関係代名詞の基本ルールと使い方と主格・目的格・所有格についてを徹底解説!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

関係代名詞の基本ルールと使い方と主格・目的格・所有格についてを徹底解説!

関係代名詞とは?

関係代名詞は、2つの文を1つにまとめて、名詞に追加情報を付け加えるために使われる代名詞です。主格、目的格、所有格といった形で使われます。特に英語では「who」「which」「that」「whose」「what」が関係代名詞として使われます。

関係代名詞の使い分け方

先行詞とは関係代名詞が説明する名詞のことをいいます。

関係代名詞 使い方 例文
who 人を先行詞とする場合に使う The man who is standing over there is my father.
(あそこに立っている男性は私の父です)
which 物や動物を先行詞とする場合に使う The book which you lent me was very interesting.
(あなたが貸してくれた本はとても面白かった)
that

人・物の両方を先行詞とする場合に使える。
非制限用法では使えない

※①,that①の説明,~は不可ということ

The car that I bought is very fast.
(私が買った車はとても速い)
what

先行詞を必要としない関係代名詞。

「〜すること」「〜するもの」などを表す

What he said surprised me.
(彼が言ったことが私を驚かせた)

関係代名詞の変化形

関係代名詞 主格 目的格 所有格
who who whom / who whose
which which which whose
that that that なし
what what what なし

主格としての関係代名詞

主格の関係代名詞は、関係節の主語として機能します。主格の場合、後ろに動詞が続きます。通常、「who」「which」「that」が主格の関係代名詞として使われます。

  • 例: The boy who plays soccer is my brother.(サッカーをする男の子は私の兄です)
  • 例: The book which is on the table is mine.(テーブルの上にある本は私のです)

目的格としての関係代名詞

目的格の関係代名詞は、関係節で動詞の目的語となる場合に使われます。目的格の「who」や「which」「that」は省略可能です。

  • 例: The girl who I met yesterday is my friend.(昨日会った女の子は私の友達です)
  • 例: The movie which we watched was interesting.(私たちが見た映画は面白かった)

所有格としての関係代名詞

所有格の関係代名詞「whose」は、名詞の所有者を示す場合に使います。所有する対象物を説明するために関係代名詞の「whose」を使用します。

  • 例: The man whose car was stolen is angry.(車を盗まれた男性は怒っています)
  • 例: The boy whose mother is a doctor is very smart.(母親が医者である男の子はとても頭が良いです)

関係代名詞whatについて

「what」は、主語や目的語として使うことができ、関係代名詞として「〜するもの」「〜すること」という意味を表します。「what」は特定の名詞を指さず、曖昧な「何か」を指す場合に使われます。

  • 例: What she said was true.(彼女が言ったことは本当です)
  • 例: He gave me what I needed.(彼は私が必要としていたものをくれました)

非制限用法の関係代名詞

非制限用法の関係代名詞は、前の名詞に追加の説明を付け加えるために使いますが、文章の意味に直接影響を与えるわけではありません。この場合、関係代名詞の前にカンマを置きます。通常、「which」や「who」が使われます。thatは使用できません。

  • 例: My car, which I bought last year, is very fast.(去年買った私の車はとても速いです)
  • 例: John, who is my best friend, lives in New York.(ジョンは、私の親友ですが、ニューヨークに住んでいます)

制限用法と非制限用法の違い

  • 非制限用法では、関係代名詞節はコンマで区切られ、余談的なニュアンス補足説明を付け加える効果があります。この用法を使うことで、読み手や聞き手に対して柔らかく、親しみやすい印象を与えつつ、追加情報を提供することができます。

  • 対して、制限用法では、関係代名詞節が名詞を限定しており、その情報がなければ文の意味が完全には伝わらないため、より明確に区別したいときに使われます。

制限用法 非制限用法
The John who is my best friend lives in New York.

John, who is my best friend, lives in New York.

「John」という名前の複数の人物がいることを前提にして、その中で「私の親友であるJohn」を特定しています。この場合、関係代名詞節は「どのJohnなのか」を限定する役割を果たしています。 「John」は一人で、補足的に「彼は私の親友です」という情報を加えています。この場合、「John」という人物がすでに特定されており、関係代名詞節は単に追加情報を提供しているにすぎません。

関係代名詞の省略

目的格の関係代名詞は、関係節の中で省略できることがあります。省略できるのは、関係代名詞が目的語として使われる場合のみです。

  • 例: The book (which) I read yesterday was very interesting.(昨日読んだ本はとても面白かった)
  • 例: The person (who) I met is very kind.(私が会った人はとても親切です)

関係代名詞の10の例文

  • The boy who plays soccer is my brother.

    • 訳: サッカーをする男の子は私の兄です。
    • 解説: 「who」は主格の関係代名詞で、主語「boy」に付随する説明をしています。
  • The book which is on the table is mine.

    • 訳: テーブルの上にある本は私のです。
    • 解説: 「which」は主格の関係代名詞で、「book」を修飾しています。
  • The girl who I met yesterday is my friend.

    • 訳: 昨日会った女の子は私の友達です。
    • 解説: 「who」は目的格の関係代名詞で、「girl」を修飾しています。
  • The movie which we watched was interesting.

