八代古今後撰拾遺後拾遺金葉詞花千載新古今百人一首六歌仙三十六歌仙枕詞動詞光る君へ
「うまさけ」の歌
「うまさけ」は「三輪、三室、鈴鹿、神奈備」などの枕詞。「味酒」と書く。「うまさけの」「うまさけを」となることも。
神にささげる「神酒(みわ)」から、三輪、三輪の別名「三室」にかかる。
三輪山は奈良桜井にある山で、古事記、日本書紀における三輪山伝説の舞台。
「神奈備」は「いしはしる」が枕詞となることもある。
万葉集で用いられている。
「うまさけ」の歌集ごとの数と割合
万葉 | 古今 | 後撰 | 拾遺 | 後拾 | 金葉 | 詞花 | 千載 | 新古 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
0.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
※上は歌の数、下は割合(パーセント)です
※カウントは枕詞、そのままの意味の両方をカウントしています
百人一首
なし
万葉集
1巻-17 額田王味酒 三輪の山 あをによし 奈良の山の 山の際に い隠るまで 道の隈 い積もるまでに つばらにも 見つつ行かむを しばしばも 見放けむ山を 心なく 雲の 隠さふべしや
4巻-712 丹波大女娘子味酒を三輪の祝がいはふ杉手触れし罪か君に逢ひかたき
7巻-1094 柿本人麻呂歌集我が衣色取り染めむ味酒三室の山は黄葉しにけり
8巻-1517 長屋王味酒三輪のはふりの山照らす秋の黄葉の散らまく惜しも
11巻-2512 柿本人麻呂歌集味酒のみもろの山に立つ月の見が欲し君が馬の音ぞする
13巻-3266 春されば 花咲ををり 秋づけば 丹のほにもみつ 味酒を 神奈備山の 帯にせる 明日香の川の 早き瀬に 生ふる玉藻の うち靡き 心は寄りて 朝露の 消なば消ぬべく 恋ひしくも しるくも逢へる 隠り妻かも
古今和歌集
なし
後撰和歌集
なし
拾遺和歌集
なし
後拾遺和歌集
なし
金葉和歌集
なし
詞花和歌集
なし
千載和歌集
なし
新古今和歌集
なし