八代古今後撰拾遺後拾遺金葉詞花千載新古今百人一首六歌仙三十六歌仙枕詞動詞光る君へ
勅撰和歌集(八代集)に収録された紫式部の和歌の一部を紹介します。
紫式部の勅撰和歌集
後拾遺和歌集
10-春上 み吉野は春のけしきにかすめどもむすぼほれたる雪の下草
104-春上 世の中をなになげかまし山ざくら花見るほどの心なりせば
433-賀 めづらしき光さしそふさかづきはもちながらこそ千世もめぐらめ
千載和歌集
299-秋上 おほかたの秋のあはれをおもひやれ月に心はあくかれぬとも
430-冬 水鳥をみつのうへとやよそにみむ我もうきたる世をすくしつつ
478-離別 なきよわるまかきの虫もとめかたき秋のわかれやかなしかるらん
564-哀傷 いつかたの雲ちとしらはたつねましつらはなれけん雁かゆくへを
908-恋五 わするるはうきよのつねとおもふにもみをやるかたのなきそわひぬる
962-雑上 たかさとの春のたよりにうくひすの霞にとつるやとをとふらん
977-雑上 露しけきよもきかなかの虫のねをおほろけにてや人のたつねん
1096-雑中 かすならて心に身をはまかせねと身にしたかふは心なりけり
1126-雑中 いつくとも身をやるかたのしられねはうしとみつつもなからふるかな
新古今和歌集
191-夏 ほとときす声まつほとはかたをかのもりのしつくにたちやぬれまし
204-夏 たかさともとひもやくるとほとときす心のかきりまちそわひにし
224-夏 なにこととあやめはわかてけふもなをたもとにあまるねこそたえせね
661-冬 ふれはかくうさのみまさる世をしらてあれたる庭につもるはつ雪
722-賀 くもりなくちとせにすめる水のおもにやとれる月のかけものとけし
817-哀傷 たれかよになからへて見んかきとめしあとはきえせぬかたみなれとも
820-哀傷 見し人のけふりになりしゆふへより名そむつましきしほかまのうら
856-哀傷 くれぬまの身をはおもはて人のよのあはれをしるそかつははかなき
859-離別 きたへゆく雁のつはさにことつてよ雲のうはかきかきたえすして
918-羈旅 かきくもりゆふたつ浪のあらけれはうきたる舟そしつ心なき
1262-恋四 いるかたはさやかなりける月かけをうはのそらにもまちしよゐかな
1485-雑上 神世にはありもやしけんさくら花けふのかさしにおれるためしは
1499-雑上 百人一首 詳しく調べる めくりあひて見しやそれともわかぬまに雲かくれにしよはの月かけ
1567-雑上 をみなへしさかりの色をみるからにつゆのわきける身こそしらるれ