riseとraiseの違いと正しい使い分け方 英語の似た表現の違いとそのニュアンスのポイント

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riseとraiseの違いと正しい使い分け方

用途 rise raise
品詞 自動詞 他動詞
自発的に上がる

The sun will rise at 6:00 AM.

(太陽は午前6時に昇ります)

×
何かを持ち上げる ×

They raise their hands to ask questions.

(彼らは質問するために手を上げます)

金額や数値の上昇

Prices continue to rise.

(価格が上昇し続けています)

The company plans to raise salaries next year.

(会社は来年給与を上げる予定です)

“rise”と”raise”はどちらも「上昇」に関連する動詞ですが、使い方とニュアンスに違いがあります。

「rise」は自動詞で、「自発的に上がる」や「自然に上昇する」意味を持ちます。

「raise」は他動詞で、何かを意図的に持ち上げたり上昇させたりする行為を表します。

この違いを理解することで、文法的に正しい表現が可能になります。

自発的な上昇を表す「rise」

「rise」は、自動的に上昇することを意味し、他のものによって持ち上げられない状況で使われます。自発的に上がる自然現象や、誰かの意図に関わらない上昇に適しています。

例文:

  • The sun rises in the east.
    (太陽は東から昇ります)
    → 自然に昇る現象を表しています。
  • Temperatures are expected to rise tomorrow.
    (明日は気温が上がる見込みです)
    → 自然に上昇する気温を表します。
  • Smoke rose from the chimney.
    (煙が煙突から上がりました)
    → 自発的な上昇を示しています。

何かを上げる行為を表す「raise」

「raise」は、他動詞として他の物を持ち上げたり、上昇させたりする行動を指します。何かを意図的に上げるときに使われ、目的語が必要です。

例文:

  • She raised her voice to be heard.
    (彼女は聞こえるように声を上げました)
    → 意図的に声の大きさを上げることを示しています。
  • They are raising funds for the charity.
    (彼らは慈善のために資金を集めています)
    → 集めるという意味でも使われています。
  • The teacher asked us to raise our hands.
    (先生は私たちに手を上げるように言いました)
    → 手を上げるという意図的な行動を示します。

似た表現との違い

「rise」や「raise」に似た表現として「lift」があります。「lift」は、何かを物理的に持ち上げることを意味し、通常は物理的な力を加えて上げる動作に使われます。

例文:

  • He lifted the heavy box onto the table.
    (彼は重い箱をテーブルの上に持ち上げました)
    → 物理的に持ち上げる行動を表します。
  • They lifted the restrictions on travel.
    (旅行の制限が解除されました)
    → 比喩的に「解除する」という意味でも使われます。
  • She lifted her child in her arms.
    (彼女は子供を腕に抱き上げました)
    → 子供を持ち上げる動作を示します。

イディオムとしての「rise」と「raise」

「rise」や「raise」を使ったイディオムには、特定の状況や状態を強調する表現がいくつかあります。

例文:

  • Give rise to.
    (〜を引き起こす)
    → 何かが原因で結果が生まれることを示します。
  • Raise the bar.
    (基準を上げる)
    → 基準や期待を高めることを示します。
  • Rise and shine!
    (起きて元気を出そう!)
    → 朝の目覚めに元気よくすることを意味します。