Excelで絶対参照にまとめて変更する方法
Excelで数式内のセル参照を絶対参照(例: $A$1)にまとめて変更する方法について解説します。絶対参照に設定すると、数式をコピーしても特定のセル参照が固定されるため、複雑な計算やデータ操作が容易になります。
絶対参照とは?
絶対参照とは、セル参照に「$」を付けて列や行を固定する形式です。
- $A$1: 列と行の両方を固定
- A$1: 行のみ固定
- $A1: 列のみ固定
この設定により、数式をコピーしても参照先が変わらないため、正確な計算が可能になります。
方法1: F4キーでセル参照を切り替える
Excelでは、F4キーを使用してセル参照を簡単に絶対参照に変更できます。
手順
- セル内の数式を選択します。
- 絶対参照に変更したいセル(例: A1)をクリックまたは選択します。
- セル内の参照部分(A1セル内のA4などと書かれた部分のこと)、又は、数式バーの参照部分にカーソルを合わせます。

- キーボードのF4キーを押します。
- セル参照が以下の順で切り替わります:
A1 → $A$1 → A$1 → $A1 → A1
補足
- 複数のセル参照が含まれる場合、それぞれをクリックしてF4を押す必要があります。
- F4キーは1回押すごとに、絶対参照の形式が順番に切り替わります。
- セルを選択した状態ではありません。セル内の変更したい参照部分にカーソルを合わせる必要があります。
方法2: 検索と置換を使用する
多数のセル参照を一括で絶対参照に変更したい場合、Excelの「検索と置換」機能を使用できます。
手順
- 対象となるセルを選択(ctrlを押しながら洗濯)します。
- Ctrl + Hを押して「検索と置換」ダイアログを開きます。
- 「検索する文字列」に参照形式(例: A1)を入力します。
- 「置換後の文字列」に絶対参照形式(例: $A$1)を入力します。
- 「すべて置換」をクリックして変更を反映させます。
注意点
- 置換対象が多い場合、数式全体を壊す可能性があるため、事前にデータをバックアップしておくことをお勧めします。
- 部分一致検索を防ぐため、「A1」のような短い文字列を検索する場合は範囲を限定してください。
方法3: VBAを活用する
プログラミングに慣れている場合、VBAを使用してセル参照を一括で絶対参照に変更することも可能です
手順
- Excelの「開発」タブから[Visual Basic]を押してVBAエディタを開きます。
- [挿入] → [標準モジュール]から、以下のコードを貼り付けます:
Sub ConvertToAbsoluteReference() Dim rng As Range Dim cell As Range ' 対象範囲を選択 Set rng = Selection ' 範囲内の各セルをループ処理 For Each cell In rng If cell.HasFormula Then ' 絶対参照に変換 cell.Formula = Application.ConvertFormula(cell.Formula, xlA1, xlA1, xlAbsolute) End If Next cell End Sub - エディタを閉じて、Excelに戻ります。
- 対象のセルを選択し、[開発]→[マクロ]を押して実行します。
注意点
- VBAを使用する場合、セキュリティ設定を確認し、「マクロを有効にする」を選択してください。
- 誤って数式全体を変更しないよう、必ず対象範囲を確認してください。
まとめ
Excelでセル参照を絶対参照に変更する方法には、F4キー、検索と置換、VBAの活用などがあります。作業内容や対象範囲に応じて最適な方法を選び、効率的に操作を進めてください。