頻度を表す副詞の正しい位置 – 英語の文法トラブルシューティング No.024

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頻度を表す副詞の正しい位置

この記事で学ぶこと

  1. 「頻度副詞」+「一般動詞」
  2. 「be動詞」+「頻度副詞」
  3. 「助動詞」+「頻度動詞」+「一般動詞/be動詞」

英語では、「always」「usually」「never」などの頻度を表す副詞を使って、どれくらいの頻度で何かが起こるのかを説明します。しかし、これらの副詞を文中にどの位置に配置するかは、文の意味を明確にするために重要です。この記事では、頻度を表す副詞の正しい位置とその使い方について詳しく解説します。

頻度を表す副詞とは?

頻度を表す副詞は、動詞の前後に配置され、動作や出来事がどれくらいの頻度で起こるかを示します。最も一般的な頻度副詞には、以下のものがあります。

  • Always(いつも)
  • Usually(たいてい)
  • Often(よく)
  • Sometimes(時々)
  • Rarely(めったに~ない)
  • Never(決して~ない)

頻度を表す副詞の位置

頻度副詞は、文中のどこに配置するかによって、文の意味や強調が変わることがあります。特に、主語や動詞との位置関係が重要です。一般的に、頻度副詞は動詞の前またはbe動詞の後ろに置かれます。

頻度副詞の一般的な配置

  • 主語 + 頻度副詞 + 一般動詞
  • 主語 + be動詞 + 頻度副詞

次の例を見てみましょう。

  • I always eat breakfast.(私はいつも朝食を食べます。)
  • She is usually busy on Mondays.(彼女はたいてい月曜日は忙しいです。)

これらの文では、一般動詞の前に頻度副詞「always」、be動詞の後ろに「usually」が配置されています。

頻度副詞の位置を整理した例

以下に、頻度副詞がどこに配置されるかを整理した表を示します。

文の構造 副詞の位置 例文
主語 + 頻度副詞 + 一般動詞 動詞の前に置く

She always drinks coffee.

(彼女はいつもコーヒーを飲みます。)

主語 + be動詞 + 頻度副詞 be動詞の後ろに置く

They are often late.

(彼らはよく遅刻します。)

主語 + 助動詞 + 頻度副詞 + 動詞 助動詞の後ろ、動詞の前に置く

He can never remember my name.

(彼は私の名前を決して覚えられません。)

助動詞と一般動詞、頻度副詞

助動詞 + 頻度副詞 + 一般動詞という順序になります。頻度副詞は助動詞の後、動詞の前に置きます。次の例で確認してみましょう。

  • He can always help you.(彼はいつもあなたを助けることができます。)
  • They will never forget this moment.(彼らはこの瞬間を決して忘れないでしょう。)

助動詞とbe動詞、頻度副詞

助動詞 + 頻度副詞 + be動詞 という順序になります。頻度副詞(always, often, sometimes, neverなど)は、助動詞の後、be動詞の前に位置します。

  • He might always be late.(彼はいつも遅れるかもしれない。)
  • She can often be found at the library.(彼女はよく図書館で見かけられる。)

助動詞がない場合、頻度副詞は通常、be動詞の後に置かれます。

  • He is always late.(彼はいつも遅れます。)

文頭や文末に置かれる頻度副詞

頻度副詞は通常、動詞の前後に置かれますが、強調するために文頭や文末に置かれることもあります。

文頭に置かれる例

  • Sometimes, I go for a walk in the morning.(時々、私は朝に散歩に行きます。)

文末に置かれる例

  • I eat out very often.(私は非常によく外食します。)

文頭や文末に置かれる頻度副詞は、その部分に特別な強調を持たせる効果があります。ただし、一般的には動詞の前に置かれることが最も自然です。

頻度副詞のよくある間違い

頻度副詞の位置を間違えることで、文が不自然になることがあります。特に、動詞の位置を誤って配置すると、意味が伝わりにくくなるため注意が必要です。以下の例を見てみましょう。

  • : She drinks always coffee.(「always」は動詞の前に置くべきです。)
  • : She always drinks coffee.(彼女はいつもコーヒーを飲みます。)

例文集

ここでは、頻度を表す副詞を使った例文を5つ紹介します。各例文には解説と訳文をつけていますので、実際の使い方を確認してください。これらの例文はTOEIC対策にもなるものです。

  • I always wake up early.

    解説: 頻度副詞「always」は動詞「wake up」の前に置かれています。

    訳文: 私はいつも早起きします。

  • She usually takes the bus to work.

    解説: 頻度副詞「usually」は動詞「takes」の前に置かれています。

    訳文: 彼女はたいていバスで仕事に行きます。

  • They never eat meat.

    解説: 頻度副詞「never」は動詞「eat」の前に置かれています。

    訳文: 彼らは決して肉を食べません。

  • He can sometimes be rude.

    解説: 助動詞「can」の後、動詞「be」の前に頻度副詞「sometimes」が配置されています。

    訳文: 彼は時々失礼になることがあります。

  • We are often late for meetings.

    解説: be動詞「are」の後に頻度副詞「often」が配置されています。

    訳文: 私たちは会議によく遅れます。