藤原道長の和歌集 勅撰和歌集 八代集より。平安中期の貴族文化

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勅撰和歌集(八代集)に収録された藤原道長の和歌の一部を紹介します。

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藤原道長の勅撰和歌集

御堂関白日記(国宝指定)を記す。「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思へば」と詠うほど、栄華を極めた権力者。

拾遺和歌集

1064-雑春 谷の戸をとちやはてつる鴬のまつにおとせてはるもすきぬる

1165-雑賀 いはのうへの松にたとへむきみきみは世にまれらなるたねそとおもへは

後拾遺和歌集

17-春上 君ませとやりつる使きにけらし野辺の雉子はとりやしつらむ

416-冬 同じくぞ雪つもるらんと思へども君ふる里はまづぞとはるる

1103-雑五 よろづよを君がまもりと祈りつつ太刀つくりえのしるしとをみよ

1108-雑五 もろかづら二葉ながらも君にかく葵や神のしるしなるらむ

1112-雑五 わかなつむ春日の原に雪ふれば心づかひをけふさへぞやる

詞花和歌集

161-賀 君が世にあふくま川のそこきよみ千歳をへつつすまむとぞおもふ

新古今和歌集

1045-恋一 ほとときす声をきけと花のえにまたふみなれぬ物をこそおもへ

1483-雑上 から衣花のたもとにぬきかへよわれこそ春のいろはたちつれ

1568-雑上 白露はわきてもをかしをみなへし心からにや色のそむらん

1711-雑下 なれ見てし花のたもとをうちかへしのりの衣をたちそかへつる

1927-釈教 わたつうみのそこよりきつるほともなくこの身なからに身をそきはむる