精算表問題の解き方 | 例題で解く第3問対策 | やさしい簿記3級講座

スポンサーリンク
スポンサーリンク

第3問対策:精算表問題の解き方

第3問では、試算表、精算表の問題が出題されます。決算整理後試算表の作成、精算表の完成、若しくは貸借対照表、損益計算書を作成する問題が殆どです。

ここでは、精算表を完成させる問題に取り組みます。

精算表の記入の仕方

この問題は、精算表の左2列である残高試算表が記入された状態で、整理事項を元に、修正記入を行い、損益計算書と貸借対照表に記入していく問題です。

基本的に科目の順番は試算表と同じです。

精算表の上部

勘定科目 残高試算表 修正記入 損益計算書 貸借対照表
借方 貸方 借方 貸方 借方 貸方 借方 貸方
現金 100 50 150
売掛金 200 300 500
仮払賞消費税 240 240  
繰越標品 300 250 300 250
備品 400 400
買掛金 150 150
社会保険料預り金 80 80  
未払金 250 250
仮受消費税 350 350
貸倒引当金 20 10 30
減価償却累計額 100 20 120
資本金 1000 1000
繰越利益剰余金 500 500
売上 700 700
受取利息 800 400 400
仕入 900 300 200 1000
給料 300 300
支払利息 10 30 40
固定資産売却損 450 440 10
  • 繰越商品と仕入の修正記入は借方・貸方共に書く。(消したうえで修正後の額を反映させるということ)
  • 未記帳については、そのまま修正記入に記す。
  • 仮払消費税、仮受消費税は修正記入で消し、精算表下部の未払消費税に差額を反映させる。
    未払消費税=仮受消費税 – 仮払消費税
  • 社会保険料預り金も修正記入で消す
  • 法人税等=仮払法人税等 + 未払法事税等
  • 修正記入する減価償却累計額は、当期に発生した減価償却費となり、精算表下部の減価償却費は、その当期に発生した減価償却費(合計額)となる。

精算表の下部

勘定科目 残高試算表 修正記入 損益計算書 貸借対照表
借方 貸方 借方 貸方 借方 貸方 借方 貸方
当座借越 資産 100 100
雑益 収益 100 100
雑損 収益 100 100
貸倒引当金繰入 費用 10 10
減価償却費 費用 20 20
前払○○ 資産 100 100
未収○○ 資産 100 100
貯蔵品 資産 100 100
未払○○ 負債 100 100
前受○○ 負債 100 100
法人税等 費用 100 100
未払法人税等 負債 100 100
当期純利益 収益 100
当期純損失 収益 100
  • 現金過不足は消したうえで、雑益、または雑損へ。
  • ここでの未払○○は、当期において未だ受け取っていない利息分のことである。
  • 前払○○は次期の分について払った分のことである。
  • 貸倒引当金繰入、減価償却費、法人税等は当期発生費用を書いているにすぎず、それぞれ、貸倒引当金、減価償却累計額に加算、法人税等は未払法人税等に引き継がれます。
  • 当期の貸倒引当金 = 試算表の貸倒引当金 + 修正表の貸倒引当金繰入
  • 減価償却費を毎月計上している→4月~2月は残高試算表に計上されているから、修正表の減価償却費には1月分のみ(3月決算の場合)

精算表問題の注意点

  • 精算表上部(上記で言えば固定資産税売却損まで)ついては残高試算表を基準に増減を書けば良い。
  • 精算表下部については、精算表上部の修正記入と調整を意識すれば借方、貸方の位置に迷っても解くことができる。