特定の列に数値以外が含まれていないかチェックするには? ISNUMBERを活用したデータ検証 | Excelトピックス

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特定の列に数値以外が含まれていないかチェックするには?

Excelでデータを管理する際、特定の列に数値以外のデータが混入していないかを確認することが重要です。ISNUMBER関数を活用すると、数値データの検証を簡単に行えます。本記事では、ISNUMBERを使用したデータ検証の方法について詳しく解説します。

ISNUMBER関数とは?

ISNUMBER関数は、指定したセルの値が数値であるかどうかを判定する関数です。

  • セルが数値の場合は TRUE を返します。
  • 数値以外(文字列、空白、エラー値など)の場合は FALSE を返します。

特定の列に数値以外が含まれているかチェックする方法

例えば、以下のようなデータリストがあり、B列の値がすべて数値かどうかを検証する場合を考えます。

A B C
1 氏名 点数 数値判定
2 田中 90 =ISNUMBER(B2)
3 佐藤 85 =ISNUMBER(B3)
4 鈴木 なし =ISNUMBER(B4)
5 高橋 70 =ISNUMBER(B5)
6 伊藤 エラー =ISNUMBER(B6)

手順

  1. B列に数値データを入力します。
  2. C2セルに =ISNUMBER(B2) を入力し、C6までコピーします。
  3. 数値の場合は TRUE、それ以外の場合は FALSE が表示されます。

数値以外のデータを強調表示する(条件付き書式)

数値以外のデータを強調表示したい場合、Excelの「条件付き書式」を使用すると便利です。

設定方法

  1. B列全体を選択します。
  2. 「ホーム」タブ →「条件付き書式」→「新しいルール」を選択します。
  3. 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、次の数式を入力します。
=NOT(ISNUMBER(B2))
  1. 書式を設定し、適用すると、数値以外のセルが自動的に強調表示されます。

注意点

  • ISNUMBER は、文字列やエラー値を区別できますが、セルが空白の場合も FALSE になります。
  • 「100」のように数値が文字列として入力されている場合、ISNUMBERFALSE を返します。
  • 文字列として入力された数値を数値として扱いたい場合は、VALUE関数を使用してください。

まとめ

Excelで特定の列に数値以外が含まれていないかをチェックするには、ISNUMBER関数を活用するのが便利です。また、COUNTIF を使えば列全体の検証ができ、条件付き書式を利用すれば視覚的に判別しやすくなります。

使用した関数について

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