bringとtakeの違いと正しい使い分け方 英語の似た表現の違いとそのニュアンスのポイント

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bringとtakeの違いと正しい使い分け方

用途 bring take
品詞 動詞 動詞
話し手に近づく動作

Please bring your book to the class.

(授業に本を持ってきてください)

×
話し手から離れる動作 ×

I will take my laptop to work.

(仕事にノートパソコンを持って行きます)

目的地や場所への移動

Can you bring this to my office?

(これを私のオフィスに持ってきてもらえますか?)

Don’t forget to take your umbrella.

(傘を持っていくのを忘れないでね)

“bring”と”take”はどちらも「持っていく」「持ってくる」という意味を持つ動詞ですが、使い方とニュアンスに違いがあります。

「bring」は話し手に向かって近づく動作を表し、特定の場所に「持ってくる」ことを意味します。

「take」は話し手から離れていく動作を表し、特定の場所に「持っていく」ことを意味します。

この違いを理解することで、場面に応じた自然な表現が可能になります。

話し手に近づく動作を表す「bring」

「bring」は話し手や目的地に向かって物や人を持ってくる動作を表します。話し手の位置や特定の場所への移動を示す際に使われます。

例文:

  • Can you bring me a glass of water?
    (水を一杯持ってきてくれますか?)
    → 話し手に向かって物を持ってくる行動を表します。
  • She brought her friend to the party.
    (彼女は友人をパーティーに連れてきました)
    → パーティーという目的地に向かう行動です。
  • Don’t forget to bring your ID.
    (IDを持ってくるのを忘れないでください)
    → 特定の場所に必要なものを持参することを示します。

話し手から離れる動作を表す「take」

「take」は話し手から離れる(現在の話し手の場所から離れる)動作を表し、持っていく方向性を持ちます。話し手が離れる対象や場所に向かって何かを運ぶことを示す際に使われます。

例文:

  • I’ll take this book to the library.
    (この本を図書館に持っていきます)
    → 話し手から離れて目的地に物を運ぶ動作です。
  • Please take your shoes off at the door.
    (ドアで靴を脱いでください)
    → 話し手から離れる動作を示します。
  • She takes her lunch to work every day.
    (彼女は毎日仕事に昼食を持っていきます)
    → 話し手から目的地に向かう行動を表します。

似た表現との違い

「bring」や「take」に似た表現として「carry」があります。「carry」は物や人を運ぶ行動そのものを表し、方向や位置に関係なく、持ち運ぶ動作を示します。

例文:

  • He carried the box to his room.
    (彼は箱を自分の部屋に運びました)
    → 物を運ぶ行為そのものを示します。
  • She carried her baby carefully.
    (彼女は赤ちゃんを慎重に抱いていました)
    → 持ち運び方を含む行動を示します。
  • They carried their luggage to the car.
    (彼らは荷物を車まで運びました)
    → 持ち運ぶ行為が強調されています。

イディオムとしての「bring」と「take」

「bring」や「take」を使ったイディオムには、方向性や行動に関する意味を含む表現があります。

例文:

  • Bring up.
    (話題にする、育てる)
    → 話を切り出す、または育てる意味を持ちます。
  • Take your time.
    (急がないで、自分のペースで)
    → 焦らずに行動することを示します。
  • Take it easy.
    (気楽に構える)
    → リラックスすることや無理をしないことを意味します。