Excelの曜日について自動で色付けをするには?
Excelで「月、火、水、木、金、土、日」などの曜日を入力した際に、自動で色付けを行う方法を紹介します。特に、土曜日を青、日曜日を赤にし、それ以外の曜日はそのままにする設定を行います。
条件付き書式を使って曜日に色を付ける
Excelの「条件付き書式」機能を使用すると、特定の曜日に応じてセルの色を自動的に変更できます。
手順
- 対象のセル範囲を選択します。(例:A1:A100 など)
- Excelの「ホーム」タブを開き、「条件付き書式」→「新しいルール」をクリックします。
- 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。■
- 土曜日用のルールを設定:
- 「次の数式を満たす場合に値を書式設定」に以下を入力:
=A1=”土” - 「書式」ボタンをクリックし、「フォント」タブで「色」で「■」を選択します。
- 「次の数式を満たす場合に値を書式設定」に以下を入力:
- 日曜日用のルールを設定:
- 「次の数式を満たす場合に値を書式設定」に以下を入力:
=A1=”日” - 「書式」ボタンをクリックし、「塗りつぶし」タブで「■」を選択します。
- 「次の数式を満たす場合に値を書式設定」に以下を入力:
- 「OK」を押して完了。
- 「ルールの管理」は以下のようになります。
結果
これにより、セルに「土」と入力すると青色に、「日」と入力すると赤色に自動で色が付きます。それ以外の曜日(「月」~「金」)には色は付かず、そのまま表示されます。
日付から曜日を取得し、自動で色を付ける方法
曜日を手入力せず、日付をもとに自動で取得しつつ色付けする方法もあります。
曜日を取得する方法
セルA1に日付が入力されている場合、B1に以下の関数を入力すると、その日付の曜日が「月」~「日」の形式で表示されます。
A | B | |
---|---|---|
1 | 日付 | 曜日 |
2 | 2025/2/1 | =TEXT(A2,”aaa”) |
3 | 2025/2/2 | =TEXT(A3,”aaa”) |
これにより、A2に「2025/2/1」と入力すると、B2には「土」、A3に「2025/2/2」と入力するとB3には「日」と表示されます。
曜日ごとの色付け
上記の「条件付き書式」と組み合わせて、以下の手順で自動的に色を付けることができます。
- 日付が入力されている列(例:A列)、曜日を表示する列(例:B列)を用意します。
- B列に =TEXT(A1,”aaa”) を入力し、曜日を自動表示させます。
- B列全体を選択し、上記の方法と同じように条件付き書式で以下のルールを設定します。
- 土曜日のルール: =B1=”土”(青色に設定)
- 日曜日のルール: =B1=”日”(赤色に設定)
結果
これにより、A列に日付を入力するだけで、B列に曜日が表示され、土曜日は青、日曜日は赤に自動で色付けされます。
A | B | |
---|---|---|
1 | 日付 | 曜日 |
2 | 2025/2/1 | 土 |
3 | 2025/2/2 | 日 |
まとめ
Excelで曜日に色を付ける方法は2通りあります。
- 手入力された「土」「日」を条件付き書式で自動的に色付けする方法。
- 日付から曜日を取得し、自動で曜日に色を付ける方法。
どちらの方法も用途に応じて活用できます。
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