realとtrueの違いと正しい使い分け方
用途 | real | true |
---|---|---|
品詞 | 形容詞 | 形容詞 |
存在する・本物である |
This is a real diamond (これは本物のダイヤモンドです) |
× |
正確さ・事実 | × |
His story is true (彼の話は真実です) |
具体的である、または事実である |
We need real evidence (私たちは本物の証拠が必要です) |
The statement is true in all cases (その主張は全ての場合に当てはまります) |
“real”と”true”はどちらも「本当の」「真実の」という意味で使われますが、ニュアンスと使用する状況が異なります。
「real」は、具体的に存在する物や本物であることを表し、実際のものや状況を指します。
「true」は、事実や正確さを強調し、情報や考えが正しいことを示します。
これらの違いを理解することで、適切な場面での使い分けが可能になります。
存在する・本物であることを表す「real」
「real」は、実際に存在する物や、偽物ではない本物を指す際に使われます。物質的・具体的なものを示す場合に多く使用されます。
例文:
- She met a real celebrity at the event.
(彼女はイベントで本物の有名人に会いました)
→ 実際に存在する有名人であることを示しています。 - This is a real challenge for me.
(これは私にとって本物の挑戦です)
→ 実際に存在する具体的な挑戦を指しています。 - We need real solutions to the problem.
(私たちは問題に対する実際の解決策が必要です)
→ 現実的で効果のある解決策を求めています。
正確さや事実を表す「true」
「true」は、情報や言葉が正確であること、事実であることを示す際に使います。考えや信念が現実と一致することを示します。
例文:
- Her statement about the incident was true.
(彼女の事件についての話は真実でした)
→ 発言が事実に基づいていることを示します。 - It is true that exercise is good for health.
(運動が健康に良いというのは事実です)
→ 確実に正しい情報であることを示しています。 - The rumor turned out to be true.
(その噂は本当だとわかりました)
→ 噂が真実であることが明らかになったことを表します。
似た表現との違い
「real」や「true」に似た表現として「genuine」があります。「genuine」は、物が本物であることを強調する際に使われ、特に模造品や偽物ではないことを意味します。
例文:
- This is a genuine leather bag.
(これは本物の革のバッグです)
→ 素材が偽物でないことを強調します。 - He gave a genuine smile.
(彼は心からの笑顔を見せました)
→ 笑顔が偽りではないことを示します。 - The document is genuine.
(その書類は本物です)
→ 書類が真正であることを示しています。
イディオムとしての「real」と「true」
「real」や「true」を使ったイディオムには、特定の意味を持つ表現がいくつかあります。
- the real thing
(本物、真のもの)
→ 本物であり、模造品でないことを示します。
I finally got to see the real thing
(ついに本物を見ることができました) - true colors
(本性、真の姿)
→ 人の本当の性格や意図を表します。
She showed her true colors after the incident
(事件の後、彼女の本性が明らかになりました) - keep it real
(自然体でいる、本物でいる)
→ 偽らずに自然な自分でいることを意味します。
He always tries to keep it real
(彼はいつも自然体でいようとしています)