藤原定頼の和歌集 勅撰和歌集 八代集より。平安中期の貴族文化

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勅撰和歌集(八代集)に収録された藤原定頼の和歌の一部を紹介します。

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    藤原定頼の勅撰和歌集

    後拾遺和歌集

    114-春上 桜花さかりになればふるさとのむぐらのかどもさされざりけり

    144-春下 年をへて花に心をくだくかな惜しむにとまる春はなけれど

    162-春下 ほととぎすおもひもかけぬ春なけばことしぞまたで初音ききつる

    225-夏 とこなつの匂へる庭はから國におれる錦もしかじとぞ見る

    357-秋下 我のみやかかると思へばふるさとの籬の菊もうつろひにけり

    365-秋下 水もなく見えこそわたれ大井河きしのもみぢば雨とふれども

    477-別 かりそめの別れとおもへど白河のせきとどめぬは涙なりけり

    486-別 松山の松のうら風吹きよせばひろひてしのべこひわすれ貝

    502-羈旅 霧わけていそぎたちなむ紅葉ばの色にみえなば道もゆかれじ

    563-哀傷 あだにかくおつとおもひしむば玉の髪こそ長き形見なりけれ

    847-雑一 雨ふれば閨の板間もふきつらむもりくる月はうれしかりしを

    929-雑二 いにしへのきならし衣いまさらにそのものごしのとけずしもあらじ

    956-雑二 八重ぶきのひまだにあらば葦のやにおとせぬ風はあらじとをしれ

    1011-雑三 草の葉におかぬばかりの露の身はいつその數にいらむとすらむ

    1055-雑四 くる人もなき奥山の瀧の絲は水のわくにぞまかせたりける

    千載和歌集

    419-冬 都たにさひしさまさる木からしにみねの松かせおもひこそやれ

    420-冬 百人一首 詳しくみる あさほらけうちの河霧たえたえにあらはれわたるせせの網代木

    1098-雑中 ふるさとのいたまのかせにねさめしてたにのあらしをおもひこそやれ

    1170-雑下 あとたえてとふへき人もおもほえすたれかはけさの雪をわけこん

    新古今和歌集

    48-春上 見ぬ人によそへて見つるむめの花ちりなんのちのなくさめそなき

    509-秋下 いまよりは又さくはなもなきものをいたくなをきそきくのうへのつゆ

    946-羈旅 いそなれて心もとけぬこもまくらあらくなかけそ水のしら浪

    1597-雑中 おきつ風よはにふくらしなにはかたあか月かけてなみそよすなる