saveとstoreの違いと正しい使い分け方
用途 | save | store |
---|---|---|
品詞 | 動詞 | 動詞 |
データやお金を保持する |
He saved his work on the computer. (彼はコンピューターに仕事を保存しました) |
× |
長期間にわたり保管する | × |
The files are stored in the archive. (ファイルはアーカイブに保管されています) |
リソースや物品の保護・確保 |
She saved water during the drought. (彼女は干ばつの間に水を節約しました) |
The food was stored in the pantry. (食料はパントリーに保管されました) |
“save”と”store”はどちらも「保持する」という意味がありますが、ニュアンスが異なります。
「save」は、リソースやデータを失わないように保存することや、節約の意味で使われます。
「store」は、長期間にわたり保管する意味があり、保存場所に置いておくことに焦点が当たります。
これらの違いを理解することで、状況に応じた使い分けが可能になります。
データやリソースの保護を示す「save」
「save」は、何かを失わないように保護する、または将来のために取っておく意味で使われます。
例文:
- I saved the document before closing it.
(私はドキュメントを閉じる前に保存しました)
→ データの保存を示しています。 - He saved money for his vacation.
(彼は休暇のためにお金を貯めました)
→ 節約して貯める意味を持っています。 - They saved the leftover food for later.
(彼らは残りの食べ物を後のために取っておきました)
→ 食料の保存を表しています。
物品やデータを保管する「store」
「store」は、長期的に安全な場所に保管するという意味で使われます。データや物品を必要なときまで保管しておくことを指します。
例文:
- The library stores rare books in a special room.
(図書館は珍しい本を特別な部屋に保管しています)
→ 物品の長期保管を示しています。 - She stored her winter clothes in the closet.
(彼女は冬服をクローゼットに保管しました)
→ 季節外の物を保管する場面です。 - The data is stored on the server.
(データはサーバーに保存されています)
→ デジタルデータの保管を表します。
似た表現との違い
「save」や「store」に似た表現として「preserve」があります。「preserve」は、物品や食品などを保護して保存する意味で、品質を保つことに重きを置いています。
例文:
- The museum preserves ancient artifacts.
(博物館は古代の遺物を保存しています)
→ 長期的な保存を目的とした保護です。 - They preserve food with canning.
(彼らは缶詰で食料を保存します)
→ 食品を保つための保存方法を示します。 - The government aims to preserve natural resources.
(政府は天然資源の保護を目指しています)
→ 保護と長期保存を表します。
イディオムとしての「save」と「store」
「save」や「store」を使ったイディオムには、特定の意味を持つ表現がいくつかあります。
- save for a rainy day
(将来に備えて貯める)
→ 予測できない事態に備えてお金やリソースを蓄えることを意味します。
He saved money for a rainy day
(彼は将来に備えてお金を貯めました) - store up
(蓄える)
→ 必要なときに備えて物を蓄えることを示します。
They stored up supplies for the winter
(彼らは冬に備えて備蓄しました) - save one’s breath
(黙る)
→ 言っても無駄なときに、言葉を無駄にしないようにすることを意味します。
You can save your breath; he won’t listen
(黙っていいよ、彼は聞かないから)