高齢者に多い疾患の暗記ポイントまとめ 福祉住環境コーディネーター2級

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高齢者に多い疾患の重要論点についてまとめる。これだけでしっかり暗記すればほぼ間違いなく合格します。記載事項以外はテキストを読み通す程度で十分であり、暗記する必要はありません。疾患とその症状に合わせた、求められる住環境を意識して学習します。特に、関節リウマチパーキンソン病は頻出です。
(参考資料)官公署PDF
関節リウマチ(厚労省) パーキンソン病について知る(BoehringerIngelheim)
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高齢者に多い疾患 疾患別・障害別にみる福祉住環境整備

要介護の原因

脳血管疾患(8割が脳梗塞)、認知症、衰弱、骨折・店頭、関節疾患の順

認知症が1位ではありません。脳梗塞を主とする脳血管疾患です。

疾患の原因

不適切な生活習慣の蓄積、加齢による身体機能の働きの低下の順

死因

心疾患肺炎の順

脳血管疾患は要介護の原因1位ですが、死因では上位ではありません。

脳血管リハ

急性期は拘縮予防のための良肢位保持・関節可動域訓練、早期離床・ADL自立に向けての訓練

ADL自立とは、日常生活の自立のことです。

骨折

尻もち時の脊椎衰退圧迫骨折、横に転んで大腿骨頸部骨折(人工骨)、つまづいて橈骨・尺骨遠位端骨折(ギブス)、転んで肘の上腕骨外科頸骨折

関節リウマチ

免疫疾患で、30~50代、女性が多い、免疫異常による軟骨浸食、左右対称に発症、指先・手首に負担をかけない工夫、家事での椅子、寒さと高い湿度で悪化

パーキンソン

パドミン(ドーパミン)の減少、四徴(手足の震え、筋肉のこわばり、動きがゆっくり、姿勢維持困難・小刻み歩行

声のすくみ(早口になったり、声が出にくくなる)なども

中高年期に発症多い

ホーンヤールの重症度分類
ステージI 片側のみ障害、機能低下会っても軽症
ステージⅢ 仕事によっては労働可能、ADLは介護を必要としない
ステージV 関節拘縮・廃用症候群の予防、寝たきり防止、嚥下障害への対応

段差の解消1階が望ましい、温水洗浄便座、各所に手すり

筋肉のこわばりなどがあるため、動くことが難しい疾患です。各所に手すりなどが必要になります。福祉住環境コーディネーターとして最も重視しなければならない疾患の一つです。

糖尿病

95%が2型(インスリンが少ない)、網膜症(部屋を明るくする)・神経障害(暑さに気づかないことも、局所暖房×)・腎症を招く、リハビリは運動療法が主、糖尿病自体により痛みや機能障害が発生することは無い

糖尿病によって失明、人工透析、足の切断に至ることがあります。

心筋梗塞

虚血性心疾患の代表例、心臓に入る冠動脈が動脈硬化で詰まる(血栓)、治療後は青魚や野菜・アルコールを控え、ストレスの少ない生活へ
入浴は胸の高さまで、湯を熱くしない、トイレなどに緊急通報システム

過重労働などによって引き起こされることもある病気です。

認知症

中核症状 記憶障害、見当識障害(時間や日付、場所、人物がわからなくなる)、実行機能障害
周辺症状 中核症状を背景に、環境や人間関係、本人の性格や心理状態、体調などが複雑に絡み合う二次的な症状

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