特定の文字を削除したい
この記事では、Excelを使用して特定の文字をセルから削除する方法を解説します。特定の文字列や余分なスペースなどを削除する方法について、主にSUBSTITUTE関数やTRIM関数を使用した方法を紹介します。
元のデータそのものについて削除したい
ctrl+Hから「置換」ウィンドウを表示させ、検索する文字列に削除したい文字、置換後の文字列は空白のままとして「すべて置換」をすることで削除することもでき、範囲を指定して置換することもできます。
SUBSTITUTE関数を使用して特定の文字を削除する
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 元の文字列 | 文字削除後の文字列 | |
2 | 123-456-789 | =SUBSTITUTE(A2, “-“, “”) | |
3 | abc.def.ghi | =SUBSTITUTE(A3, “.”, “”) |
手順
- A列に削除したい文字を含む文字列を入力します。
- B列にSUBSTITUTE関数を使用して、特定の文字を削除します。
- 例えば、B2セルには=SUBSTITUTE(A2, “-“, “”)と入力して、ハイフンを削除します。
関数の役割
SUBSTITUTE関数は、指定した文字を他の文字に置き換えるための関数です。ここでは、指定した文字を空文字列(””)に置き換えることで、その文字を削除しています。
結果
例えば、A2に「123-456-789」と入力されている場合、B2セルには123456789が表示されます。同様に、A3に「abc.def.ghi」と入力されている場合、B3セルにはabcdefghiが表示されます。
TRIM関数を使用して余分なスペースを削除する
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 元の文字列 | スペース削除後の文字列 | |
2 | Microsoft Excel | =TRIM(A2) | |
3 | Data Processing | =TRIM(A3) |
手順
- A列に余分なスペースを含む文字列を入力します。
- B列にTRIM関数を使用して、文字列内の余分なスペースを削除(1つのスペースになる)します。
- 例えば、B2セルには=TRIM(A2)と入力して、A2の余分なスペースを削除します。
関数の役割
TRIM関数は、文字列内の先頭と末尾、さらに文字列の間にある余分なスペースを削除するために使用されます。
結果
例えば、A2に「 Microsoft Excel 」と入力されている場合、B2セルにはMicrosoft Excelが表示されます。同様に、A3に「 Data Processing 」と入力されている場合、B3セルにはData Processingが表示されます。
まとめ
特定の文字を削除するには、SUBSTITUTE関数が役立ちます。また、余分なスペースを削除する場合にはTRIM関数が便利です。これらの関数を使いこなすことで、効率的に文字列の整理が可能です。
使用した関数について

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