PageSpeed Insightsの数値の実態 本当に重要か

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Googleの提供するウェブサイト速度評価サイト、PageSpeed Insights

PageSpeed Insights

高いほうが良いのですが、実際のところ重要かどうか。。?

実はこのサイトは、自分のサイトに限らずどのサイトも調査できる。そこで、様々な大手サイトを調査し、必要か調査します。

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Google系列

当のgoogle系列サイトを調査。

PageSpeed Insights

モバイルスコア 改善できる項目 短縮できる時間 指標テスト
91
使用していない JavaScript の削除 1.51 s 合格していません
レンダリングを妨げるリソースの除外 0.92 s
スコアは高いものの、“当の調査サイトがJavaScriptの削除をしろ”と…しかも、合格していない。

Google.com

モバイルスコア 改善できる項目 短縮できる時間 指標テスト
82
使用していない JavaScript の削除 1.16 s 合格
アニメーション コンテンツでの動画フォーマットの使用 0.3 s
アニメーションGifを使うなと言われている…

Youtube

モバイルスコア 改善できる項目 短縮できる時間 指標テスト
29
使用していない JavaScript の削除 2.25 s 合格していません
使用していない CSS を削除してください 0.6 s
この結果には大いに驚きました・・。天下のYoutubeの結果がこれとは・・でも、あまりスコアは気にしなくて良いのかもしれません。と言うのもYoutbeアプリがありますから。ですが、、PCスコアが、29という極めて低いスコアに。AmazonのPCスコアが94であることに比べると低すぎるのではなかろうか?

developers.google.com

モバイルスコア 改善できる項目 短縮できる時間 指標テスト
42 レンダリングを妨げるリソースの除外 2.77 s 合格していません
使用していない JavaScript の削除 1.32 s
googleの開発者向けサイト。スコアは赤く低い。目的があって見るサイトなので構わないのかも?

Search Console (ログイン前ページ)

モバイルスコア 改善できる項目 短縮できる時間 指標テスト
74 オフスクリーン画像の遅延読み込み 2.25 s 合格
次世代フォーマットでの画像の配信 1.995 s
画像の読み込みタイミングについて警告を受けている。

Adsense (ログイン前ページ)

モバイルスコア 改善できる項目 短縮できる時間 指標テスト
38 使用していない JavaScript の削除 2.79 s 合格
レンダリングを妨げるリソースの除外 1.41 s
低い…ただ、これも目的がある人のみなので良いのかもしれません。

Admob (ログイン前ページ)

モバイルスコア 改善できる項目 短縮できる時間 指標テスト
58 使用していない JavaScript の削除 2.37 s 合格していません
レンダリングを妨げるリソースの除外 1.5 s
モバイルアプリ向けアドセンスサイト。これも目的ある人のみ。

Alphabet本社

モバイルスコア 改善できる項目 短縮できる時間 指標テスト
99 レンダリングを妨げるリソースの除外 0.76 s 合格
   
文句なしのサイト。ただし、ほとんど何もないサイトなので当たり前か。。

Googleのデータか

目的が合って訪れるタイプのサイトは、見た目や機能を重視した結果としてスコアが低くなっている。訪れる人が全てのサイトの中で最も多いgoogle.comのスコアは82であった。また、「使用していない JavaScript の削除」についても1秒弱の減点がある。このことから、スコアは80台で十分であり、JavaScriptについても1秒弱であれば許容されるのではないかと、予想される。

その他大型サイト

Amazon.co.jp

モバイルスコア 改善できる項目 短縮できる時間 指標テスト
50 次世代フォーマットでの画像の配信 3.45 s 合格していません
効率的な画像フォーマット 2.55 s
商品画像のフォーマット警告が多いようです。PCスコアは94と高い。50ではありますがこちらもアプリ使用を促しているため、重視していないのかもしれません。

楽天

モバイルスコア 改善できる項目 短縮できる時間 指標テスト
10 オフスクリーン画像の遅延読み込み 18.65 s 合格していません
次世代フォーマットでの画像の配信 8.76 s
衝撃の10点。大丈夫なのか…。アプリ使用を促しているものの心配になる数値。通販サイトは画像でスコアを下げる傾向がある。登録時に圧縮し直すような仕様に変更してみては?などと思う。PCスコアも29と低い。

Yahoo

モバイルスコア 改善できる項目 短縮できる時間 指標テスト
24 使用していない JavaScript の削除 0.75 s 合格
オフスクリーン画像の遅延読み込み 0.62 s
改善項目の時間は少ないがスコアは低い。PCは89と高い。

Wikipedia

モバイルスコア 改善できる項目 短縮できる時間 指標テスト
76 複数のページ リダイレクトの回避 0.96 s 合格
使用していない JavaScript の削除 0.3 s
PCのスコアも99と高い。寄付で成り立っているサイトでアクセ数も多い中、改善の努力を感じました。

食べログ

モバイルスコア 改善できる項目 短縮できる時間 指標テスト
16 オフスクリーン画像の遅延読み込み 21.81 s 合格していません
次世代フォーマットでの画像の配信 15.72 s
PCも29と低い。アプリがあるとはいえ・・。サーバーの応答時間も1秒程度。直したほうが良いのでは・・。

じゃらんネット

モバイルスコア 改善できる項目 短縮できる時間 指標テスト
8 オフスクリーン画像の遅延読み込み 8.55 s 合格していません
次世代フォーマットでの画像の配信 7.95 s
信じられない低さ。画像はやはり問題か。。?

PageSpeed Insightsで改善すべきことは?

大手サイトはスコアが低いサイトも多い。Amazonなどはアプリを利用している人も多いので良いと思われるが、食べログなどはアプリ利用者が多いのだろうか・・?

結果から推測されるすべきことは以下の通り

  • 「JavaScript の削除」を1秒前後に抑える。
  • 画像サイズに注意する。表示幅が300であるのに、画像サイズが1600等ではサイトが重くなってしまいます。画像の読み込みについてはLazy Loadを用いることでも対応できます。
  • レンダリングを妨げるリソースの除外についても1秒前後に抑える。
  • 大手サイトのスコアから見るに必要以上に意識する必要はないと考えられる。
  • どの大手サイトもレスポンス遅延の占める割合は低いことから、遅延対策は必要。

と言ったところでしょうか。

有名まとめサイトや新聞社のサイト等も10点台20点台と高くない。

つまり、、スコア自体は重要ではなく、その内訳、特にサイトレスポンスによる遅延の改善が重要と考えられます。この問題はサーバーのプラン変更や事業者の変更等で対応します。