空白セルの数をカウントするには? ISBLANKとCOUNTIFを活用したデータ分析の方法 | EXCELトピックス

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空白セルの数をカウントするには?

Excelでデータを分析する際、空白セルの数をカウントすることは重要です。空白セルが多いと、データの欠損があることを示し、分析結果に影響を与える可能性があります。

本記事では、ExcelのISBLANK関数とCOUNTIF関数を活用して、空白セルの数を効率的にカウントする方法を解説します。

COUNTIF関数を使った空白セルのカウント

ExcelのCOUNTIF関数を使用すると、特定の条件を満たすセルの数をカウントできます。空白セルをカウントするには、条件として""(空の文字列)を指定します。

基本構文

=COUNTIF(範囲, "")

Excelでの計算例

A B C
1 データ 空白セル数
2 100 200 =COUNTIF(A2:B6, “”)
3 150
4 300
5 250
6 400

計算結果

  • 空白セルの数:4

ISBLANK関数を使ったカウント

ISBLANK関数は、セルが空白かどうかを判定し、TRUE(空白)またはFALSE(データあり)を返します。これをSUMPRODUCTと組み合わせることで、空白セルの数を求めることができます。–を付すことでTRUEは1、FALSEは0と扱われます。

基本構文

=SUMPRODUCT(--ISBLANK(範囲))

Excelでの計算例

A B C
1 データ 空白セル数
2 100 200 =SUMPRODUCT(–ISBLANK(A2:B6))
3 150
4 300
5 250
6 400

計算結果

  • 空白セルの数:4

COUNTBLANK関数を使った方法

COUNTBLANK関数は、指定した範囲の空白セルの数をカウントするために特化した関数です。

基本構文

=COUNTBLANK(範囲)

Excelでの計算例

以下の式を使用すると、A2:B6の空白セルの数を取得できます。

=COUNTBLANK(A2:B6)

計算結果

  • 空白セルの数:4

まとめ

Excelで空白セルの数をカウントする方法はいくつかありますが、用途に応じて適切な関数を選択することが重要です。

  • COUNTIF:シンプルな方法で空白セルをカウント
  • ISBLANK + SUMPRODUCT:動的な範囲に適用しやすい
  • COUNTBLANK:空白セル専用の関数で簡単にカウント

データの欠損分析や、入力チェックの際に活用してみましょう。

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