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layとlieの違い:自動詞と他動詞の使い方、活用の違いを解説
英語学習で頻出の混同しやすい動詞「lay」と「lie」について、使い方や活用の違いを解説します。この2つの動詞はどちらも「横たえる」「横たわる」と訳されますが、文法上では「lay」が他動詞で「lie」が自動詞として使われる点に違いがあります。また、「lie」には「嘘をつく」という自動詞としての用法もあり、文脈に応じて正しく使い分けることが重要です。
lay:他動詞としての使い方
「lay」は他動詞で、意味は「~を置く」や「~を横たえる」です。目的語を取るため、何かを「置く」「広げる」動作を示します。例文を使って具体的に見ていきましょう。
- 現在形: lay
- 過去形: laid
- 過去分詞形: laid
- 進行形: laying
例文
- She lays the book on the table.(彼女はテーブルに本を置く。)
- He laid the baby down gently.(彼は赤ちゃんを優しく寝かせた。)
- They are laying the foundation for a new house.(彼らは新しい家の基礎を作っている。)
lie:自動詞としての使い方(横たわる)
「lie」は自動詞として使われ、意味は「横たわる」「横になる」です。目的語を取らず、主語自身がその動作を行うことを示します。活用も異なるので、時制に応じた変化に注意が必要です。
- 現在形: lie
- 過去形: lay
- 過去分詞形: lain
- 進行形: lying
例文
- The cat lies on the sofa every afternoon.(その猫は毎日午後にソファで寝そべっている。)
- He lay down after a long day.(彼は長い一日の後、横になった。)
- She is lying on the grass, enjoying the sunshine.(彼女は草の上に横たわり、日光を楽しんでいる。)
lie:自動詞としての使い方(嘘をつく)
「lie」には「嘘をつく」という自動詞としての意味もあります。目的語は取りません。活用も「横たわる」意味での「lie」と異なり、規則変化します。
- 現在形: lie
- 過去形: lied
- 過去分詞形: lied
- 進行形: lying
例文
- He lied about his age.(彼は年齢について嘘をついた。)
- She never lies to her friends.(彼女は友人に嘘をつかない。)
- They are lying about their whereabouts.(彼らは自分の居場所について嘘をついている。)
※現在形、進行形については「横たわる」「嘘をつく」のどちらであるかは文脈で判断します。
layとlieの時制変化表
動詞 | 現在形 | 過去形 | 過去分詞形 | 進行形 | 意味 |
---|---|---|---|---|---|
他動詞 lay |
lay | laid | laid | laying | ~を置く/横たえる |
自動詞 lie |
lie | lay | lain | lying | 横たわる |
自動詞 lie |
lie | lied | lied | lying | 嘘をつく |
まとめ
「lay」と「lie」の使い方は、目的語の有無や意味によって異なります。「lay」は他動詞で、何かを「置く」「横たえる」動作に使われ、「lie」は自動詞で主語自身が「横たわる」という意味を表します。また、「lie」には自動詞として「嘘をつく」という意味もあるため、文脈に応じて適切に使い分けましょう。