに置く例: The flower is beautiful.(その花は美しい)
    (The flower is beautiful flower.と考えるとよいでしょう。)

形容詞と副詞の見分け方

形容詞は名詞を修飾するのに対し、副詞は動詞や形容詞、他の副詞を修飾します。例えば、「He runs fast.(彼は速く走る)」という文では、「fast」は「run(走る)」を修飾しており、これは副詞です。形容詞が修飾する対象が「名詞」である一方で、副詞は「動詞」や「形容詞」、「副詞」を修飾するため、ここで見分けることができます。違いについては英語として覚えるのではなく、まずは日本語として覚えるとよいでしょう。

形容詞と副詞の装飾対象の違い

形容詞 副詞
名詞:He drives a fast car.
(彼は速い車を運転します。(スポーツカー等))

動詞:She runs quickly to catch the bus.
(彼女はバスに間に合うように素早く走ります。)

形容詞:The train is extremely fast.

(その列車は非常に速いです。)

副詞:He drives very quickly.

(彼はとても速く運転します。)

形容詞の語尾

形容詞の語尾には、特徴的なパターンがあります。以下は、形容詞の語尾の一般的なパターンです。

  • -able / -ible: comfortable(快適な), possible(可能な)
  • -al: cultural(文化的な), natural(自然の)
  • -ful: beautiful(美しい), helpful(助けになる)
  • -less: careless(不注意な), hopeless(絶望的な)
  • -ous: dangerous(危険な), famous(有名な)

形容詞節とは?

形容詞節とは、名詞を修飾する節のことです。形容詞節は、関係代名詞(who, which, thatなど)で始まることが多く、名詞をより詳細に説明します。

  • 例: The book that I bought yesterday is interesting.(私が昨日買った本は面白い)

この文では、「that I bought yesterday」が「book(本)」を修飾しており、これが形容詞節です。

形容詞の10の例文

  • The sky is blue.

    • 訳: 空は青いです。
    • 解説: “blue” は形容詞で、”sky”(空)という名詞の色を表しています。形容詞は名詞の性質や状態を説明します。
  • She has a beautiful dress.

    • 訳: 彼女は美しいドレスを持っています。
    • 解説: “beautiful” は形容詞で、”dress”(ドレス)を修飾しています。”a” は不定冠詞で、一つの美しいドレスを指しています。
  • The book is interesting.

    • 訳: その本は面白いです。
    • 解説: “interesting” は形容詞で、”book”(本)の内容を説明しています。”The” という定冠詞がついているため、特定の本について話しています。
  • He is a tall boy.

    • 訳: 彼は背の高い男の子です。
    • 解説: “tall” は形容詞で、”boy”(男の子)の背丈を表しています。”a” は不定冠詞で、特定の一人の男の子を指しています。
  • They live in a small house.

    • 訳: 彼らは小さな家に住んでいます。
    • 解説: “small” は形容詞で、”house”(家)の大きさを示しています。”a” は不特定の家を指しています。
  • The water is cold.

    • 訳: 水は冷たいです。
    • 解説: “cold” は形容詞で、”water”(水)の温度を表しています。”The” という定冠詞で、特定の水について話しています。
  • My sister is very smart.

    • 訳: 私の姉(妹)はとても賢いです。
    • 解説: “smart” は形容詞で、”sister”(姉/妹)の知性を表します。”very” は副詞で、形容詞 “smart” を強調しています。
  • This is a difficult question.

    • 訳: これは難しい質問です。
    • 解説: “difficult” は形容詞で、”question”(質問)の難易度を示しています。”This” は特定の質問を指しています。
  • We had a delicious meal.

    • 訳: 私たちは美味しい食事をしました。
    • 解説: “delicious” は形容詞で、”meal”(食事)の味を説明しています。”a” は不定冠詞で、一つの食事を指しています。
  • The movie was exciting.

    • 訳: その映画はワクワクするものでした。
    • 解説: “exciting” は形容詞で、”movie”(映画)の感情を引き起こす性質を示しています。”The” は特定の映画を指しています。

まとめ

形容詞は、名詞を修飾する重要な役割を持っています。形容詞の位置や語尾、副詞との違いを理解することで、文章表現がより豊かになります。また、形容詞節を使うことで、名詞をより詳細に説明できるようになります。さまざまな例文を通じて、形容詞の使い方をマスターしましょう。

形容詞についての練習問題

1. The movie was ____.
  a. boring
  b. bored
  c. interesting
  d. dull

解答解説をみる
(c)
解説: “interesting” は「興味深い」という意味の形容詞で、「その映画は興味深かった」という意味になります。
a. “boring” は「退屈な」という意味ですが、文の文脈には合いません。
b. “bored” は「退屈している」という意味の形容詞で不適切です。
d. “dull” は「鈍い」という意味で文の文脈には合いません。

訳: その映画は興味深かったです。
単語: movie (名詞) 映画、 interesting (形容詞) 興味深い

2. The day was ____.
  a. beautiful
  b. beautify
  c. beautification
  d. beautifully

解答解説をみる
(d)
解説: “beautiful” は「美しい」という意味の形容詞ですが、ここでは副詞を使うべきです。「その日は美しかった」と言う文脈になります。
a. “beautiful” は形容詞で不適切です。
b. “beautify” は動詞で不適切です。
c. “beautification” は名詞で不適切です。

訳: その日は美しかったです。
単語: day (名詞) 日、 beautiful (形容詞) 美しい

3. He is a ____ person.
  a. kind
  b. kindly
  c. kinder
  d. kindness

解答解説をみる
(a)
解説: “kind” は「親切な」という意味の形容詞で、「彼は親切な人です」という意味になります。
b. “kindly” は副詞で不適切です。
c. “kinder” は比較級で不適切です。
d. “kindness” は名詞で不適切です。

訳: 彼は親切な人です。
単語: person (名詞) 人、 kind (形容詞) 親切な

4. The sky is very ____.
  a. blue
  b. blueness
  c. bluer
  d. most blue

解答解説をみる
(a)
解説: “blue” は「青い」という意味の形容詞で、「空はとても青いです」という意味になります。
b. “blueness” は名詞で不適切です。
c. “bluer” は比較級で不適切です。
d. “most blue” は不適切な表現です。

訳: 空はとても青いです。
単語: sky (名詞) 空、 blue (形容詞) 青い

5. The weather was ____.
  a. fine
  b. finer
  c. finest
  d. fineness

解答解説をみる
(a)
解説: “fine” は「良い」という意味の形容詞で、「その天気は良かったです」という意味になります。
b. “finer” は比較級で不適切です。
c. “finest” は最上級で不適切です。
d. “fineness” は名詞で不適切です。

訳: その天気は良かったです。
単語: weather (名詞) 天気、 fine (形容詞) 良い