仮定法の現在完了形:had better と should have の違い – 英語の文法トラブルシューティング No.036

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仮定法の現在完了形:had better と should have の違い

この記事で学ぶこと

  1. 「had better」は「~した方がよい」という強い提案や忠告
  2. 「should have」は、過去に行うべきだった行動に対しての後悔

仮定法現在完了形は、過去に起こるべきだったことや、過去に取らなかった行動に対する後悔やアドバイスを表現する方法です。今回は、「had better」と「should have」の違いと、それぞれの表現をどう使い分けるかを解説します。

仮定法現在完了形とは

仮定法現在完了形は、過去に取るべきだった行動や、現実には行わなかった行動に対しての後悔や忠告を表します。特に、「~すべきだったのに」「~しなければならなかった」という意味で使われます。

  • I should have studied harder.(私はもっと一生懸命勉強すべきだった。)
  • You had better have finished the report by now.(君はもうその報告書を終えておいた方がよかった。)

「had better」と「should have」の使い方

「had better」は「~した方がよい」という強い提案や忠告を意味し、通常、緊急性が高い状況に使われます。一方、「should have」は、過去に行うべきだった行動に対しての後悔を表現します。

表現 意味と使い方
had better 緊急性が高い提案や忠告に使われ、現在や未来において行動することを強く勧めます。
should have 過去に取るべきだった行動に対する後悔を表し、「~すべきだった」という意味で使います。

had better の使い方

「had better」は「すぐに~した方が良い」という強い提案や忠告を表す際に使います。通常、緊急性やリスクを伴う場面で使われます。

  • You had better finish your homework before dinner.(夕食前に宿題を終わらせた方がいいよ。)
  • She had better not go out tonight.(彼女は今夜外出しない方がいい。)

should have の使い方

「should have」は過去に取らなかった行動に対して、後悔を表すときに使います。特に、何かをすべきだったのに、そうしなかったことを表現します。

  • I should have gone to the meeting.(私はその会議に出席すべきだった。)
  • He should have apologized earlier.(彼はもっと早く謝罪すべきだった。)

例文集

以下に「had better」と「should have」を使った例文を紹介します。それぞれの文には解説訳文が含まれています。

  • You had better have called her before she left.

    解説: 「had better have」で過去に起こすべきだった行動を指しています。

    訳文: 彼女が出発する前に電話しておくべきだった。

  • I should have studied more for the test.

    解説: 「should have」で、過去に勉強するべきだったことを後悔しています。

    訳文: 試験のためにもっと勉強すべきだった。

  • They had better not have gone out so late.

    解説: 「had better not have」で過去に取らなかった方が良い行動を指しています。

    訳文: 彼らはあんなに遅く出かけない方がよかった。

  • You should have told me earlier.

    解説: 「should have」で、過去に伝えるべきだった行動に対する後悔を表しています。

    訳文: 君はもっと早く私に教えるべきだった。

  • We had better have left the house sooner.

    解説: 「had better have」で、過去に早く出発するべきだったことを強調しています。

    訳文: 私たちはもっと早く家を出るべきだった。