数値に応じて★★☆で評価を視覚化する方法
概要
Excelで、数値に応じて★と☆を動的に表示する方法を紹介します。この方法では、スコア（0～5）を基に評価を視覚的に表現します。
使用する関数
- REPT関数：文字列を指定回数繰り返す関数です。
- IF関数：条件を判定して処理を分岐する関数です。
数式の基本構文
以下の数式を用いることで、スコアを★と☆に変換できます：
=IF(AND(ISNUMBER(A2), A2 >= 0, A2 <= 5), REPT("★", A2) & REPT("☆", 5 - A2), "入力値エラー")-
条件判定部分：AND(ISNUMBER(A2), A2 >= 0, A2 <= 5)
- ISNUMBER(A2)は、セルA2が数値であるかを確認します。
- A2 >= 0およびA2 <= 5は、スコアが0～5の範囲内にあるかを判定します。
- AND関数はこれらすべての条件が満たされる場合にTRUEを返します。
-
条件がTRUEの場合：REPT(“★”, A2) & REPT(“☆”, 5 – A2)
- REPT(“★”, A2)は、スコアの数だけ★を繰り返して表示します。
- REPT(“☆”, 5 – A2)は、5からスコアを引いた数だけ☆を繰り返して表示します。
- &演算子を使って、「★」と「☆」を結合し、評価を完成させます。
-
条件がFALSEの場合：”入力値エラー”
- 条件を満たさない場合（例えば、スコアが負の値や6以上の場合、または空白の場合）、”入力値エラー”を表示します。
実際の例
以下は、数値を★と☆に変換する擬似的なExcel表です。
| A | B | C | |
|---|---|---|---|
| 1 | スコア | 関数式 | 結果 |
| 2 | 5 | =IF(AND(ISNUMBER(A2), A2 >= 0, A2 <= 5), REPT(“★”, A2) & REPT(“☆”, 5 – A2), “入力値エラー”) | ★★★★★ |
| 3 | 4 | =IF(AND(ISNUMBER(A3), A3 >= 0, A3 <= 5), REPT(“★”, A3) & REPT(“☆”, 5 – A3), “入力値エラー”) | ★★★★☆ |
| 4 | 3 | =IF(AND(ISNUMBER(A4), A4 >= 0, A4 <= 5), REPT(“★”, A4) & REPT(“☆”, 5 – A4), “入力値エラー”) | ★★★☆☆ |
| 5 | 2 | =IF(AND(ISNUMBER(A5), A5 >= 0, A5 <= 5), REPT(“★”, A5) & REPT(“☆”, 5 – A5), “入力値エラー”) | ★★☆☆☆ |
| 6 | 1 | =IF(AND(ISNUMBER(A6), A6 >= 0, A6 <= 5), REPT(“★”, A6) & REPT(“☆”, 5 – A6), “入力値エラー”) | ★☆☆☆☆ |
| 7 | 0 | =IF(AND(ISNUMBER(A7), A7 >= 0, A7 <= 5), REPT(“★”, A7) & REPT(“☆”, 5 – A7), “入力値エラー”) | ☆☆☆☆☆ |
| 8 | -1 | =IF(AND(ISNUMBER(A8), A8 >= 0, A8 <= 5), REPT(“★”, A8) & REPT(“☆”, 5 – A8), “入力値エラー”) | 入力値エラー |
| 9 | 6 | =IF(AND(ISNUMBER(A9), A9 >= 0, A9 <= 5), REPT(“★”, A9) & REPT(“☆”, 5 – A9), “入力値エラー”) | 入力値エラー |
解説
- スコアが有効な場合：数値を基に★と☆を動的に表示します。
- スコアが無効な場合：エラーメッセージ「入力値エラー」を表示して、結果の正確性を保ちます。