相模の和歌集 勅撰和歌集 八代集より。平安中期の貴族文化

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勅撰和歌集(八代集)に収録された相模の和歌の一部を紹介します。

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    相模の勅撰和歌集

    後拾遺和歌集

    175-夏 みわたせばなみのしがらみかけてけり卯の花さける玉川の里

    206-夏 五月雨はみづのみまきのまこも草かりほすひまもあらじとぞおもふ

    214-夏 さみだれの空なつかしく匂ふかな花たちばなに風や吹くらむ

    370-秋下 秋の田になみよる稲は山川の水ひきかけし早苗なりけり

    389-冬 なにはがたあさみつしほにたつ千鳥浦づたひする声きこゆなり

    401-冬 都にも初雪ふれば小野山のまきの炭がま焼きまさるらん

    474-別 たびたびのちよをはるかに君やへむ末の松よりいきの松まて

    475-別 いとはしきわが命さへゆく人のかへらむまでとをしくなりぬる

    547-哀傷 時しもあれ春のなかばにあやまたぬよはの煙はうたがひもなし

    549-哀傷 とはばやと思ひやるだに露けきをいかにぞ君が袖はくちぬや

    640-恋一 あふことのなきよりかねてつらければさてもあらましぬるる袖かな

    643-恋一 つきもせず恋に涙をながすかなこやななくりの出湯なるらん

    678-恋二 頼むるを頼むべきにはあらねども待つとはなくて待たれもやせん

    679-恋二 眺めつつ事ありがほに暮しても必ず夢にみえばこそあらめ

    695-恋二 もろともにいつかとくべきあふことのかた結びなる夜半の下紐

    702-恋二 きのふけふ歎くばかりの心地せば明日に我が身や逢はじとすらん

    740-恋三 住吉の岸ならねども人知れぬ心のうちの松ぞ侘しき

    753-恋三 来じとだにいはで絶えなば憂かりける人のまことをいかでしらまし

    754-恋三 ただ袖に君かさぬらん唐衣夜な夜なわれにかたしかせつつ

    758-恋三 なかたゆるかづらき山の岩ばしはふみみることもかたくぞありける

    777-恋四 怪しくもあらはれぬべき袂かな忍びねにのみ濡らすと思へば

    789-恋四 あやうしと見ゆるとだえのまろ橋のまろなどかかる物おもふらん

    795-恋四 我が袖を秋の草葉にくらべばやいづれか露のおきはまさると

    796-恋四 ありそうみの濱の真砂をみなもがなひとりぬる夜の數にとるべく

    814-恋四 やくとのみ枕の下にしほたれてけぶりたえせぬとこの浦かな

    815-恋四 百人一首 恨み侘び干さぬ袖だにあるものを恋に朽ちなん名こそ惜しけれ

    816-恋四 かみなづき夜半の時雨にことよせて片しく袖を干しぞわづらふ

    825-恋四 いつとなく心空なる我が恋や富士のたかねにかかる白雲

    830-恋四 涙こそあふみの海となりにけれ見るめなしてふながめせしまに

    880-雑一 ふみみてもものおもふ身とぞなりにける眞野の継橋とだえのみして

    881-雑一 野飼はねどあれゆく駒をいかがせむ森の下草さかりならねば

    915-雑二 逢坂の関に心はかよはねど見し東路は猶ぞこひしき

    930-雑二 まことにや空になき名のふりぬらむあまてる神のくもりなきよに

    936-雑二 人しれず心ながくや時雨るらむ更けゆく秋の夜半の寝覚めに

    941-雑二 東路のそのはらからはきたりとも逢坂まではこさじとぞおもふ

    951-雑二 さもこそは心くらべにまけざらめ早くもみえし駒のあしかな

    954-雑二 綱たえてはなれはてにしみちのくのをぶちの駒をきのふみしかな

    955-雑二 言の葉につけてもなどかとはざらむ蓬の宿もわかぬあらしを

    1141-雑五 きのふまで神に心をかけしかどけふこそ法にあふひなりけれ

    1150-雑五 いつかまたこちくなるべき鶯のさへづりそめし夜半の笛竹

    金葉和歌集

    375-恋上 夕暮は待たれしものを今はただ行くらむかたを思ひこそやれ

    401-恋上 あらかりし風ののちより絶えにしは蜘蛛手にすがく糸にやあるらむ

    404-恋上 菖蒲にもあらぬ真菰をひきかけしかりのよどのの忘られぬかな

    436-恋下 住吉の細江にさせるみをつくし深きにまけぬ人はあらじな

    549-雑上 いかにせむ山田にかこふ垣柴のしばしの間だに隠れなき世を

    詞花和歌集

    80-夏 したもみぢひと葉づつ散る木のしたに秋とおぼゆる蝉のこゑかな

    255-恋下 ありふるも苦しかりけりながらへぬ人の心を命ともがな

    270-恋下 夕暮は待たれしものを今はただ行くらむかたを思ひこそやれ

    322-雑上 住吉の細江にさせるみをつくし深きにまけぬ人はあらじな

    千載和歌集

    471-冬 あはれにもくれゆくとしのひかすかなかへらむことは夜のまとおもふに

    781-恋三 しらしかしおもひも出てぬ心にはかくわすられすわれなけくとも

    904-恋五 うたたねにはかなくさめし夢をたに此世に又はみてややみなん

    911-恋五 かり人はとかめもやせん草しけみあやしき鳥のあとのみたれを

    985-雑上 なかめつつむかしも月はみしものをかくやは袖のひまなかるへき

    新古今和歌集

    203-夏 きかてたたねなましものを郭公中々なりやよはの一声

    309-秋上 てもたゆくならすあふきのをきところわするはかりに秋風そふく

    372-秋上 暁のつゆはなみたもととまらてうらむる風の声そのこれる

    410-秋上 身にそへるかけとこそみれ秋の月袖にうつらぬおりしなけれは

    804-哀傷 神な月しくるるころもいかなれやそらにすきにし秋の宮人

    1079-恋一 あふまてのみるめかるへきかたそなきまたなみなれぬいそのあま人

    1166-恋三 いかにせんくすのうらふく秋風にした葉のつゆのかくれなき身を

    1353-恋五 色かはるはきのした葉を見てもまつ人の心の秋そしらるる

    1395-恋五 なかれいてんうき名にしはしよとむかなもとめぬ袖のふちはあれとも

    1973-釈教 つねよりもけふのけふりのたよりにやにしをはるかにおもひやるらん