    • 訳: 私たちが見た映画は面白かったです。
    • 解説: 「which」は目的格の関係代名詞で、「movie」を修飾しています。
  • The man whose car was stolen is angry.

    • 訳: 車を盗まれた男性は怒っています。
    • 解説: 「whose」は所有格の関係代名詞で、「man」を修飾しています。
  • The boy whose mother is a doctor is very smart.

    • 訳: 母親が医者である男の子はとても頭が良いです。
    • 解説: 「whose」は所有格の関係代名詞で、「boy」を修飾しています。
  • What she said was true.

    • 訳: 彼女が言ったことは本当です。
    • 解説: 「what」は関係代名詞で、「何」を指しています。
  • He gave me what I needed.

    • 訳: 彼は私が必要としていたものをくれました。
    • 解説: 「what」は関係代名詞で、目的語として機能しています。
  • My car, which I bought last year, is very fast.

    • 訳: 私の車は、去年買ったものですが、とても速いです。
    • 解説: 「which」は非制限用法で、「car」を修飾しています。
  • John, who is my best friend, lives in New York.

    • 訳: ジョンは、私の親友ですが、ニューヨークに住んでいます。
    • 解説: 「who」は非制限用法で、「John」を修飾しています。

まとめ

関係代名詞は、2つの文をまとめる際に便利で、主語や目的語、所有者を指すことができます。特に「who」「which」「that」「whose」などを使い分けることで、より豊かで詳細な英語表現が可能になります。関係代名詞の省略や非制限用法も覚えて、日常会話やライティングで活用しましょう。

関係代名詞についての練習問題

1. The girl ____ won the contest is my sister.
  a. which
  b. who
  c. whom
  d. whose

解答解説をみる
(b)
解説: “who” は人を指す関係代名詞で、「コンテストで勝った女の子」という意味を成します。
a. “which” は物や動物に使われ、人には不適切です。
b. “who” は人を指す関係代名詞として適切です。
c. “whom” は目的格として使いますが、主格が必要です。
d. “whose” は所有を示し、この文には合いません。

訳: コンテストで優勝した女の子は私の妹です。
単語: girl (名詞) 女の子、 contest (名詞) コンテスト

2. The car ____ I bought last year is already having problems.
  a. who
  b. whose
  c. which
  d. that

解答解説をみる
(c)
解説: “which” は物を指す関係代名詞で、「去年買った車」という意味を成します。
a. “who” は人を指すため不適切です。
b. “whose” は所有を示す関係代名詞で、この文には不適切です。
c. “which” は物を指し、適切な選択です。
d. “that” も使えますが、”which” が一般的です。

訳: 去年買った車にもう問題が出ています。
単語: car (名詞) 車、 bought (動詞) 買った、 problem (名詞) 問題

3. This is the house ____ was built in the 19th century.
  a. who
  b. that
  c. whose
  d. whom

解答解説をみる
(b)
解説: “that” は物を指す関係代名詞で、「19世紀に建てられた家」を示します。
a. “who” は人に使うため不適切です。
b. “that” は物に使う関係代名詞で、適切です。
c. “whose” は所有を表し、ここには不適切です。
d. “whom” は目的格で、主格が必要です。

訳: これは19世紀に建てられた家です。
単語: house (名詞) 家、 built (動詞) 建てられた、 century (名詞) 世紀

4. I have a friend ____ dog is very friendly.
  a. who
  b. that
  c. whose
  d. which

解答解説をみる
(c)
解説: “whose” は所有を示す関係代名詞で、「友達の犬」という意味を成します。
a. “who” は人を指しますが、所有を示すには使えません。
b. “that” は物や人に使いますが、所有を示すには不適切です。
c. “whose” は所有格で適切です。
d. “which” は物を指し、人には使えません。

訳: 友達の犬はとても人懐っこいです。
単語: friend (名詞) 友達、 dog (名詞) 犬、 friendly (形容詞) 人懐っこい

5. The teacher ____ students respect is retiring this year.
  a. who
  b. whom
  c. which
  d. whose

解答解説をみる
(b)
解説: “whom” は人を指す目的格の関係代名詞で、「生徒たちが尊敬している先生」を意味します。
a. “who” は主格として使われ、ここでは不適切です。
b. “whom” は目的格として使われ、適切です。
c. “which” は物を指し、人には使えません。
d. “whose” は所有を示し、この文には合いません。

訳: 生徒たちが尊敬する先生が今年引退します。
単語: teacher (名詞) 先生、 respect (動詞) 尊敬する、 retire (動詞) 引退する

6. The restaurant ____ we had dinner was very cozy.
  a. where
  b. which
  c. that
  d. whom

解答解説をみる
(a)
解説: “where” は場所を示す関係副詞で、「私たちが夕食をとったレストラン」を意味します。
a. “where” は適切で、場所を指します。
b. “which” は場所に直接使うのは不適切です。
c. “that” は物を指しますが、場所の意味には不向きです。
d. “whom” は人を指すため不適切です。

訳: 私たちが夕食をとったレストランはとても居心地が良かったです。
単語: restaurant (名詞) レストラン、 dinner (名詞) 夕食、 cozy (形容詞) 居心地が良い