締切日までの残り日数を自動計算するには?
Excelを使用してタスクの締切日までの残り日数を自動計算することで、スケジュール管理を効率化できます。DAYS
関数を活用すると、開始日から終了日までの日数を簡単に求めることができます。本記事では、タスク管理に役立つDAYS
関数の使い方を詳しく解説します。
DAYS関数とは?
DAYS(終了日, 開始日)
は、指定した2つの日付の差を求める関数です。
- 終了日 – 開始日 の計算結果を返します。
- 開始日と終了日の順番に注意が必要です。
締切日までの残り日数を計算する方法
以下のようなタスク管理表を作成し、締切日までの残り日数を計算します。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | タスク名 | 開始日 | 締切日 | 残り日数 |
2 | レポート作成 | 2024/02/01 | 2024/02/15 | =DAYS(C2, TODAY()) |
3 | 資料提出 | 2024/02/05 | 2024/02/20 | =DAYS(C3, TODAY()) |
手順
- B列に開始日、C列に締切日を入力します。
- D2セルに =DAYS(C2, TODAY()) を入力します。
- 数式をD3以降にコピーすると、それぞれのタスクの残り日数が自動計算されます。
- 今日が2024/2/21であれば、D2は6、D3は1となります。
マイナスの日数を防ぐ方法
締切日を過ぎた場合に「0」を表示するには、MAX
関数を組み合わせます。
=MAX(0, DAYS(C2, TODAY()))
この式を使用すると、締切日を過ぎた場合はマイナスとならず、「0」と表示され、負の値を回避できます。
条件付き書式で締切の警告を表示
締切が近づいたタスクを視覚的に強調するため、条件付き書式を設定できます。
設定手順
- D列を選択し、「条件付き書式」→「新しいルール」を開く。
- 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択。
- 以下の数式を入力:
=D2<=3
- 「書式」ボタンをクリックし、セルの背景色を赤に設定する。
- OKを押して適用すると、締切が3日以内のタスクが赤く表示される。
注意点
DAYS
関数は、Excel 2013以降のバージョンで使用可能です。- Excel 2010以前を使用している場合は、
=C2-TODAY()
でも同様の結果を得られます。 - 開始日が不要な場合は、単純に
=DAYS(締切日, TODAY())
だけでもOKです。
まとめ
ExcelのDAYS
関数を使用すれば、締切日までの残り日数を簡単に自動計算できます。条件付き書式と組み合わせることで、タスクの期限を視覚的に管理しやすくなります。
使用した関数について

DAYS関数で2つの日付の差を求める方法についてわかりやすく解説
DAYS関数についてDAYSの概要2つの日付の差を求めるExcel関数/日付=DAYS( 終了日 , 開始日 )概要 DAYS関数は、2つの日付の差を計算し、日数を返します。日付の順序が重要で、終了日から開始日を引いた結果が返されます。 2つの日付の差を求めたいときに使用します。 日付の順序に注意が必要で、終了日から開...

TODAY関数で今日の日付を求める方法と令和や曜日などの様々な表記についてわかりやすく解説
TODAY関数についてTODAYの概要今日の日付(シリアル値)を求めるExcel関数/日付=TODAY()概要 常に今現在の日付を取得する 入力時の日付ではなく、常に今現在の日付が表示される 常に今現在の日付となることから、固定する使用方法には向かない。固定するときは直接日付を入力する 今日の日付に加えて時刻まで求めた...

MAX関数でデータの最大値を求める方法と2番目に大きな数やセル番号の取得方法についてもわかりやすく解説
MAX関数についてMAXの概要データの最大値を求めるExcel関数=MAX( 数値1 , 数値2 ,,, )概要 指定したデータの中での最大値を求める MAXは空白文字、論理値などを無視しますが、MAXAはそれらを含み、空白セルのみ無視しますMAXはどのような時に使用するか データの中で最大の値を求めたいMAXの使い方...