受動態と能動態の違い
この記事で学ぶこと
- 受動態とは主語 + be動詞 + 過去分詞(+ by + 動作主)
主語が「誰かに何かをされた」という状況を表す
英語では、動作の主体を強調する「能動態」と、動作の対象を強調する「受動態」の2つの文型があります。それぞれの違いを理解し、使い分けることが重要です。この記事では、受動態(受け身)の構造と使いどころ、能動態との違いを整理しながら解説します。
能動態とは?
能動態(Active Voice)は、文の主語が動作を行う側であるときに使われます。つまり、主語が「誰が何をしたか」を示す際に能動態が使われます。
能動態の例文
- He eats an apple.(彼はリンゴを食べる。)
- She wrote a letter.(彼女は手紙を書いた。)
- They will build a house.(彼らは家を建てるだろう。)
能動態では、主語が動作の主体であり、動作を行う人や物が強調されます。
受動態とは?
受動態(Passive Voice)は、文の主語が動作を受ける側であるときに使われます。つまり、主語が「誰かに何かをされた」という状況を表すときに受動態が使われます。受動態の文では、通常、動作を行う人や物(動作主)が「by」に続けて明示されることが多いです。
受動態を使う意義
- 行為の受け手(主語)を強調する
John was fired by the company.
(ジョンは会社に解雇された。) - 行為者が不明、または重要ではない
My wallet was stolen.
(私の財布が盗まれた。) - 客観的な表現
Mistakes were made.
(ミスが犯されました。)
受動態の基本構造
受動態の文は、次のような構造で成り立っています:
主語 + be動詞 + 過去分詞(+ by + 動作主)
受動態の例文
- An apple is eaten by him.(リンゴは彼によって食べられる。)
- A letter was written by her.(手紙は彼女によって書かれた。)
- A house will be built by them.(家は彼らによって建てられるだろう。)
受動態では、動作を受ける側(動作の対象)が文の主語として強調されます。動作を行った人(動作主)を明示する場合、「by」を使って表現します。
受動態と能動態の違い
受動態と能動態の主な違いは、動作を行う主体を強調するか、動作を受ける側を強調するかという点にあります。能動態は動作を行う人や物に焦点を当て、受動態は動作を受ける側に焦点を当てます。
| 文型 | 使い方 | 例文 |
|---|---|---|
| 能動態 | 主語が動作を行う側で、主語が主体となっている。 |
She reads a book. (彼女は本を読む。) |
| 受動態 | 主語が動作を受ける側で、主語が対象になっている。 |
A book is read by her. (本は彼女によって読まれる。) |
表を参考にして、受動態と能動態の使い分けを理解しましょう。
受動態の使いどころ
受動態は、動作を行う人や物よりも、動作を受けるものが重要であるときに使われます。たとえば、次のような場合に受動態が適しています:
- 動作主が不明、または重要でないとき:
- The window was broken.(窓が壊れていた。)
- 動作を受ける側が強調されるべきとき:
- The cake was eaten by the children.(ケーキは子どもたちによって食べられた。)
例文集
ここでは、受動態と能動態を使った例文を5つ紹介します。各例文には解説と訳文をつけていますので、実際の使い方を確認してください。これらの例文はTOEIC対策にもなるものです。
- He built a house.
解説: 能動態で「彼」が主語となり、動作を行っています。
訳文: 彼は家を建てました。
- A house was built by him.
解説: 受動態で「家」が主語となり、動作を受けています。「by him」で動作主を明示しています。
訳文: 家は彼によって建てられました。
- The chef prepared the meal.
解説: 能動態で「シェフ」が食事を準備したことを表しています。
訳文: シェフは食事を準備しました。
- The meal was prepared by the chef.
解説: 受動態で「食事」が主語となり、動作を受けています。
訳文: 食事はシェフによって準備されました。
- The letter was written yesterday.
解説: 受動態ですが、動作主を明示していません。この場合、動作主は不明か、重要ではないという状況を示しています。
訳文: 手紙は昨日書かれました。
