各言語版のExcelのIFとSUMの違いと、使用者数の推定値

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各国言語とインターネット試用者数順位表

話者数、インターネット試用者数は概算と予想値。

言語
コード
地域(主な国) 話者数 インターネット 関数名 GNP/1人

ネット

GNP

利用者数 普及率 IF  SUM
英語
en

アメリカ、イギリス

カナダなど

約13.48億人 約11.86億人 約88% IF SUM 約45,300ドル 約5.38兆ドル

中国語

(簡体字)
zh

中国、シンガポール 約12億人 約8.5億人 約71% IF SUM 約25,000ドル 約2.13兆ドル
ヒンディー語
hi
インド 約6億人 約3.9億人 約65% IF SUM 約8,500ドル 約3,315億ドル
スペイン語
es

スペイン、メキシコ

アルゼンチンなど

約5.42億人 約3.63億人 約67% SI SUMA 約18,600ドル 約6,752億ドル
アラビア語
ar
サウジアラビア、エジプトなど 約3.74億人 約2.26億人 約60% إذا مجموع 約12,400ドル 約2,802億ドル
ポルトガル語
pt

ブラジル、ポルトガル

アンゴラなど

約2.58億人 約1.72億人 約67% SE SOMA 約14,500ドル 約2,494億ドル
フランス語
fr

フランス、カナダ

ベルギー、コンゴなど

約2.74億人 約1.51億人 約55% SI SOMME 約20,000ドル 約3,020億ドル
インドネシア語
id
インドネシア 約1.99億人 約1.3億人 約65% IF SUM 約5,000ドル 約650億ドル
日本語
ja
日本 約1.26億人 約1.16億人 約92% IF SUM 約42,000ドル 約4,872億ドル
ロシア語
ru

ロシア、ウクライナ

カザフスタンなど

約2.58億人 約1.16億人 約45% ЕСЛИ СУММ 約10,000ドル 約1,160億ドル
ドイツ語
de

ドイツ、オーストリア

スイスなど

約1.35億人 約0.93億人 約69% WENN SUMME 約50,000ドル 約4,650億ドル

中国語

(繁体字)
zh-TW

台湾、香港、マカオ 約1億人 約1.2億人 約90% IF SUM 約26,000ドル 約3,120億ドル
マレー語
ms
マレーシア、ブルネイ 約2.9億人 約0.9億人 約31% JIKA JUMLAH 約6,000ドル 約540億ドル
ベンガル語
bn
バングラデシュ、インド 約2.68億人 約0.8億人 約30% IF SUM 約3,500ドル 約280億ドル
ウルドゥー語
ur
パキスタン、インド 約2.3億人 約0.7億人 約30% IF SUM 約4,200ドル 約294億ドル
イタリア語
it
イタリア 約0.63億人 約0.6億人 約95% SE SOMMA 約31,000ドル 約1,860億ドル
ペルシャ語
fa
イラン 約0.82億人 約0.57億人 約70% اگر مجموع 約7,000ドル 約399億ドル
韓国語
ko
韓国 約0.82億人 約0.5億人 約61% IF SUM 約31,000ドル 約1,550億ドル
トルコ語
tr
トルコ 約0.88億人 約0.4億人 約45% EĞER TOPLA 約9,000ドル 約360億ドル
ベトナム語
vi
ベトナム 約0.85億人 約0.4億人 約47% IF SUM 約6,000ドル 約240億ドル
タイ語
th
タイ 約0.96億人 約0.3億人 約31% ถ้า ผลรวม 約9,000ドル 約270億ドル
ポーランド語
pl
ポーランド 約0.45億人 約0.27億人 約60% JEŻELI SUMA 約17,000ドル 約459億ドル
ウクライナ語
uk
ウクライナ 約0.45億人 約0.2億人 約44% ЯКЩО СУМА 約8,000ドル 約160億ドル
フィリピノ語
tl
フィリピン 約0.28億人 約0.2億人 約71% IF SUM 約5,500ドル 約110億ドル
タミル語
ta
インド、スリランカ 約0.85億人 約0.2億人 約24% IF SUM 約4,500ドル 約90億ドル

世界の言語とインターネット利用の状況におけるExcelの影響

この表は、主要な言語における話者数とインターネット利用者数をもとに、Excelの関数名が言語によってどのように異なるかを示しています。特に、Excelの普及と使用が言語や地域に依存することが分かります。

 英語の支配的な地位

  • 英語話者は約13.48億人で、インターネット利用者数は約11.86億人と最も多いです。
  • Excelの標準言語は英語であり、関数名もすべて英語で定義されています。例えば、IFSUMはどの言語でもそのまま使用可能であるため、グローバルな利用に適しています。
  • 英語の支配的な地位は、Excelの学習リソースが豊富で、世界中のユーザーが英語版をベースにして操作方法を学ぶことが多いことを反映しています。

中国語の分化と利用状況

  • 中国語は「簡体字」(中国本土、シンガポール)と「繁体字」(台湾、香港)に分かれており、話者数は合計で約13億人です。
  • 簡体字地域ではインターネット利用者数が約8.5億人と多く、Excelの使用も広く普及しています。ただし、関数名は英語のまま保持されています。
  • 繁体字地域ではインターネット普及率が高い(約90%)ため、Excelの活用が日常的であり、特に金融やビジネス分野での使用が目立ちます。

スペイン語圏のExcel使用の特徴

  • スペイン語は話者数約5.42億人、インターネット利用者数約3.63億人を抱えています。
  • Excelでは、関数名がSI(IF)、SUMA(SUM)と翻訳されているため、母語話者がより直感的に利用できるようになっています。
  • ラテンアメリカでは中小企業や教育機関でのExcel活用が進んでいます。

多言語化されたExcel関数の利点と課題

  • フランス語やポルトガル語のように、関数名がローカライズされている言語(例: フランス語のSI, SOMME)では、初心者にとっては学びやすい反面、英語版のリソースを使った学習に困難を感じることがあります。
  • ロシア語やアラビア語も同様に、ローカライズされた関数名を採用していますが、英語ベースのチュートリアルとの不一致が課題となることがあります。

新興市場とインターネット利用の関係

  • インドネシア語、マラーティー語、テルグ語、ナイジェリア・ピジン語といった新興市場の言語では、インターネット利用者が急増しています。これに伴い、Excelの需要も高まっています。
  • これらの地域では英語版Excelが一般的であるため、英語の関数名に馴染む必要がある一方、英語教育が普及していない層にはハードルとなる場合があります。

日本語と韓国語のExcel環境

  • 日本語や韓国語では、関数名が英語のまま利用されています。この統一性により、国際的なコラボレーションが容易になっています。
  • 両国ともインターネット普及率が非常に高く、Excelは個人・企業を問わず日常的なツールとして使用されています。

まとめ

  • 英語の関数名は、Excelがグローバルで使用される大きな要因となっていますが、ローカライズされた言語では初心者に優しい環境を提供しています。
  • インターネット利用者数の増加により、新興市場でもExcelの需要が高まっており、特に英語版を基準とした利用が一般的です。
  • 言語ごとのローカライズには一長一短があり、国際的なExcel利用の拡大には多言語間の互換性と教育が鍵となります。