副詞の使い方:very、 quite、 too の違い – 英語の文法トラブルシューティング No.061

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副詞の使い方:very、quite、too の違い

この記事で学ぶこと

  1. 「too」は過剰な状態を示すため、否定的な意味合いを持つ
  2. 「quite」は「very」よりも弱い強調表現

英語の副詞「very」「quite」「too」は、強調を表すために使われますが、それぞれ異なるニュアンスを持っています。これらの副詞を正しく使い分けることで、より自然な英語表現が可能です。この記事では、「very」「quite」「too」の使い方と、それぞれのニュアンスの違いを解説します。

「very」の使い方

「very」は、形容詞や副詞を強調する際に使われます。特に、話し手が強い感情や意見を表現したいときに使われることが多いです。「very」は、非常に強い意味を持ち、次のように使われます。

「very」を使った例文

  • It is very hot today.(今日はとても暑いです。)
  • She runs very fast.(彼女はとても速く走ります。)
  • I am very happy to see you.(あなたに会えてとても嬉しいです。)

「very」は、感情や状態を強調するために使われ、非常に強い意味を持たせることができます。

「quite」の使い方

「quite」は、「非常に」という意味でも使われますが、「very」ほど強くありません。また、英米でのニュアンスが異なることもあります。イギリス英語では「かなり」という意味で、アメリカ英語では「完全に」という意味でも使われることがあります。

「quite」を使った例文

  • This book is quite interesting.(この本はかなり面白いです。)
  • She is quite tired after the long trip.(彼女は長い旅行の後でかなり疲れています。)
  • The movie was quite good.(その映画はかなり良かったです。)

「quite」は「very」ほど強くないため、比較的軽めの強調として使われます。

「too」の使い方

「too」は「過度に」という意味で、物事が限度を超えていることを示します。何かが過剰で、通常は好ましくない状況を表す際に使います。

「too」を使った例文

  • It is too hot to go outside.(暑すぎて外に出られません。)
  • She speaks too quickly.(彼女は話すのが速すぎます。)
  • This bag is too heavy for me to carry.(このバッグは私が持つには重すぎます。)

「too」は、何かが限度を超えた場合に使われ、しばしば否定的な意味合いを持ちます。

「very」「quite」「too」の違いを整理

「very」「quite」「too」の使い方の違いを整理すると、次のようになります。

副詞 意味 ニュアンス
very 非常に 強い強調、感情を表す
quite かなり、非常に 「very」より軽めの強調
too 過度に、~すぎる 限度を超えていることを示し、通常は否定的な意味

例文集

ここでは、「very」「quite」「too」を使った例文を5つ紹介します。それぞれの例文に解説と訳文をつけています。

  • She is very kind.

    解説: 「very」は「kind」を強調し、彼女が非常に親切であることを示しています。

    訳文: 彼女はとても親切です。

  • The food is quite good.

    解説: 「quite」は「good」を軽めに強調し、料理がかなり良いことを示しています。

    訳文: その料理はかなり良いです。

  • It is too cold to swim.

    解説: 「too」は「cold」を強調し、泳ぐには寒すぎることを示しています。

    訳文: 泳ぐには寒すぎます。

  • He speaks very loudly.

    解説: 「very」は「loudly」を強調し、彼が非常に大声で話していることを示しています。

    訳文: 彼はとても大きな声で話しています。

  • The task is quite easy.

    解説: 「quite」は「easy」を軽く強調し、課題がかなり簡単であることを示しています。

    訳文: その課題はかなり簡単です。