割引後の価格を端数のない金額に調整する方法
商品価格を割引した後、端数のない金額に調整したい場合があります。例えば、5円単位や100円単位で丸めることで、販売価格をスッキリさせ、管理しやすくすることができます。ExcelのCEILING関数を使えば、割引後の価格を簡単に調整できます。
CEILING関数を使った価格の調整
CEILING関数は、指定した単位の倍数に数値を切り上げる関数です。販売価格の調整に最適です。
構文
=CEILING(数値, 基準値)
例えば、価格を10円単位で切り上げる場合:
=CEILING(A1, 10)
価格を100円単位で切り上げる場合:
=CEILING(A1, 100)
具体的な使用例
以下のような商品価格データがあるとします。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 商品名 | 割引後価格 | 価格調整計算式 | 10円単位で調整後 |
2 | 商品A | 1,243 | =CEILING(B2, 10) | 1,250 |
3 | 商品B | 2,978 | =CEILING(B3, 10) | 2,980 |
4 | 商品C | 8,521 | =CEILING(B4, 10) | 8,530 |
この例では、B列の割引後価格をC列で10円単位に切り上げ、C列に結果を表示しています。
- 1,243円 → 10円単位 → 1,250円
- 2,978円 → 10円単位 → 2,980円
- 8,521円 → 10円単位 → 8,530円
異なる単位での価格調整
割引後の価格を100円単位や500円単位で丸める場合も、CEILING関数を利用できます。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 商品名 | 割引後価格 | 価格調整計算式 | 100円単位で調整後 |
2 | 商品A | 3,264 | =CEILING(B2, 100) | 3,300 |
3 | 商品B | 5,843 | =CEILING(B3, 100) | 5,900 |
4 | 商品C | 9,122 | =CEILING(B4, 100) | 9,200 |
- 3,264円 → 100円単位 → 3,300円
- 5,843円 → 100円単位 → 5,900円
- 9,122円 → 100円単位 → 9,200円
まとめ
Excelで割引後の価格を端数のない金額に調整するには、CEILING関数を使うのが便利です。
- =CEILING(数値, 単位) を使えば、価格を10円単位や100円単位で調整可能。
- 販売価格をスッキリさせ、管理しやすくできる。
- 500円単位や1,000円単位など、任意の単位で応用可能。
販売価格の調整や請求額の設定にぜひ活用してください。
使用した関数について

CEILING関数で数値を指定の倍数に切り上げる方法をわかりやすく解説
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