stillとyetの違いと正しい使い方 英語の似た表現の違いとそのニュアンスのポイント

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stillとyetの違いと正しい使い方

用途 Still Yet
品詞 副詞 副詞
継続する状態

He is still sleeping.

(彼はまだ寝ています)

×
未完了の状況 ×

He hasn’t arrived yet.

(彼はまだ到着していません)

期待に反した状況

She is still not here.

(彼女はまだここにいません)

He hasn’t responded yet.

(彼はまだ返事をしていません)

“Still”と”Yet”はどちらも副詞として使われ、「まだ」を意味しますが、異なるニュアンスで使われます。

「Still」は継続している状態を強調し、予想に反して続いているニュアンスを持つことがあります。

「Yet」は未完了の状態や、期待されているが達成されていない状況を示す際に使われます。

これらの使い分けを理解することで、より自然な表現が可能になります。

継続を表す「Still」

「Still」は副詞として、ある行動や状況が継続している場合に使われます。特に「まだ〜している」という意味合いで、進行中の状態や続いている出来事を強調する際に用いられます。

例文:

  • He is still working on the project.
    (彼はまだプロジェクトに取り組んでいます)
    → 継続中の作業を表しています。
  • They are still waiting for the bus.
    (彼らはまだバスを待っています)
    → 待ち続けている状態を示しています。
  • I still don’t understand the question.
    (私はまだその質問が理解できません)
    → 理解できていない状態が続いていることを表しています。

未完了を表す「Yet」

「Yet」は副詞として、特に否定文や疑問文で「まだ〜していない」という未完了の状況を示す際に使われます。また、予想されたことがまだ実現していない場合に強調する役割を持ちます。

例文:

  • She hasn’t finished her homework yet.
    (彼女はまだ宿題を終えていません)
    → 未完了の状態を示しています。
  • Has he called you yet?
    (彼はもう電話しましたか?)
    → 期待される行動がまだ起こっていないことを尋ねています。
  • We haven’t decided on the date yet.
    (私たちはまだ日付を決めていません)
    → まだ決まっていない状況を表しています。

イディオムとしての「Still」と「Yet」

「Still」と「Yet」を使った表現には、異なるニュアンスのものがいくつかあります。特に「Yet」を使う表現は、未完了の状態を示す場面でよく見られます。

例文:

  • Better yet.
    (さらに良いことに)
    → 追加のアイディアや改善案を提示する際に使います。
  • Still waters run deep.
    (静かな水は深い)
    → 静かで落ち着いている人は思慮深いことを示します。
  • Not yet.
    (まだです)
    → 何かがまだ達成されていないことを強調しています。

似た表現との違い

「Still」や「Yet」に似た表現として「Already」や「Even」があります。「Already」はすでに何かが完了した状態を示し、「Even」は強調の意味で使われます。

例文:

  • She has already left.
    (彼女はすでに出発しました)
    → 既に完了したことを示しています。
  • He hasn’t replied even now.
    (彼は今でも返事をしていません)
    → 強調を込めた表現で、期待外れの状況を示しています。
  • They have already made a decision.
    (彼らはすでに決断しました)
    → 決断が完了していることを示しています。

「Still」と「Yet」を正しく使い分けることで、文章における継続や未完了のニュアンスをより自然に伝えられます。シチュエーションに合わせた表現を使いこなし、英語の表現力をさらに高めましょう。