エラーの数を数えたい
Excelでは、データや数式にエラーが発生することがあります。例えば、#VALUE! や #DIV/0! などのエラーが、データの入力や計算ミスによって発生する場合があります。このようなエラーの数をカウントすることで、データの検証や修正が効率的に行えます。本記事では、指定した範囲内で発生しているエラーの数をカウントする方法を解説します。
エラー数をカウントするためのCOUNTIF関数とISERROR関数
Excelには、エラーを判別するための関数としてISERROR関数があり、これをCOUNTIF関数と組み合わせることで、範囲内に含まれるエラーの数をカウントすることができます。
手順
- エラーの数をカウントしたい範囲(例:A1からA10)を準備します。
- エラーの数をカウントしたいセルに以下の数式を入力します。
数式の例
以下の数式を使うと、指定した範囲内のエラーの数をカウントできます。
=SUMPRODUCT(–ISERROR(A1:A10))
数式の解説
- ISERROR(A1:A10): A1からA10までの範囲に対して、エラーが発生している場合はTRUE、エラーがない場合はFALSEを返します。
- —: TRUEを1、FALSEを0に変換するために使用します。
- SUMPRODUCT: TRUE(1)になったセルを合計して、エラーの数をカウントします。
–演算子とは?
Excelでは、関数の中で出力されるTRUEやFALSEといった論理値をそのまま数値として計算に使用できません。そこで — を使用して論理値を数値に変換します。
- TRUE は通常 — をつけることで 1 に変換されます。
- FALSE は通常 — をつけることで 0 に変換されます。
これは、以下のようなステップで動作します:
- 最初の負号 (–) によって、TRUEまたはFALSEをいったん-1や-0の数値に変換します。
- 2つ目の負号 (–) によって、それを正の1や0に戻します。
例
以下の表では、A列にさまざまなデータが入力されており、B2セルでA1:A10の範囲内のエラー数をカウントしています。
| A | B | |
|---|---|---|
| 1 | 10 | =SUMPRODUCT(–ISERROR(A1:A10)) |
| 2 | #DIV/0! | |
| 3 | 5 | |
| 4 | #VALUE! | |
| 5 | 20 | |
| 6 | #N/A | |
| 7 | 15 | |
| 8 | #REF! | |
| 9 | 8 | |
| 10 | #NAME? |
結果
- B2セルには範囲A1:A10の中に含まれるエラー数が表示されます。
- 例えば、A2セルの#DIV/0! やA4セルの#VALUE!など、エラーが発生しているセルがカウントされます。
まとめ
Excelでは、SUMPRODUCT関数とISERROR関数を組み合わせることで、指定した範囲内のエラーの数を簡単にカウントすることができます。この方法を活用することで、エラーが多発しているセルを素早く確認し、データの検証や修正を効率的に行うことが可能になります。
使用した関数について

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