QUERY関数について
QUERYの概要
データのフィルタリングと操作をSQLのように実行Googleスプレッドシート関数 | ||
=QUERY( データ範囲, クエリ, [ヘッダー行] ) 概要 QUERY関数は、指定したデータ範囲に対して、SQLライクなクエリを実行することでデータのフィルタリング、集計、並べ替えを行う強力なツールです。 |
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QUERYはどのような時に使用するか
- 特定の条件に基づいてデータを抽出したい場合。
- データを並べ替えたり、集計したりする必要がある場合。
- SQLに似た操作で効率よくデータを操作したい場合。
QUERYの使い方
以下のtableを使ってQUERY関数の基本的な使い方を説明します。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 名前 | 年齢 | 得点 | |
2 | 田中 | 20 | 85 | |
3 | 鈴木 | 22 | 90 | |
4 | 佐藤 | 19 | 78 |
以下の例でQUERY関数の使い方を示します。
説明 | 式 | 結果 |
---|---|---|
得点が80以上の行を抽出 | =QUERY(A1:C4, “SELECT A, C WHERE C >= 80”, 1) | 田中、鈴木のデータが表示 |
年齢の降順で並べ替え | =QUERY(A1:C4, “SELECT A, B ORDER BY B DESC”, 1) | 鈴木、田中、佐藤の順 |
平均得点を計算 | =QUERY(A1:C4, “SELECT AVG(C)”, 1) | 平均得点89 |
結果
- クエリ構文を用いることで、簡単にデータを操作できます。
- 指定した条件に基づいた抽出や並べ替えが可能です。
QUERY関数で使用するクエリ一覧

GoogleスプレッドシートのQUERY関数で使用するクエリ一覧
GoogleスプレッドシートのQUERY関数は、スプレッドシート内のデータを柔軟にフィルタリング、並び替え、集計するための非常に強力なツールです。本記事では、QUERY関数で使用できるクエリの一覧を具体例とともに紹介します。QUERY関数の基本構文=QUERY(データ範囲, クエリ, )例: =QUERY(A1:D10...
QUERYの応用例
QUERY関数を使うことで、複雑なデータ処理も簡単に行えます。以下に応用例を示します。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 名前 | 年齢 | 得点 | 地域 |
2 | 田中 | 20 | 85 | 東京 |
3 | 鈴木 | 22 | 90 | 大阪 |
4 | 佐藤 | 19 | 78 | 京都 |
説明 | 式 | 結果 |
---|---|---|
特定地域の得点が高い者を抽出 | =QUERY(A1:D4, “SELECT A, C WHERE D = ‘東京’ AND C >= 80”, 1) | 田中のみ表示 |
地域ごとの平均得点を計算 | =QUERY(A1:D4, “SELECT D, AVG(C) GROUP BY D”, 1) | 地域ごとの平均得点が表示 |
注意点
- データ範囲には、ヘッダー行を含める必要があります。
- クエリ文字列はシングルクォートで囲む必要があります。
- データの形式が一致しない場合、エラーが発生することがあります。
まとめ
- QUERY関数は、データのフィルタリング、集計、並べ替えを効率的に行うための強力なツールです。
- SQLライクな構文で操作が可能なため、柔軟性が高いです。
- ヘッダー行やデータ形式に注意して適切に使用することで、複雑なデータ処理も簡略化できます。