特定の年までの月や日を計算したい
この記事では、Excelを使用して、特定の年までの月や日を計算する方法を解説します。例えば、現在の日付から目標の年までの残りの月数や日数を求める場合などに役立ちます。複数の方法を紹介し、Excelの最新バージョンに準拠しています。
DATEDIF関数を使用して年、月、日を計算する
DATEDIF関数は、2つの日付の間の年数、月数、日数を計算することができる便利な関数です。ここでは、特定の年までの月数や日数を計算する方法を紹介します。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 開始日 | 目標年 | 月数 | 日数 |
2 | 2024/01/01 | 2030/12/31 | =DATEDIF(A2, B2, “ym”) | =DATEDIF(A2, B2, “md”) |
手順
- セルA2に開始日(例: 2024/01/01)を入力します。
- セルB2に目標の年末日(例: 2030/12/31)を入力します。
- セルC2に次のDATEDIF関数を入力して、残りの月数を計算します:
=DATEDIF(A2, B2, “ym”) - セルD2に次のDATEDIF関数を入力して、残りの日数を計算します:
=DATEDIF(A2, B2, “md”)
関数の役割
DATEDIF関数は、2つの日付の間の期間を計算します。“ym”は年を無視して残りの月数を計算し、“md”は月と年を無視して残りの日数を計算します。
結果
セルA2の開始日2024/01/01とセルB2の目標年2030/12/31の間には、11ヶ月と30日があります。
YEARFRAC関数を使用して期間を計算する
YEARFRAC関数は、開始日と終了日を基に、年数として期間を計算する関数です。これにより、月や日数に換算することも可能です。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 開始日 | 目標年 | 年数 | 月数(概算) |
2 | 2024/01/01 | 2030/12/31 | =YEARFRAC(A2, B2) | =YEARFRAC(A2, B2) * 12 |
手順
- セルA2に開始日(例: 2024/01/01)を入力します。
- セルB2に目標の年末日(例: 2030/12/31)を入力します。
- セルC2に次のYEARFRAC関数を入力します:
=YEARFRAC(A2, B2) - セルD2に次のYEARFRAC関数を入力して、月数に変換します:
=YEARFRAC(A2, B2) * 12
関数の役割
YEARFRAC関数は、2つの日付の間の期間を年単位で計算します。さらに、月数に換算するためには、YEARFRACの結果に12を掛けて計算します。
結果
セルA2の開始日2024/01/01とセルB2の目標年2030/12/31の間の年数は約6年で、月数に換算すると約72ヶ月です。
まとめ
Excelでは、DATEDIF関数やYEARFRAC関数を使用して、特定の年までの月数や日数を簡単に計算することができます。DATEDIFは、期間を細かく月や日単位で計算でき、YEARFRACは年単位で計算して期間をざっくりと把握するのに適しています。