ARRAYFORMULA関数について
ARRAYFORMULAの概要
複数のセルに一括で計算式を適用Googleスプレッドシート関数 | ||
=ARRAYFORMULA( 範囲または式 ) 概要 ARRAYFORMULA関数は、一つの数式を使用して、セル範囲全体に一括で適用するための関数です。これにより、複数行や複数列にわたる計算を効率的に行うことができます。 |
||
|
ARRAYFORMULAはどのような時に使用するか
- セル範囲に同じ計算式を一括で適用したい場合。
- 動的な数式を範囲全体に展開したい場合。
- 数式のコピーやドラッグ操作を減らして効率を上げたい場合。
ARRAYFORMULAの使い方
以下の例を使ってARRAYFORMULA関数の基本的な使い方を説明します。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 名前 | 得点 | 合計得点 | |
2 | 田中 | 80 | =ARRAYFORMULA(B2:B4 + 10) | |
3 | 佐藤 | 90 | ||
4 | 鈴木 | 85 |
結果
- セルC2には、B列の各値に10を加算した結果が自動的に表示されます。
- B2~B4の値に対し、一括で計算が適用されています。
ARRAYFORMULAの応用例
ARRAYFORMULA関数を他の関数と組み合わせて、さらに強力な計算や処理を行うことができます。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 販売数 | 単価 | 売上 | |
2 | 10 | 200 | =ARRAYFORMULA(A2:A4 * B2:B4) | |
3 | 15 | 300 | ||
4 | 20 | 250 |
結果
- セルC2には、A列とB列の対応する値を掛け合わせた売上が一括で計算されます。
- 配列計算によって全行が自動的に処理されます。
注意点
- ARRAYFORMULAを使用すると、一部の関数や操作はエラーになる場合があります(例: 複数セルへの直接参照が制限される場合)。
- 大規模なデータに適用する際は、パフォーマンスに注意が必要です。
- 配列計算に慣れるためには、関数の挙動をよく理解することが重要です。
まとめ
- ARRAYFORMULA関数は、範囲全体に計算式を一括で適用する強力なツールです。
- 他の関数と組み合わせることで、効率的なデータ処理が可能になります。
- 計算式の簡略化と作業時間の短縮に役立つ便利な関数です。