藤原道綱母の和歌集 勅撰和歌集 八代集より。平安中期の貴族文化

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勅撰和歌集(八代集)に収録された藤原道綱母の和歌の一部を紹介します。

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藤原道綱母(藤原寧子)の勅撰和歌集

  • 大河ドラマ「光る君へ」では藤原寧子。

拾遺和歌集

102-夏 宮こ人ねてまつらめや郭公今そ山へをなきていつなる

530-雑下 わたつ海はあまの舟こそありときけのりたかへてもこきいてたるかな

912-恋四 百人一首 歎きつつ独ぬる夜のあくるまはいかにひさしき物とかはしる

1172-雑賀 心さしふかきみきはにかるこもはちとせのさ月いつかわすれん

1202-雑賀 うたかはしほかにわたせるふみみれは我やとたえにならむとすらん

1339-哀傷 たき木こる事は昨日につきにしをいさをののえはここにくたさん

後拾遺和歌集

700-恋二 きえ返り露もまだひぬ袖の上に今朝はしぐるる空もわりなし

823-恋四 春の野につくる思ひのあまたあればいづれを君がもゆるとかみん

869-雑一 いかがせむ山のはにだにとどまらで心の空にいづる月をば

870-雑一 曇る夜の月とわが身の行く末とおばつかなさはいづれまされり

894-雑一 なき人はおとづれもせで琴の緒をたちし月日ぞかへり来にける

903-雑二 かしは木の杜の下草くれごとに猶たのめとやもるをみるみる

1215-雑六 思ひいづることもあらじとみえつれどやといふにこそ驚かれぬれ

金葉和歌集

17-春 わが宿の柳の糸は細くともくる鶯のたえずもあらなむ

82-春 たれかこの數は定めし我はただとへとぞ思ふ山吹の花

509-雑上 降る雨のあしとも落つる涙かなこまかにものを思ひくだけば

詞花和歌集

281-雑上 たれかこの數はさだめし我はただとへとぞおもふ山吹のはな

323-雑上 ふる雨のあしともおつる涙かなこまかにものを思ひくだけば

新古今和歌集

1239-恋四 たえぬるかかけたに見えはとふへきにかたみの水はみくさゐにけり

1242-恋四 ふく風につけてもとはんささかにのかよひしみちはそらにたゆとも